Romaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

2.5

途中まで面白かったんだけどなあ
MV畑の監督らしく、凝った撮り方の引出しが豊富

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.5

あくまでも視点は白人の側にあるが、南部州における当時の実態を描き出してはいるのだろう。
家政婦(ヘルプ)と言っても、子育てという側面が鍵になっているのが面白い。白人の母親は接し方が分からず、子供は黒人
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ケロッグ博士(1994年製作の映画)

3.5

これはかなり面白い発見だった。

ケロッグの創業者は、アドヴェンティストというプロテスタント系新興宗派の信奉者にして、菜食主義者で、独自の健康法や性教育に熱心だったようだが、電気風呂なんか銭湯で現役だ
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30年後の同窓会(2017年製作の映画)

1.0

作り手のスタンスをはっきりさせずに社会問題を乱暴に垂れ流すのは不快。人のふんどしを借りるだけでは反戦にはならないし、結局は愛国者への敬意を示さざるを得ないというしがらみを感じるエンディングだった。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.5

現代人の寓話として秀逸で、創作意欲を取り戻すところに回帰するのは、作り手としての愛を感じた。ややご都合主義なのはご愛嬌。どう見ても後撮り?の父娘のシーンは蛇足だったかな…

調べてみると、エンドロール
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

これだけ重みのある日本映画が作られた意義は大きい

アシスタント(2019年製作の映画)

-

核心が描かれないどころか、主人公が業務をこなす一日を淡々と映し出す。人に会ってもアメリカ的なスモールトークもほとんどなく、ただただ息苦しい。疎外感しかない職場にあって機転よく雑務をこなす姿がまた痛々し>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自由自在に画が動き、物の質感を感じさせるジブリ特有の描写を集大成している点において、おそらくこれはアニメーターの技術継承のためであり、後身を目指す者へ向けて作ったのではないかと思う。
難解で悪い夢を見
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

これまでの是枝映画と比べると、最後にカタルシスを持ってきたのが構成の妙。怪物だーれだ?の刷り込みが強いために、前半のミスリードがやや過剰だとも感じてしまうが、結局二人が考案したそのゲームが端的にテーマ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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視覚情報が忙しないが、惑わされずに感じ入ろう。素敵なファミリーカンフー映画です

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

4.0

監督自身の体験がベースにあるそうだが、どこまでも正直で心に響く映画だった。
肉体の死と実存の死は必ずしも一致せず、時間を掛けて誰かを失っていくことがある。同じ事が愛情についても対比されているのかもしれ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

噂に違わぬ、挑発的な映画だった。サイコスリラーの装いをしつつ、問い掛けるテーマを散りばめてくる。あちこちが示唆的で集中力を要する…特に字幕を追いかけのはややしんどい。
こういう映画だった、と一括りに断
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.0

介助する側の人間味も含めて、ありのままに描かれているのが良い。
しかし、やはり邦題テロが過ぎる(あらすじとしてもミスリード)ポスターも日本版のみチープに改悪する必要はあるのか