あさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

宝島(2018年製作の映画)

5.0

カメラがそこに存在しているはずなのに映っているのは活き活きとバカンスを楽しむ人達ですごい不思議。映像という概念を超えて、ひと夏のレジャー施設の空間と時間をそのまま体験できるような作品になってる。
観終
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バットマン(1989年製作の映画)

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序盤のティムバートンの作り上げるゴッサムシティの世界観が理想的すぎる。
ジャック・ニコルソンのジョーカーもヒースやホアキンとは別のベクトルでキレキレで見てて楽しかった。小道具含め全体的に漫画的と言うか
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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内容はなんとか理解できたけどストーリーを把握するのに精一杯だった。
もう一度鑑賞したい。
「ドラッグでもなんでもやったら話して欲しい」と娘に伝えるカラムの境遇とか思いを後から考えるとすごく苦しくなった
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ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

4.0

将軍を銃殺から怒涛の銃撃戦に発展するまでの数秒の沈黙が超良かった。
初のサム・ペキンパー作品鑑賞。思っていたよりもアウトロー達の友情はウェットで、男達の人間ドラマと暴力や死に対するドライさの共存する感
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

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日本の難民認定率は異様に低い。在留資格の更新ができないと就労も無許可での県外への移動もできなくなるという理不尽さ。
進学や就労など当たり前の権利が奪われている人々がいる中でどこまでも他人事な日本人。解
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.3

故郷テキサスで落ち目の元ポルノ俳優が女優の逸材を見つけ業界に返り咲こうとする。
主人公が突き抜けて利己的なクズでその場しのぎの言動で周囲を巻き込んで行くのが面白く、必ずしも因果応報とならないところが単
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瀉血(2022年製作の映画)

4.0

暴力を振るってくる兄に過干渉すぎる母親。人間の体は器にすぎず先祖から祖父、父親、兄と自分へと流れてきた汚れた血は自分にも必ず暴力という衝動を起こさせる。塾の憧れのクラスメイトを真似ることで必死に自分以>>続きを読む

オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

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ラストのロングショットのカッコ良さすごい。
『友だちのうちはどこ?』の出演者の安否を確かめるという設定の『そして人生は続く』に出演する夫婦役2人のラブストーリーの本作。
キアロスタミは自然を美しく画面
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

面白い!最終目的の達成のために次々とミッションをこなしていくシンプルなおつかいもの構成だけど、魔法やチームワークを駆使したアクションに良い塩梅のギャグを絡めて圧倒的テンポ感で物語を進めてくれるからずっ>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

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暴力は何があっても否定されるべきだし、認めちゃいけないけど何故か魅せられてしまう不思議。劇中の菅田将暉とポジション的には同じなのかも。

乱れる(1964年製作の映画)

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電車の中で加山雄三が距離を縮めていくシークエンス、単純だけど映像的で面白い。