Rodriguezさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018年製作の映画)

3.5

脅威のインフラを敷設する行程はITというよりも、まさに土木業。
出資者との交渉、工程管理、地権者折衝はゴールを夢見る男の冒険に見えた。
ジェシー・アイゼンバーグの早口は「ソーシャルネットワーク」並みに
>>続きを読む

ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(1997年製作の映画)

3.2

再選時期に招いた大統領本人のスキャンダルをホワイトハウスの裏フィクサーとハリウッドの名プロデューサーが素早く工作する話がベースのブラックコメディ。
愛国心を盛り上げる数々の演出が笑ってしまう。中でもw
>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.7

神父による性的虐待事件を綿密な取材により公表した2001年、事実に基づく映画化。
マーク・ラファロが演じる記者が「ゾディアック」を彷彿とさせる。
社会派作品だがエンタテイメント作として成功しているのは
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

名探偵役のダニエル・クレイグだが、ジェイムスボンドを全く感じさせない演技に感嘆してしまった。役作りに少し太った?
遺産相続+殺人+トリック+真犯人+豪華な名優たち、面白くない筈がない。
オカルト的因縁
>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.9

「エイリアン」の得体の知れぬ恐怖と「ゼログラビティ」の窒息感と孤立感が合わさって、もう最悪の展開に…
超一流の俳優陣。
コレは観る価値ある!

グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)

3.5

舞台がよろしい。
メキシコとしか表記がないけど下手に観光マリアッチなティファナとかじゃないのがリアリティあるね。
コメディとジャンル分けしているが、そこまでドタバタしておらずバランスが取れている誘拐ク
>>続きを読む

フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.6

異国の地で捜査に立ち向かう黒人CIAエージェントと憎めないスリの兄ちゃんのコンビネーションが楽しい。
CIAといっても叩き上げの刑事というキャラ。
腐敗しまくっている現地警察を叩くストーリーはまあよく
>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.8

プチ感動。
凍死者も出るほど極寒のシンシナティ。
公立図書館を出たくないホームレス約100名と図書館職員が話の流れで立てこもってしまう事に。
ホームレスや職員、市民たちの暖かな心を感じる秀作。
脚本、
>>続きを読む

野蛮なやつら SAVAGES(2012年製作の映画)

3.8

ラグナビーチにティファナ、メキシコの麻薬カルテルとインテリ大麻製造者、FBI。
本来ならばタランティーノが得意なロケ地。
オリバー・ストーンの手にかかるとキックアスのあいつもCOOLに変身だな。
ラス
>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.7

ミステリーと思いきや、人種をテーマにしたシリアスドラマ。
日本では成り立たないストーリーですね。
養父母やハイスクールからの期待と希望を背負うばかりに良い子を演じているのか、それとも心の奥深くに潜むモ
>>続きを読む

THE INFORMER/三秒間の死角(2019年製作の映画)

3.3

潜入捜査モノだけどFBI、NYPD、ギャングの立ち位置や任務の変化が混み入っててスッキリしない!
最後のクライブオーウェン、コレもストレートに理解し難いな。

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.0

こういう題材にはリュックベッソンはそつが無いと言うかエンタメ力が高いと言うか。
主演のサッシャ・ルスをはじめ、ベテラン勢のヘレン・ミレンやキリアン・マーフィー等、キャスティングが大変素晴らしいので格と
>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

女性アンカー、キャスターたちの心の葛藤が非常にリアル。
apple TVオリジナルドラマ「ザ・モーニングショー」でも類似テーマを扱っていたが、この「スキャンダル」はメジャー局での実話なので遥かにショッ
>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

3.6

とても悲しいSF。
主人公が最後に記憶の世界で幸せになれたのが唯一の救いかも。

ブリッツ(2011年製作の映画)

3.8

ジェイソン・ステイサム的には控えめのアクションムービーだったが、最近のが(ワイルドスピード等)アクロバットなスーパーマンっぷりが普通になってきてるので逆に身の丈を感じて楽しめる作品。

カンザス・シティ(1996年製作の映画)

4.0

1930年代のカンザスシティー。
JAZZと不正選挙とギャングと誘拐と、まるで群像劇のような構成だけどロバート・アルトマンにしてはシンプルな方かも。
JAZZクラブの出演者は全て本物のミュージシャン。
>>続きを読む

ハイ・ライズ(2015年製作の映画)

2.7

スーパーマーケットやプールも完備した近未来型タワーマンションという設定だが普通にあるじゃんという感想。
どうも世界観に入り込みにくかった。
住人同士の交流はとても面倒臭い筈なんだが絡むねー皆さん。
>>続きを読む

バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

3.8

あの国連幹部や大企業が人道的施策である石油食料交換プログラムを食いものにしていたとは驚きしかない。
告発した主人公を軸にサスペンス調に仕上げた良質な作品。
大変GOOD。

https://www.w
>>続きを読む

ロボット(2010年製作の映画)

3.3

さすがインド映画。
いきなりダンスのキレも良いし、今となってはほんの少しチープなCGも笑って許せる。
インド映画は「きっと、うまくいく」や「マダムインニューヨーク」とか数々の秀作があるし深掘りする価値
>>続きを読む

クライシス・オブ・アメリカ(2004年製作の映画)

3.8

後遺症に悩む湾岸戦争の退役軍人たち、エゴの塊である女性議員、チップによりコントロールされるその息子、謎を追う主人公(デンゼルワシントン)までもが後半は妄想に取り憑かれたように。迫真の演技。
こういうの
>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.6

ベトナム戦争、戦地での公的機関によるリアルな報告書を巡り上場したばかりのワシントンポスト誌が企業生命をかけて報道の可否を…というスリリングなストーリー。
スピルバーグの手に掛かり、物凄くポジティブな作
>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.6

軽い感じで観流せるボディガード系クライムアクションコメディ。
悪くはないけど、デュコビッチは別にゲイリー・オールドマンでなくてもよかったのでは。
続編も完成しているがコロナ禍影響で公開未定との事。

ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.8

ニューヨークが舞台、元老舗BOOKSTORE店主にウッディアレン、花屋だけど粋なジゴロにジョンタトゥーロ。
懐かしのバネッサパラディにシャロンストーン。
面白くない筈がない。
珍しくウッディアレンが監
>>続きを読む

ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

3.5

ハズレのないリーアム・ニーソン。
珍しくグダグダな人格で人生を持ち崩した役だったが後半からの巻き返しはさすが。

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.1

1968年、反戦運動。暴動扇動の共謀罪に問われた7名の運動家リーダーの裁判。
事実に基づくストーリー、最高のアクターたちの鬼気迫る演技に最後まで釘付けになった。
暴動を正論で反論する姿勢には反対だけど
>>続きを読む

リズム・セクション(2019年製作の映画)

3.5

ブレイク・ライヴリーが暗殺者役?となっていたが、よくあるCIAモノのような殺しのエキスパートではなく、グダグダなところが逆に良い。
こいつ、木下優樹菜に似てるのでどうも気が散ってしまった。

サンパウロ、世界で最も有名な娼婦(2011年製作の映画)

3.7

自分を変えたくて、一応成功して、引退もできて著書が25万部も売れたという実在娼婦の伝記作品。
サンパウロという舞台もイイ。
根暗な高校生だったラクエルがあれほどまでに変わるというのが凄い。

エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.5

最終回の直後から始まるジェシー・ピンクマンがメインの続編。
ウォルターにも長生きして欲しかったけど、それはもう仕方ないので解放されたピンクマンの人生に期待していたから想定通りのストーリーだったし、フラ
>>続きを読む

マイル22(2018年製作の映画)

4.0

並のCIAモノとは緊張感が違う。
あちこちの作品で見かけるマーク・ウォールバーグだが役柄にもマッチしていてGOOD。
大使館も安心できないのと、ロシア怒らすとおっかない事を学習。

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.1

何世紀も生き抜いてきた不死のチーム、というありそうな設定だけど、中東戦争・CIA・腹黒い製薬会社などが組み合わさり新しい感覚のアクション作品に。
まあまあかな。

サンティネル(2021年製作の映画)

3.3

オルガ・キュレリンコにしては異色のサイレントハードボイルド。
イラクでの任務で負ったトラウマとか、もうちょい深掘りがあれば。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.8

正しい行動。
その勇気に頭が下がる。
オリバーストーンの手腕も凄い。
何よりもスノーデンを支えたリンゼイが一番イイやつ!

ブラックハット(2015年製作の映画)

3.6

マイケル・マンに期待しての鑑賞。
GOOD。
『HEART』のあの温度感、重圧さは健在。
アベンジャーズぐらいしかイメージの湧かないクリス・ヘムズワースだが敵役だったかも。

インサイド・マン(2006年製作の映画)

4.0

銀行強盗モノの中ではピカイチ。
昔観た作品だけど、内容をすっかり忘れてしまっていた。
GOOD。
続編は評判良くないみたい。
観るけど。

ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

4.0

しがない元歌手がコメディアンからムービースターに這い上がったルディ・レイ・ムーアのサクセスストーリーをエディ・マーフィーが演じる快作。
ソウルミュージック全盛の時代背景を再現していて、今となってはおか
>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.9

よく出来たストーリー。
ジェニファーローレンス。
「X-menシリーズ」「世界にひとつのプレイバック」「アメリカンハッスル」等々の名女優だが、群を抜いた体当たりな役どころに感服してしまう。
GOOD。