SayGoさんの映画レビュー・感想・評価

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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

2.9

まさに正当なる続編であり、1で描かれたその後のローマ帝国における反乱が描かれるスペクタクル超大作ではあった。

家族を王に奪われたシンプルなリベンジ作品だった前作と比較して、王の独裁政権が支配するロー
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.0

王の死の真相を知り、家族を殺された軍人がグラディエーターとして成り上がり復讐するまでを描く歴史スペクタクス映画。

2の鑑賞に向けての復習鑑賞。
公開時にみた時はかなり興奮した記憶があったが今見ると「
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先生!口裂け女です!(2023年製作の映画)

2.3

原チャリを盗んで半グレ集団に売り、お小遣いを稼いでいた高校生2人組は偶然、静かに暮らしていた口裂け女の原チャリを盗んでしまうことから友情を育んでいくという異色ホラーアクション映画。

評判が高いだけに
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.5

死罪を言い渡された十人の罪人が官軍の新発田藩進行の足止めを強いられる時代劇。

和製時代劇スーサイドスクワッド的な要素はその類が大好物な自分にはたまらないものだったが、そこまで楽しめる映画ではなかった
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動物界(2023年製作の映画)

5.0

こんなにも多様なジャンルの要素を混在させながら、
それらが高いレベル混ざり合い語り切られる映画は初めてだった。

1分1秒たりとも無駄のない脚本と演出は映画内で
直接語られない物語を語り上げ、
この
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BRUTAL(2018年製作の映画)

3.6

「男」殺人鬼と「女」殺人鬼の運命的な出会いと殺し合いを描くスプラッター・ラブストーリー。

予算事情を考えると作りは丁寧であり、肉片や生首など美術のクオリティに安さを感じ辛いので映画として飲み込みやす
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.3

富裕層いよる人間狩りに巻き込まれた男女12人を襲う
過酷なサバイブとリベンジが描かれるアクション映画。

バトルロイヤルものかと思ったが、
クライマックスでは繰り広げられるリベンジの土台や
偏見・身勝
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ワイルド7(2011年製作の映画)

3.1

法で裁けない犯罪者を「退治」する犯罪者集団で構成された政府組織ワイルド7の活躍が描かれるアクション映画。

ライムスター宇多丸さんの本作品批評が好きな自分は、久々に批評を聴いてからの鑑賞。

アバンタ
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劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)(2023年製作の映画)

3.1

肉体と精神を圧倒的に向上させる薬=天使の涙をマクガフィンに攻防が繰り広げられるシティーハンターの劇場版アニメ。

少し前にアトロクで話題になっていた気がしたので鑑賞したが、俄にはそこまで面白さを感じら
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バンバン!(2014年製作の映画)

3.8

映画「ナイト&デイ」のインドリメイク版。
アトロクで少し前に話題になっていたのを思い出し鑑賞。

やはりインドの味付けが強く、歌って踊るロマンスに「ナイト&デイってこんな感じだったっけ?」と思っていた
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.6

転売屋である主人公が、彼に恨みを持った人々からの集団狂気に襲われるスリラー作品。

前半は映画玄人黒沢清監督の手腕をこれでもかと見せつけられる。

「見せない」「語らない」ことの美学とでも言おうか、こ
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

5.0

行き着く中継ポイントでどれだけの女性と交わり、どんな行為をするかで競いながら、レース要素を組み込んだルールでAV監督兼男優達が戦うという10時間越えのAVを約2時間に編集した劇場版。

公開当初は舞台
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.4

宇多丸さんのシネマハスラーを聴いてたら観たくなってしまい鑑賞。

北野武バイオレンス作品が好きな自分とって、バイオレンス大喜利が繰り広げながら、如何に理論武装し相手に自分の正当性を強要するかの凌ぎ合い
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.3

はじめての鑑賞。

家庭とマイホームを持つ中年の男性が社交ダンスと出会い、活気を取り戻していく物語。

役所さんの演技があってこそ、主人公の実直さ、真面目さがあるからこそ、この物語は絶妙なバランスを保
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.9

こんなにもロマンチックで美しく、残酷なラブストーリーははじめて見た!

「ミュージカルではないよ。音楽が含まれているという、それだけだ」と監督が述べているのには納得させられた。

アーサーとリーが歌い
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告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

3.2

山で遭難した2人の男たち。
その関係がある告白を機に一変し、山小屋でのデスゲームがはじまる。

「世にも奇妙な物語」特にその劇場版が好きな人にはハマるだろう一作。

変に時間を引っ張るのではなく、1時
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.1

アメリカの分断と衝突を記者の視点から切り取ってみせるアクションスリラー。

アメリカの複雑な分断状況やトランプという存在を起点にいくらでもこの映画が現実になりうる中だからこそ、この作品が如何にセンセー
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

