TEPさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一人の科学者の伝記映画としてのクオリティは高かったが、おそらく日本のノーランファンを満足させるような映画ではなかったように感じた。
少なくとも個人的には全然満足出来なかった。

雨が水溜りに落ちて次々
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

伝説のSF映画のリメイク3部作のパート2として、文句のつけようのない素晴らしい出来だった。
観終わった後、デヴィッド・リンチに少し同情してしまったが、それでも間違いなく、リンチの「砂の惑星」があってこ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前半はヴェンダースっぽさのようなものを感じずに新鮮な気持ちで観ていたが、姪っ子が出てきたあたりから「パリ、テキサス」や「都会のアリス」で昔感じたヴェンダースっぽさが感じられて、懐かしかった。

ラスト
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

序盤から「怪物」というタイトルを観客に強く意識させる脚本と演出、そしてCMでも耳に残る「怪物だ〜れだ」のセリフの使い方はもう見事としか言いようがない。
そして終盤から徐々に明らかになる裏テーマが、序盤
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

初見の感想としては、面白かったけど、つまらなかった。
要所要所やディテールで心踊るシーンはあったけど、ストーリー全体としては人物描写が雑に感じられて、誰にも感情移入できない作りになっていたのが残念だっ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

途中から、異次元の脚本に脱帽だった。
初めてテレンス・マリックの映画を観たときの感覚を思い出したくらい、監督の画のイメージとつなぎ方にぞわっとした。

アップショットの力強さとそれに負けない役者の演技
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

記録用。
リアルタイムで中2から観ていたエヴァンゲリオン、やっと終わって晴々した気持ちと、少し寂しい気持ちが混ざり合っているが、庵野監督には本当におつかれさまと言いたい。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

自分らしく生きるということの価値を、秤にかけたくてもかけられない。
自分がもうずっと昔からそんな状態なんだなと、観終わってから感じてしまった。

役所広司の演技は格別に素晴らしく、表情をアップで撮らず
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真実(2019年製作の映画)

5.0

是枝監督の作品の中で一番好きな映画になった。
まだ上手く言葉にできないが、日本映画(是枝監督)の間やカット割、音楽の使い方がこんなに絶妙にハマるとは思っていなかった。
まったく新しい映画体験が出来た気
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

継続された世界観とテーマ、繊細に尽くされた映像美、金字塔と呼ばれた映画の続編として素晴らしい出来でした。
SFだと分かっていても、ラストに向けて出せない答えを出そうとする自分に気づいたとき、この映画は
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

音楽と映像のマッチングは比類ないと言ってよく、その斬新さに心奪われた前半だったけど、主人公のキャラクターとストーリー自体もとても丁寧に練られていて、特にラストにかけての展開とテンポが素晴らしかった。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

5.0

脚本、演技、演出、どれも素晴らしかった。
久しぶりに満点をつけられる邦画を見ることができた。

武曲 MUKOKU(2017年製作の映画)

3.0


原作を読んでいただけに、頭の中で比較しながら観てしまったからかもしれないが、村上虹郎演じる羽田に感情移入出来ないのが残念だった。
もっと羽田という少年の感情を、映像で描いて欲しかった。
逆に綾野剛演
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犬に名前をつける日(2015年製作の映画)

5.0

うちには震災の前後に生まれた福島の被災犬がいて、彼のような犬たちを助けてくれた人たちの活動の一端をこの目で見たくて、観に行きました。

スコアは映画の良い悪いではなく、知らなかったことを知ることができ
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