SayGoさんの映画レビュー・感想・評価

SayGo

SayGo

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

2.3

この映画は何を描きたいのだろうかと、退屈さの原因を終始考えさせられる2時間。

誰がスオミを誘拐したのか?

その結末に関しては、あからさまなミスリードと映像で説明される違和感からすぐ想像できるだけで
>>続きを読む

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.8

侍がタイムスリップする。
という下手すれば出オチになるだろうメインテーマを、笑えるコメディに繋げ、感動的でありながら愛と温かさに溢れすぎたエンディングに着地する本作。
確かに他の下品な作品に日本アカデ
>>続きを読む

マイキー(1991年製作の映画)

2.9

某動画配信サイトで念願の鑑賞!

両親のいない少年マイキーが、養子として自分を受け入れてくれる先々で殺人の限りを尽くしていく上映禁止映画。

マイキーにはほぼ可愛らしさはなく、言動はほぼ全てサイコパス
>>続きを読む

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.9

ステイサム、流石に強すぎるだろ!

リベンジものの多くは禍々しい事件が起点だが、詐欺というわりと小ぢんまりした事件をきっかけに壮大な復讐が始まるという…敵も可哀想かも…

詐欺をかけられたおばあちゃん
>>続きを読む

フライト・リスク(2024年製作の映画)

2.9

訳アリ3人によるほぼリアルタイム機内スリラー。

メルギブの監督最新作!
しかも、ジャンル作品!
となれば観に行かないわけには行かない。

内容そこ期待を大きく超えてこないTHE午後ロー作品だったが、
>>続きを読む

からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

3.5

僕の不遇な少年時代を救ってくれましたドラマシリーズの完結編となる本作には多大な期待を寄せてしまったが、いい出来ではあった。

主演の永野芽郁さん、高橋文哉さんのドラマシリーズを踏襲した、2人が成長した
>>続きを読む

極道恐怖大劇場 牛頭(2003年製作の映画)

2.7

最高の褒め言葉として
こんなに狂った映画は見たことがない!

ヤクザを殺す訓練をした犬だ!
ヤクザを殺す専用車だ!

とトチ狂った言動を繰り返す兄貴分を探して、殺すことを命じられた舎弟が直面するもはや
>>続きを読む

監督・ばんざい!(2007年製作の映画)

3.4

ふらっと流し見しようとしていたらしっかりと久々に鑑賞。

北野武という人間の内面をカオスともいえる映像描写と作品構造で描いたTAKESHIS'と本作は個人的には表裏一体であり、映画監督として、または芸
>>続きを読む

毒娘(2024年製作の映画)

1.6

家に住む家族を執拗に攻撃する謎の少女ちーちゃんの執着、それに憧れる娘の心情、行われる行為に対する大人の対応。

ドラマ内で重要な要素の全てに全く納得がいくものがなく、全く乗れない作品だった。

ちーち
>>続きを読む

ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.5

恋人を殺された復讐を果たすために、殺人犯をループされる1日を繰り返し殺し続ける男を描くSFドラマ。

恋人を殺された後を大胆に省いてループ世界での復讐劇に突入するという展開ゆえにドラマが内包するミステ
>>続きを読む

悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.7

70年代の深夜番組の生放送中に悪魔が降臨し、一大事に発展していくホラー映画。

過去に放送されたVTRということに真実味を持たせる映像の質感、提供画面のデザインはかなりいい出来!

番組とMCの紆余曲
>>続きを読む

トラップ(2024年製作の映画)

3.8

エンタメに全振りしたシャマランらしさもしっかりある傑作!

ある殺人鬼が仕組まれた罠からどう逃れていくか?

これが繰り返されるだけの展開なのだが、
シャマランの映画監督としての腕が光り、全く飽きが来
>>続きを読む

女虐(1996年製作の映画)

2.1

あるマッドサイエンティストの青年が人類を幸福にするために作った脳内麻薬物質を過剰分泌させる新薬を開発し、母が行う臨床試験の被験者に投与することで巻き起こる事件を描くスプラッタームービー。

正直、主人
>>続きを読む

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.3

ちょっと待ってというくらいに
マイキー・マディソが魅力的すぎる!
ちょっと好きになりすぎてしまった。

シンデレラストーリーかと思えば
怒涛の展開に発展し、先が全く見えなくなっていく後半とアノーラの人
>>続きを読む

ベニー・ラブズ・ユー(2019年製作の映画)

3.8

怖可愛い、ホラー版トイストーリーとして個人的にはかなりの傑作に思えた。

「おもちゃの恨みは怖い!」という根本テーマをオープニングシークエンスで手際よく語ったのに、いけすかない男と彼が愛したぬいぐるみ
>>続きを読む

ボルテスV レガシー(2024年製作の映画)

3.0

これがかっこいいんだ!
という制作者の愛と信念が詰まった実写としかいえない!

