SayGoさんの映画レビュー・感想・評価

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ゆきてかへらぬ(2025年製作の映画)

2.9

ただ退屈な映画だった。

ヴィジュアル力と衣装のカッコ良さ、大正ならではの色気に釘つげになったのは30分程度で、その後の三角関係は文学的な装いこそあるが映像に反してロマンにかけていくようで時間を気にし
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.1

イウォークが可愛すぎる映画!
イウォークによって戦争の残酷さが唯一描写されているのもまたいい!

久々に見たらイウォークに夢中になってしまった!

サユリ(2024年製作の映画)

3.3

流石、白石晃士監督!
その一言に尽きる作品だが、もっとコメディに後半は寄っていくのかと思えば、なかなかにシリアスな、それこそJホラー的なドラマを展開していく部分には驚かされた。

ホラー演出時代にフレ
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#マンホール(2023年製作の映画)

2.9

マンホールに落ちた男がSNSを駆使して脱出を試みるソリッド・シチュエーション・スリラー。

評判通りアイドル映画と見せかけてなかなかにエグい内容と描写を多分に含みながら、中盤のある展開から見え方が一変
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Broken Rage(2024年製作の映画)

2.8

待望の北野武監督最新作。

同じ物語を前半は真面目に、後半はコメディにパロディしていくというこれまでに見たことがない実験的な作品で魅力はあるが、映画というよりフリの長い贅沢なコントだった。

とにかく
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

4.0

ジャパンプレミアで鑑賞。

間違えなくキャプテン・アメリカ映画であり、新しいキャプテン・アメリカだからこそ出来るスペクタクルアクションが満載。

こんなにハラハラ、ワクワクしたMCUは本当にいつぶりだ
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.7

何も情報を入れないで鑑賞したからこそ、前半シースエンスは衝撃的すぎた!

過剰なファンサービスには飽き飽きさせられる部分はあったが、最近の庵野秀明の傾向を踏まえれば納得!
同人誌的なノリではあるのの、
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正体(2024年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃいい映画だった。
殺人という冤罪を晴らすために主人公が脱獄し、自分を信じてくれる人間に助けられながらある目的を果たすという展開をスリリングに見せつつ、真相をギリギリまで隠すことでミステリー
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ブルーピリオド(2024年製作の映画)

3.7

不良青年である矢口八虎が絵画の世界に身を投じ、藝大入学を目指す一作。

矢口八虎が描く作品の良し悪しも、それが藝大への入学レベルなのかもわからないが
作品への自らの投影をドラマとしてしっかり語られる分
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もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年製作の映画)

2.9

コロナウイルスによって混乱した日本に、もしも歴史に名を残した偉人らによる「偉人内閣」が誕生したら…というとんでもエンタメ。

日本を代表する偉人たちが細かな説明をぶっ飛ばして猛スピードで政界のトップに
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それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン(2024年製作の映画)

3.0

公開当初から密かに話題になっていたのでかなりの期待を持って鑑賞したが、「なぜバイキンマンは諦めずにアンパンマンに立ち向かうのか?」という普遍的な作品への踏み込みまではなかった。

とはいえ、バイキンマ
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

1.8

本当につまんなかった。
というより、僕には全くハマらないホラー映画だった。

これまでのJホラーに対して逆張りしていくような見せない怖さは確かにあるが、ホラー史文脈で見て面白くても、怖くはなかった。
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拷問男(2012年製作の映画)

2.7

娘を殺された復讐のため、拷問を行う男の姿を描くドラマ作品。

勉強のための鑑賞だったが、拷問シーンは中々にエグい!
叩く、潰す、切るとどこか古き良き拷問な雰囲気があり、血生臭く痛い!
有刺鉄線浣腸引き
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箱男(2024年製作の映画)

3.7

ラスト5分が素晴らしい!

箱男とはなんなのか?
箱男を意識したものは箱男になることを切望するのか?

その部分を不明瞭にする本作はあまりにも難解なものだったが、「箱男とはなんなのか」という概念がラス
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マンイーター(2007年製作の映画)

2.2

秘境の地を訪れたクルージングツアー客を伝説の巨大ワニが襲うパニック映画。

登場人物が多い割にそれぞれの個性を家族や夫婦などの関係性、所持するアイテムや職業等で描き分けながら、ワニの登場をしっかり順序
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コマンドーニンジャ(2018年製作の映画)

3.2

元妻を殺され、娘を拉致されたコマンドーが与えられたニンジャの魂を呼び起こしながら巨悪に立ち向かうアクション映画。

めちゃくちゃな映画だが…最高です!

