キョン太さんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

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マシニスト(2004年製作の映画)

3.3

噂に違わぬゲッソリぶり。クリスチャン・ベールはやれるとこまでとことんやる俳優だなあ……というのが感想として一番に来てしまう。

なぜか眠れなくなって一年、誰にあっても体は大丈夫なのか心配される男、トレ
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カウントダウン・トゥ・デス(2016年製作の映画)

2.9

型破りな暴れ刑事がバディと事件解決系の王道ストーリーに筋肉を増量。
行って暴れて行って暴れて。ってな感じ。
プロレスラーの人が主演しているようだけど、演技は問題なし。
暴れぶりも見応えがあっていい。
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幸せをつかむ歌(2015年製作の映画)

3.3

家族よりも夢、母や妻でいるよりも歌う道を選んだ母ちゃんが、子供たちの人生の岐路に立ち会う話。

なにがあっても親子は親子。
家族の形は人生が過ぎていくごとに変わっていくけど、必要な時にはメンバーの再集
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ハート・オブ・マン(2019年製作の映画)

3.3

2000年の作品、ハートオブウーマンの男女逆転版。
スポーツ選手の代理人をしている主人公アリが、男性だらけの会社で「男に負けるもんか」とバリバリはたらいていたら、ひょんなことから男性の心のうちが聞こえ
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バイス(2018年製作の映画)

3.7

実在かつ存命の元副大統領、ディック・チェイニーの歩んだ政治家としての道のりを、「出来る限り正確に」描いた映画。
アメリカ国民ではないので、理解が難しい部分は多い。けれど、政治家とは一体誰の為に、なんの
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.9

かつての恋人だった作家の男から、一篇の小説が送られてくる。
ノクターナル・アニマルズと題された作中作と、二人の恋愛が辿った破綻までの道が交互に映し出されていくというスタイルの、高度な復讐劇。

送られ
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アンノウン・ボディーズ(2017年製作の映画)

2.5

死体がゴロゴロ見つかり、犯人を刑事が追う話。
もう少し飛ばしてもいいのでは、ってくらい捜査のシーンが長い。
その割には真犯人についてはかなりぎゅっとしていて微妙な感じ。
犯人はこいつだな、の香りも強い
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かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.5

見えないと、見ないは違うものなんだなあ。

盲目の美しい妻と、甲斐甲斐しく世話をする夫。
妻は視力を取り戻し、新しくなった世界を楽しむが、夫はそれを受け入れられない。

ラストの呼び止めるシーン、そし
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ラスト・インパクト(2018年製作の映画)

3.0

アホ度がものすごく高い、世界の危機救っちゃう?系コメディ。みんな見た目が完全にコメディ仕様で感心しちゃう。

作風にあった彩度の高い映像が楽しく、ラストも脱力の徹底的なアホ作品。観た後になんにも残らな
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堕落のススメ(2018年製作の映画)

3.3

自分がそれまで生きてきた道、選んできたもの、教えられてきたことで作り上げてきた世界について、これでいいのだろうか?という話だと思った。
誰しも、こんな疑問を抱くことはあるんじゃないかな。
主人公のアナ
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フローズン・ブレイク(2019年製作の映画)

2.0

あの状況であの程度で済むのかな、とモヤモヤする極寒映画。
映画というか、再現VTRみたいな薄味作品。

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.0

前田建設が好きになっちゃう!
マジンガーZの格納庫の設計、見積りなど、実際に受注を受けたらどうなるのか、マジな数字を出す。架空の建造物にプロが本気で挑む様がコミカルかつ大真面目に描かれていていく。実話
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キングダム(2019年製作の映画)

3.5

原作既読。
いわゆる実写化の中では大成功の部類だと思う。
キャストがしっかりキャラクターに寄せてあるし、ストーリーもうまくまとめてあるし。色々見せたい要素を詰め込み過ぎず、アクションのスピード感も良い
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.5

ゴリゴリのソシオパス的奥様と騙し騙され、真相を追い求めるお話。
アナ・ケンドリックとブレイク・ライヴリー、二人の醸し出す雰囲気のおかげか独特の空気があって面白い仕上がり。

ラストはぐるぐるした挙げ句
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

裏社会に生きた男の独白。
ほんのささいなことからマフィアたちの世界に足を踏み入れ、信頼され、期待に応え、たくさんの死と秘密とともに生きて、いまは一人。主人公フランクをロバート・デ・ニーロが中年~老年期
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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.5

いわゆるラブコメを毛嫌いしていた主人公が、目覚めたらラブコメヒロイン的状況になっていたコメディ。
汚い言葉に規制がかかったり、アダルトなシーンは飛ばされたり、夢はあるけど結構不自由な様子が楽しい。
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トールガール(2019年製作の映画)

3.3

187センチもある長身がコンプレックスな女の子が、スウェーデンからきた交換留学生(背の高いイケメン)と恋をしようとするが……というお話。
ただ生きているだけで他人からああだこうだ言われ続けるのは辛い。
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

