途中から、異次元の脚本に脱帽だった。
初めてテレンス・マリックの映画を観たときの感覚を思い出したくらい、監督の画のイメージとつなぎ方にぞわっとした。
アップショットの力強さとそれに負けない役者の演技も感動するレベルだった。
村上春樹の世界観やキャラクターも、個人的には損なうことなく映像化できていたと感じたし、賞をとったから観に行ってそんなでもなかったぐらいの感想になるかと思ったら、とんでもなかった。
もちろん音楽も素晴らしかった。
シーンやカットのスタートに合わせて入る、ドラムのゴーストノートが耳に心地よい曲のチョイスが、センス良すぎた。
久しぶりの5点満点。