コマンドー、プレデター、ランボー、ターミネータ
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.3

シドニー・スウィーニー出てるの!?
という最後の一押しがあって鑑賞。

公開当初よりかなりの酷評を呼んだが、正直そこまで悪い作品ではなかった。

予期される死を防ぐべく、自分を境地に立たせるであろうテ
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.4

ワイルドスピードの10作目。

もう見ていて訳がわからない!!!

「こいつとの因縁、それでいいのかよ!」
「こいつってだれだっけ?」
「こいつなんで仲間になったんだっけ?」

9作目から時間が空くと
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.6

呪われた一家と呼ばれたプロレス界の伝説のファミリーの実話を共にしたドラマ。

最強を運命づけられたようなプロレス一家の繁栄が前半では語られていくが、後半ではその衰退というより急激な「破滅」が羅列されて
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(2025年製作の映画)

4.4

アフター6ジャンクション2の
宇多丸さん×吉田大八監督によるトークショー付き試写会にて鑑賞。

老人が食事を取るだけの日々が繰り返されるだけとも言える序盤なのに…なぜこんなに面白く、なぜこんなにも画面
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モンキーマン(2024年製作の映画)

3.5

家族を殺した権力者への復讐のため、男が高級売春宿キングスクラブに潜入するアクション映画。

荒削りというか惜しいポイントがドラマ演出では多く、特に何度も何度も繰り返される過去回想には「もうそんなに説明
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死画像(2015年製作の映画)

3.0

YouTubeの期間限定配信で鑑賞。
オムニバス形式で語られていく恐怖映像作品だが、この作品で唯一怖いのは6個目の「クニコ」。

怖いとは聞いていたが、画像でよくは見ていたが、実際に映像で見るとかなり
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

4.1

評判通りかなり面白い!

弱者を搾取する社会構造や権力者の隠蔽など現実に通じる要素をひとつまみ入れながらも、友情ドラマとその顛末でトランスフォーマーの物語を語り直す、語り始める本作は初心者でも楽しめる
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.0

今年の映画初め。

ポリコレでロマコメを楽しみ辛くなった現代ではここまでノイズなく「ベタなロマコメ」を楽しめるという一点だけでもかなりの良作!

主人公の2人もしっかりチャームがあり、冒頭のアバンタイ
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

2.9

ビデオレンタル店で働く高校生が主人公のドラマであることとタイトルで今年の映画館納め映画にしたが、ちょっと期待と違う青春ムービーだった。

映画を愛し、映画愛されたと信じ、友人までを見下す主人公のダメダ
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ドーターズ(2024年製作の映画)

3.3

投獄された父親が1日だけ娘に会い、ダンスを踊れるという刑務所のプログラムを追ったドキュメンタリー。

序盤はそれぞれの父娘の関係をそれぞれの視点によるインタビューで語っていくものとなっており、その説明
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1%er(2022年製作の映画)

3.6

北米版Blu-rayで鑑賞!

アクション映画における「リアル」とは何かを冒頭で語り、そのついになるように「本物のアクション俳優は強いんだよ!」と高らかに宣言するような終わりと劇中のアクション。面白か
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

2.2

シャマランの娘の「私、こういう演出も出来るんですよ!」というような可愛らしさが見る見るなくなり、シチュエーションスリラーと世界観も見る見る手に余っていくような作品であり、この手のジャンル映画は本当に手>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.2

旅行先で出会ったパトリック一家の家で休日を過ごすことになったベン一家を恐怖を襲うサイコホラー。

稲川淳二が「やだなー、こわいなー」を80分くらい言い続けてしまうだろう作品で、とにかく胸騒ぎがとまらな
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.4

ふらっと映画館で観た映画がこれだったら、どれだけ幸せだろう…と思わされる映画だった。

仕事とテロリストからの脅迫で板挟みな主人公が常に諦めずにテロを止めようと静かに奮闘する前半戦はちょーどいいハラハ
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.0

SSUではかなりまともな映画であり、これまでのシリーズ同様に00年代初頭のような捻りのない一作。

クレイブンはかなり見栄えが良く格好がいい!ダイナミズムとマーベル映画の中では暴力性のあるアクションシ
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朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

3.5

警察組織の不祥事という小さなミステリーが展開とともに複雑かつスケールを広げていく。

気がつくともう後戻りできない闇にまで足を踏み入れてしまうという怖さがあり、疑心暗鬼が充満するサスペンスフルなクライ
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

3.7

この映画が何を描きたいのか、何を映しているのか、を明示する事で意味を持たせるタイトルシーンに思わず泣けてしまった。
この作品は個人的にこのオープニングが最も映画的だったかと思う。

それ以降は娘の統合
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.6

狂愛してる映画。
漫画的に際立てられながらもしっかり実写映画としてのリアリティも醸す強烈なキャラクターたち。

そんな男たちが顔を揃える反社会組織の潜入捜査ものとなる本作は、主人公の身元がバレるかバレ
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