蓮實が褒め出してからのトニスコはキャリアの中では結構低調な時期に当たるんでないかと思うのだが。まあそれでも悪くはねえっすよ。
トム・クルーズのスター性を再確認できる。
ショットではなく、カッティングによって面白さを出している映画。その点が弱いか。
ますますクラシカルなホラー演出を志向するようになってきて頼もしい。
やっぱりここでも光の感覚が良い。陰惨な殺人描写は本家より上。マイケル君の来歴に拘ってしまったのが敗因かな。
でも、頑張ってますよ、このリメイクは。
ロブ・ゾンビは真面目にホラーを撮るので捨てがたい。ホラーに相応しい光の感覚をよく理解している。
カットを細かく割りたがる癖を直せば、かなりのものになると思うんだが。
VS人食いライオン映画。撮影がなんとジグモンド(仕事選べよ)で終盤の盛り上げが割と面白い。
ブレイク・ライヴリーのアップやスローは語りの間を持たせるための、間隙を埋めるためだけの空虚な画であって、他に撮るべきショットがない(演出方針が固まっていない)ということを端的に表している。
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