衣装、セット、VFX全てがもはや日本の特撮にすら及ばないレベルな部分は目立ったが、その勢いで走り切ったような潔い作品。
>>続きを読む

Demon City 鬼ゴロシ(2025年製作の映画)

2.9

原作未読。
バイオレンス描写に期待して鑑賞したものの、その点においてはよくある日本映画のレベルに収まったもので、使用する武器の物騒さに反して小綺麗な結末なので拍子抜け。

また、鬼が憑依したであろう主
>>続きを読む

ゆきてかへらぬ(2025年製作の映画)

2.9

ただ退屈な映画だった。

ヴィジュアル力と衣装のカッコ良さ、大正ならではの色気に釘つげになったのは30分程度で、その後の三角関係は文学的な装いこそあるが映像に反してロマンにかけていくようで時間を気にし
>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.1

イウォークが可愛すぎる映画!
イウォークによって戦争の残酷さが唯一描写されているのもまたいい!

久々に見たらイウォークに夢中になってしまった!

サユリ(2024年製作の映画)

3.3

流石、白石晃士監督!
その一言に尽きる作品だが、もっとコメディに後半は寄っていくのかと思えば、なかなかにシリアスな、それこそJホラー的なドラマを展開していく部分には驚かされた。

ホラー演出時代にフレ
>>続きを読む

#マンホール(2023年製作の映画)

2.9

マンホールに落ちた男がSNSを駆使して脱出を試みるソリッド・シチュエーション・スリラー。

評判通りアイドル映画と見せかけてなかなかにエグい内容と描写を多分に含みながら、中盤のある展開から見え方が一変
>>続きを読む

Broken Rage(2024年製作の映画)

2.8

待望の北野武監督最新作。

同じ物語を前半は真面目に、後半はコメディにパロディしていくというこれまでに見たことがない実験的な作品で魅力はあるが、映画というよりフリの長い贅沢なコントだった。

とにかく
>>続きを読む

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

4.0

ジャパンプレミアで鑑賞。

間違えなくキャプテン・アメリカ映画であり、新しいキャプテン・アメリカだからこそ出来るスペクタクルアクションが満載。

こんなにハラハラ、ワクワクしたMCUは本当にいつぶりだ
>>続きを読む

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.7

何も情報を入れないで鑑賞したからこそ、前半シースエンスは衝撃的すぎた!

過剰なファンサービスには飽き飽きさせられる部分はあったが、最近の庵野秀明の傾向を踏まえれば納得!
同人誌的なノリではあるのの、
>>続きを読む

正体(2024年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃいい映画だった。
殺人という冤罪を晴らすために主人公が脱獄し、自分を信じてくれる人間に助けられながらある目的を果たすという展開をスリリングに見せつつ、真相をギリギリまで隠すことでミステリー
>>続きを読む

ブルーピリオド(2024年製作の映画)

3.7

不良青年である矢口八虎が絵画の世界に身を投じ、藝大入学を目指す一作。

矢口八虎が描く作品の良し悪しも、それが藝大への入学レベルなのかもわからないが
作品への自らの投影をドラマとしてしっかり語られる分
>>続きを読む

もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年製作の映画)

2.9

コロナウイルスによって混乱した日本に、もしも歴史に名を残した偉人らによる「偉人内閣」が誕生したら…というとんでもエンタメ。

日本を代表する偉人たちが細かな説明をぶっ飛ばして猛スピードで政界のトップに
>>続きを読む

それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン(2024年製作の映画)

3.0

公開当初から密かに話題になっていたのでかなりの期待を持って鑑賞したが、「なぜバイキンマンは諦めずにアンパンマンに立ち向かうのか?」という普遍的な作品への踏み込みまではなかった。

とはいえ、バイキンマ
>>続きを読む

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

1.8

本当につまんなかった。
というより、僕には全くハマらないホラー映画だった。

これまでのJホラーに対して逆張りしていくような見せない怖さは確かにあるが、ホラー史文脈で見て面白くても、怖くはなかった。
>>続きを読む

拷問男(2012年製作の映画)

2.7

娘を殺された復讐のため、拷問を行う男の姿を描くドラマ作品。

勉強のための鑑賞だったが、拷問シーンは中々にエグい!
叩く、潰す、切るとどこか古き良き拷問な雰囲気があり、血生臭く痛い!
有刺鉄線浣腸引き
>>続きを読む

箱男(2024年製作の映画)

3.7

ラスト5分が素晴らしい!

箱男とはなんなのか?
箱男を意識したものは箱男になることを切望するのか?

その部分を不明瞭にする本作はあまりにも難解なものだったが、「箱男とはなんなのか」という概念がラス
>>続きを読む

マンイーター(2007年製作の映画)

2.2

秘境の地を訪れたクルージングツアー客を伝説の巨大ワニが襲うパニック映画。

登場人物が多い割にそれぞれの個性を家族や夫婦などの関係性、所持するアイテムや職業等で描き分けながら、ワニの登場をしっかり順序
>>続きを読む

コマンドーニンジャ(2018年製作の映画)

3.2

元妻を殺され、娘を拉致されたコマンドーが与えられたニンジャの魂を呼び起こしながら巨悪に立ち向かうアクション映画。

めちゃくちゃな映画だが…最高です!

コマンドー、プレデター、ランボー、ターミネータ
>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.3

シドニー・スウィーニー出てるの!?
という最後の一押しがあって鑑賞。

公開当初よりかなりの酷評を呼んだが、正直そこまで悪い作品ではなかった。

予期される死を防ぐべく、自分を境地に立たせるであろうテ
>>続きを読む