4.2

踊るシリーズ最新作は観る予定ではないが、お祭りに乗じて久々に鑑賞。

テレビドラマ映画としてではなく、映画としてやはり優れたエンターテイメント作品だと思っている。

警察だってサラリーマン!まるでブラ
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

-

何かを抱えた3人が生活を共にするなった年末のホリデーを通じてお互いを知り、一歩を踏み出すコメディドラマ。

他にもっと好きな映画は沢山あるが、それらとは比べられない思い出深い一作になった。だから採点は
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.7

シリーズ最高傑作であると共に日本映画界のアクションをネクストレベルに押し上げた。

ストーリーにとって無駄と言えば無駄だが、ちさととまちろの変わらぬ関係と着実に時を進めて歩んでいく様子が語られていく2
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劇場版 HUNTER×HUNTER The LAST MISSION(2013年製作の映画)

2.9

最新刊発売とまたHUNTER×HUNTER最初から読もうと決めたついでに久々に鑑賞。

この感じで毎年映画版作ってくれたら十分だな!というような及第点的な出来であり、約90分でしっかり新キャラの立ち位
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

2.9

目に障害を持つ男が宮廷内である事実を目の当たりにしてしまうことから物語が動き出す朝鮮王朝時代を舞台にしたサスペンス映画。

評判が高かったこともあって、物語の単調な展開とミニマムさに落胆。

主人公の
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.9

エイリアンってまだこんなに面白い映画になるのか!と終始楽しませてくれる傑作!

そこまでエイリアンファンではないが、シリーズを見ていれば確実に世界線が繋がる部分もありながらシリーズ初鑑賞の方のノイズに
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.5

最新作の復習も含めて4KUHDで鑑賞。

かなりスロースターターなドラマ展開なのに、なぜここまで飽きないのか!
畳み掛けるようなモンスターパニック要素はかなり後ろの方に容姿されているものの、未知の生物
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.3

こんなに主人公からカメラが、ドラマが離れない映画は見たことがない!
起承転結という型を取っ払い、主人公カナの言動と感情、そして、河合優実という2024年を代表するアイコニックな俳優がひたすら映画を牽引
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.8

久々に2作目リローデッドを鑑賞。
1作目で描かれなかった現実世界描写を大幅に拡張するだけでなく、ネオの救世主たる運命と選択を複雑なマトリックス世界のシステムと共に語っていく本作はやはり初見ファーストで
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マミー(2024年製作の映画)

3.7

和歌山カレー事件を親族、周辺人物の証言や当時の杜撰な証拠の数々から、林眞須美さんに下された死刑という最高裁判決に異議を唱えるドキュメンタリー作品。

まず劇場報告からすれば公開からほぼ1ヶ月経っている
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ゴーストライダー(2007年製作の映画)

2.9

BLACKHOLEの「フォールガイとスタントの世界」をみて、そういえばゴーストライダー見ていない…となり鑑賞。

あるスタントマンか父を救うため悪魔と契約し、色々ゴーストライダーになるまでの前半はかな
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キング・オブ・エジプト(2016年製作の映画)

2.9

記憶が間違っていなければ敬愛する高橋ヨシキさんがこの作品を好きだと発言していたので鑑賞。

暴君の反乱により王位を巡った神々が闘いがはじまり、恋人を救うため人間である主人公も暴君へ立ち向かうというアク
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エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス(1996年製作の映画)

3.0

これまで観てきた映画の中で最も下品で最も常軌を逸した映画だった。

ある殺人鬼がエボラの保菌者となり、行く先々でそのウイルスを撒き散らしていくという展開は「男の凶悪さ」に加えて「無意識な殺人」を行なっ
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.2

言葉を選ばずに言えば、
そのエンタメ性の高さと約2時間30分一切途切れることのない緊張感にひれ伏すのみのあまりに見事なポリティカル・サスペンス。

実際に韓国で起きたクーデターを元にあくまでフィクショ
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

3.0

シネマンションで少し話題に上がっていたので鑑賞。

あるカモの家族が色々あってジャマイカを目指して旅に出るというだけの物語だが思った以上に冒険度が強く、ヴィラン的はキャラクターも登場するのでハラハラ感
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.3

テニスで対峙する2人の男とその試合を見つめる1人の女性の関係を出会から今日までを遡ることでそれぞれの感情を明らかにしていく。

尖ったカメラワークと興奮を煽ってくるような劇伴で演出されるテニスシーンと
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.6

キム・ソンス監督最新作「ソウルの春」への歴史的予習として本作を再度の鑑賞。

独裁政権化の韓国の中で汚れ仕事を担当していたKCIA部長が大統領を暗殺するまでを描くスリラー。

劇中のセリフにもあるよう
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.1

ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と同一世界内で繰り広げられる物流テロを巡ったスペクタクルドラマ。

ドラマ2作品が近年の日本ドラマの中でも傑作に値するものだったので本作への期待値は高かったが、
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

5.0

またこの作品を観てしまった。
バトルロワイヤルに関しては特別編も含めて国内版DVDとBlu-rayだけでなく、海外の4KUHD版を持っているほどの偏愛レベルに好きだが、やはり今回見ても面白かった。
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