イメージと乖離した内実に困惑してしまったが、大して滑ることなく徹底したクオリティでそれを届けてくれているので全く文句は無い。本国では食傷気味らしいバイオレンスをこっちに舵切ったか。
すげー。レジェンド・オブ・ホラーって宣伝されるだけある。
アイコニックで強烈な描写、演出の数々とそれに頼り切ることのない構成の強さ。最後のシーン、観たことない自分でもどうやって笑わせたかまで知ってたく>>続きを読む
「アメリカのプロメテウス」「原爆の父」ことオッペンハイマーに否が応でも感情移入させられてしまう恐るべき映画の力をとても強固に宿している傑作。
「永遠の拷問に閉じ込める」「結果は遅れてやって来る」
プロ>>続きを読む
栗山千明と柴咲コウだけ他と一線を画したモノを纏ってる。端的な強さを描く映画で、女子の見せ場が目立っていて男女平等に強く弱く殺し殺される、フェミズム的側面も意外とある。冒頭と灯台の件の完成度が凄い。後者>>続きを読む
少し安っぽい。けど、「いつの間にか不可避になってる」というような余計に揺さぶらないタチの悪さが凄い笑
アメリカ家父長制の、「家」から出る、出さない、帰る、解体する、または新たに建てる物語。みんな身体が仕上がってる。
バイク事故や日本のホテル等とにかくウェット過ぎず淡々とした視座で描いてく。
長男の「父>>続きを読む
凄い典型的な西部劇で、自覚的だけど、だからこそ「カムバック!!」と女に叫ばれることなく主人公は不変の暴力性と共に去って行く。現代的なアプローチ。爆弾のリモコンの件とかかなり顕著。
コナー・マクレガーは>>続きを読む
こっちの方面に振り切ったのは正解。完全に新たなジャンルが生まれた。
個人的には『悪魔を見た』とか『新しき世界』とかの系統が好みではあるけど、そりゃこっちめちゃくちゃ人気出るよな、という感じだった。韓国映画的な暴力も残しつつ、しっかりアクション映画をやっててその上でマ・>>続きを読む
まず面白い。約束、そしてそれを守るという関係性を重厚に、静謐に、熱いブロマンスで描く。目で醸成するブロマンスはどれも良い。映画自体、約束と絆の関係性を重ねることで進んでいく。絆のニュアンス両方にフォー>>続きを読む
自信を持って切り捨てたい。更新に埋もれる形でなく、この時点でライブラリから削除したい、そんな気持ち。
ここまで酷いと寧ろ普遍性が顔を出す。会話に困らない。友人との帰り道は徹頭徹尾この映画の話をしていた>>続きを読む
もーんの凄いポップ。顔ぶれも豪華。
ホワイトストライプス
ニコラス・ケイジ早く来てくれ!!!!!
全部しょうもない。擁護がワンパターンしか無いのもしょうもない。つまらない。
すごく不躾な事を言うと『パージ』以上、『要塞警察』未満。ラストの意地の悪さは最高。
警察が機能を失った瞬間に命が危険に晒される社会。
設定しか知らなかったが、それでも全然分かりやすいぐらいに説明の鬼ではあるが、かえってテンポが悪くなっている。多分子供に合わせて見にくる親に合わせてる。
それぞれがバレてはいけない秘密があるという設定と>>続きを読む
過剰で圧倒的な不条理・悪趣味と、シュールな笑いを往来し続ける。シュルレアリスムサスペンス。
設定実験映画。
ホテルのパート面白過ぎる。
結局どっちもディストピアであると結論付けて、共通項でなく、互いを埋め合うことから愛が生まれるとはっきりと定義する。
エンドロールのさざなみは…
全員味が出てる
セックスマシーンが出てきた辺りから頭がおかしくなってくる。前情報無かったので尚更。後半の脚本で明らかにイカれた人が乱入してる。
楽しんで作ってたことが容易に想像がつくハイテンションさと>>続きを読む
寺島進が一番活きてるかもしれない。『HANA-BI』的なたけしのノンバーバルと余裕にやられる。ノンバーバルで繋ぐブロマンスも熱い。久石譲の音楽とは些かミスマッチではあったが、差し込まれるデニーの感情が>>続きを読む
暴力描写に思っていたような迫力はそこまで無かったが、厭さが凄い。カイテルが掻いてるシーンとか。
堕ちていくのではなく堕ちている、その人間の変化。ドキュメンタリー的な距離感が最後の教会でハーヴェイ・カイ>>続きを読む
『ダイ・ハード』のような泥臭さとは真逆をいく、ブルース・ウィリスからハードボイルドと渋さを現代西部劇で抽出。しかしクリストファー・ウォーケンがそれを凌駕しかねないカッコ良さを湛えてる。
全体的に気が早>>続きを読む