ヒダリーさんの映画レビュー・感想・評価

ヒダリー

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.4

人間であれば不可避の戦いを観ていたのだからと、例に漏れず我々観客もいつの間に引き込まれ、ぶん殴られている。
パワーの質が違う。

無名(2023年製作の映画)

1.9

ノーラン的な時系列シャッフルは編集ミスにしか見えない拙さ、やたらうるさくてくどい音楽の助けでようやくどんな事言ってるかが見えてくる日本語、酷い演技、韓国映画と競り合える描写0、頼みの綱のアクションは倍>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.1

白砂の如き不全を来した男性的機能をグラセフ的暴力性による雨で奪還を図り、行き過ぎて赤子へと回帰してしまう
自己の連続性、可塑性、不可逆性。
レスをこんな暴力的な方法で解放して、元いたあの頃に戻れる訳が
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.3

すげー…。ジャンプスケアの多さはいただけないが、時代設定とビジュアル面、演技の説得力が凄い。
作品のナンバリング上必然的に予定調和になってしまう本作を逆に「どうやってもこうなっていってしまう恐怖」で包
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貴公子(2023年製作の映画)

3.9

イメージと乖離した内実に困惑してしまったが、大して滑ることなく徹底したクオリティでそれを届けてくれているので全く文句は無い。本国では食傷気味らしいバイオレンスをこっちに舵切ったか。

オーメン(1976年製作の映画)

4.0

すげー。レジェンド・オブ・ホラーって宣伝されるだけある。
アイコニックで強烈な描写、演出の数々とそれに頼り切ることのない構成の強さ。最後のシーン、観たことない自分でもどうやって笑わせたかまで知ってたく
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呪怨(2002年製作の映画)

3.7

怖くはないが凄い、「リング」と手法が全く異なってるのが面白い。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.7

「アメリカのプロメテウス」「原爆の父」ことオッペンハイマーに否が応でも感情移入させられてしまう恐るべき映画の力をとても強固に宿している傑作。
「永遠の拷問に閉じ込める」「結果は遅れてやって来る」
プロ
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.7

栗山千明と柴咲コウだけ他と一線を画したモノを纏ってる。端的な強さを描く映画で、女子の見せ場が目立っていて男女平等に強く弱く殺し殺される、フェミズム的側面も意外とある。冒頭と灯台の件の完成度が凄い。後者>>続きを読む

呪怨(1999年製作の映画)

3.6

少し安っぽい。けど、「いつの間にか不可避になってる」というような余計に揺さぶらないタチの悪さが凄い笑

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

アメリカ家父長制の、「家」から出る、出さない、帰る、解体する、または新たに建てる物語。みんな身体が仕上がってる。
バイク事故や日本のホテル等とにかくウェット過ぎず淡々とした視座で描いてく。
長男の「父
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.9

凄い典型的な西部劇で、自覚的だけど、だからこそ「カムバック!!」と女に叫ばれることなく主人公は不変の暴力性と共に去って行く。現代的なアプローチ。爆弾のリモコンの件とかかなり顕著。
コナー・マクレガーは
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.1

こっちの方面に振り切ったのは正解。完全に新たなジャンルが生まれた。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

個人的には『悪魔を見た』とか『新しき世界』とかの系統が好みではあるけど、そりゃこっちめちゃくちゃ人気出るよな、という感じだった。韓国映画的な暴力も残しつつ、しっかりアクション映画をやっててその上でマ・>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.1

まず面白い。約束、そしてそれを守るという関係性を重厚に、静謐に、熱いブロマンスで描く。目で醸成するブロマンスはどれも良い。映画自体、約束と絆の関係性を重ねることで進んでいく。絆のニュアンス両方にフォー>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

-

自信を持って切り捨てたい。更新に埋もれる形でなく、この時点でライブラリから削除したい、そんな気持ち。
ここまで酷いと寧ろ普遍性が顔を出す。会話に困らない。友人との帰り道は徹頭徹尾この映画の話をしていた
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.9

ニコラス・ケイジ早く来てくれ!!!!!
全部しょうもない。擁護がワンパターンしか無いのもしょうもない。つまらない。

反撃/真夜中の処刑ゲーム(1983年製作の映画)

4.0

すごく不躾な事を言うと『パージ』以上、『要塞警察』未満。ラストの意地の悪さは最高。
警察が機能を失った瞬間に命が危険に晒される社会。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.4

設定しか知らなかったが、それでも全然分かりやすいぐらいに説明の鬼ではあるが、かえってテンポが悪くなっている。多分子供に合わせて見にくる親に合わせてる。
それぞれがバレてはいけない秘密があるという設定と
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.1

過剰で圧倒的な不条理・悪趣味と、シュールな笑いを往来し続ける。シュルレアリスムサスペンス。

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