正しい心を持った少年がヒーローに選ばれるも、そこはなんだかんだ少年、純真はあれど責任感はなく……って感じのコメディヒーロー作品。

親から手を離されてしまった悲しみ、愛されなかった記憶と、それでも受け
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ダーク・クライム(2016年製作の映画)

2.2

未解決の殺人事件、解決に繋がりそうな証拠が見つかり、捜査に乗り出す主人公。

こんなにも報われない様を見せつけられるとは。
あらゆる意味でスッキリできない上、証拠ビデオの映像がきつい。どんよりしたい人
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

シャーリーズ・セロンの長身が映えるスパイアクション映画。
とにかく見映えが良い。ドレス、酒、タバコ、殴りあい、血塗れ、全部が似合う。
謎の裏の裏の裏みたいなストーリー展開よりも、シャーリーズ・セロンの
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.6

世界から本当に悪いヤツを消す、という信念を行動にうつす6人組の話。
マイケル・ベイらしい、おそろしく派手な画面が映え放題で、どんだけ爆発好きなんだよとか、相変わらず串刺しが好きなんだなあとか、楽しく見
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サヴェッジ・ドッグ -闘犬-(2017年製作の映画)

3.0

ぶっ殺し放題の死屍累々。あちこちがもげまくる。
マルコ・サロールのリーチの長さにうっとり。咥え煙草も似合っている。

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.6

見たら死を招くなにかが突然現れ、視界を閉ざすことで生き抜く終末世界の物語。

敵の正体はわからず、目隠しをするしかない中、目隠しをしなくてもいい人たちが現れたり、子供が生まれたり、仲間を失ったりともう
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.8

第二次世界大戦の終わりに、10歳の少年だったジョジョの物語。
無邪気に世間の言うとおりを信じ、戦争に行くと息巻いている。
心の中の一番の親友はヒトラーで、彼の言うとおり爆弾を勇んで投げるけど……。
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.0

小説家のようなクリエイティブな人は、無から有を生み出すために精神を削らないといけないのかな。
戦争で悲惨な現場を体験し、瞑想と出会って辛い記憶を乗り越え再び筆をとり、でも成功に群がる人々やファンのつき
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ガンジスに還る(2016年製作の映画)

3.6

死期を悟って父親が解脱のために旅立ち、それに同行した息子がともに日々を過ごす話。

老人はまっすぐに終わりを見つめていて、まだ子育てや仕事に追われる現役世代の息子はなかなか決着のつかない日々にもやもや
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運び屋(2018年製作の映画)

3.6

仕事仕事で生きてきて、妻、娘とうまくいかなくなった男が、年をとりIT化の波に負けてなにもかも失うところから始まる物語。
麻薬の組織に見出だされ運び屋になり、大金を手にし、金の力の恩恵で人生の隙間を埋め
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.8

最後にあひゃーってなってしまったのは、主人公マーロの大変さにものすごく同情して手を差し伸べたくなったからなんだろうな。

既に二人の子供がいて、長男にはなにかしらの障害があり落ち着きがない。学校から呼
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テイキング・アース 地球侵略(2016年製作の映画)

1.5

ロボットのデザインは良かったなあ。
物語は昔の日本のアニメ的な感じで、演技にちょいと難あり。

ラスト、終わりかと思いきや終わらぬのがロードオブザリング以来の長さ。

デッドトリガー(2017年製作の映画)

1.3

びっくりするほどいいところがないゾンビ世界アクション大どんでん映画。

ゾンビ映画って低予算でもよく作られるし、しょーもない内容なことが多いけど、ここまでゾンビの出来が悪いのは珍しいかも。

ラストの
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喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

2.9

タイトルとジャケット写真から受ける印象と真逆の、結構な破滅を描いた映画。
実話なんだなあ……って戦いてしまう物語。

主人公の計画は、大胆ではあるものの油断しすぎで、嘘を重ね続けて壊れていってしまう。
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.2

戦時中、戦後の混沌としていた時代に孤独からファミリーを作り上げていった父と、それまでのやり方が少しずつ通じなくなり、変化の中で孤独の影に飲まれつつある息子。
どちらにも苦労はあって、どちらが幸せかなん
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.2

今さらながら初めてみた。けど、レトロではあっても古さは感じない。厚みのすごい映画だった!

マフィアという存在の善し悪しはおいといて、こんな風に生きる人々がいるのだと受け止め、偉大な父親の姿と、跡を継
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

男臭いレース実話映画。
経営が傾いたフォードが起死回生を図ろうとレーシングカー作りに挑み、この計画に抜擢された自動車バカがル・マンに出場する。

車を速くするのも、速く走らせるのも特別な才能が必要で、
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

トランスフォーマーの前日譚。
一人で先にやってきたバンブルビーと、彼を助けた女の子チャーリーの話。

とにかく登場人物がみんな可愛い。
チャーリーの抱えている悲しみ、寄り添ってくれるバンブルビーと隣の
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火の山のマリア(2015年製作の映画)

3.8

悲しいよなあ。
人の命はみんな同じ21グラムなのかもしれないけど、生まれた国、地域、家庭で辿る道筋はまったく変わる。

清潔で安全な家とか、毎日通う学校だとか、大人になってどんな仕事に就くとか、とにか
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