Seinaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Seina

Seina

映画(95)
ドラマ(0)
アニメ(0)

トールマン(2012年製作の映画)

5.0

ホラー映画の中にサスペンス映画その中に風刺映画が入っているマトリョーシカの様な作品。登場人物の立場によって知らされる情報、信じている情報が違うということろは現代社会を巧みに表現している。

プライドと偏見(2005年製作の映画)

5.0

かつてBBCでドラマ化され、映画化もされている作品だが、この作品が一番好きだ。音楽、映像、キーラ・ナイトレイのエリザベス・ベネット...全てが素晴らしい。原作は登場人物も多く、セリフも多いがこの映画で>>続きを読む

アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

2.8

ヴロースキンがジュード・ロウかと思えば、アベンジャーズエイジオブウルトロンでピエトロ役を演じていたアーロン=テイラー・ジョンソンで驚いた。玩具でできた様なデザイン、バレエ的な演出を主に楽しむ作品だと思>>続きを読む

マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.5

イケオジ(コリン・ファース)と年齢差ある美女(エマ・ストーン)という組み合わせは一昔前の映画作品風な並びでロマンチックさを感じる。"宗教嫌い"といわれているアレンらしく、「死の世界」に対する思想を巡っ>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.5

ウディ・アレンの描いたララランドといったところ。
ララランドではデイミアン・チャゼルはラストシーンをどんでん返しに仕立てあげたが、一線は超えなかった。カフェソサエティはあえて一線を越えてしまう。しかし
>>続きを読む

ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

4.5

エンドロールで出演していたアラン・リックマンの監督作品だと知って驚いた。時代モノロマンス映画によくありがちなドロドロした要素がなく、シンプルで温かい映画。アラン・リックマンの豊かさを感じられた作品。

ディス/コネクト(2012年製作の映画)

-

インターネットは時に恐ろしい面を見せることを描きたかったのだろうが、果たして本当にインターネットが悪かったのかという疑問を抱いたまま映画が終わってしまった。これは元々、現実世界で崩れかけていた人間関係>>続きを読む

高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.5

原作はオースティン『高慢と偏見』を改変した『高慢と偏見とゾンビ』という小説。この小説は元の『高慢と偏見』の文を8割を引用しており、映画でもBBCのドラマを意識しているともとれるシーンもいくつかあり、実>>続きを読む

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

5.0

原作は小説であり、映画でも「香り」という見えないものを表現するかというアプローチの仕方が見どころなのだろうが、単純に18世紀のフランスを舞台としたサスペンス映画として面白い。

並外れた嗅覚を持ち、た
>>続きを読む

劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/リチャード二世(2015年製作の映画)

5.0

高慢さが仇となり、崩れ去っていく王、リチャード二世だが、演じているベン・ウィショーがとにかく、魅力に溢れて美しく、儚い印象を与えている。あの柔らかい声でシェイクスピア作品の格調高い台詞が話されるのでう>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

トニーがピーターと接する中で、かつて許すことのできなかった父親と同じ気持ちを感じたりするシーンなど、『スパイダーマン』というMCU作品の中では新しく登場したヒーローの作品でありながら、『アイアンマン』>>続きを読む

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.0

『緋色の店』のリメイク作品。21世紀の『あしながおじさん』ともいえる作品(実際ベースにしているのは『高慢と偏見』だと思われる)。メグ・ライアンがとてもかわいい作品。

真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

2.8

見どころはフェルメールの時代の画家の用いた道具と映像の色合い。カメラ・オブ・スクラ(フェルメールが使っていた記録はないが)や画家が自身で絵具をつくるシーンなど、当時の画家の絵を仕上げるための過程を知る>>続きを読む