近年稀に見る流血量のボディ・スラッシャー・ホラー。ストーリーこそ想像通りだけど、ディティールが異常に過剰で気持ち悪くてグッときた。
説教ホラー。頭のネジ外れたヒュー・グラントは一見の価値ありだけど、いくら狂ってもイケオジであることは隠しきれず。
80年代混沌のハーレム、理想に憑依するアウトサイダー、路上で寄り添う未成年。時代のエネルギーと空気感をそのまま缶詰にしたような。
インディーフィルムの快挙を貶めたくないのだけど、評判が過熱し過ぎている感は否めない。あと、内容はともかくせめて整音、ミキシングはもうちょっとやって〜
監督の自伝だと思うんだけど、アジアン・アメリカン界隈に対するディティールよりも2000年代初頭の記憶に対する郷愁の方が強い。
誰に感情移入すればいいのかフワフワする。ミレニアムーZ世代あるあるなギャグセンは割と好き。
1mmの救いもないサイコパス野郎を主人公にしてダークコメディが作れる70年代のアメリカ映画界の懐が深い。世のサレ妻が見たら発狂しそう