Xionglongshuさんの映画レビュー・感想・評価

Xionglongshu

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

スピード感に付いていくのがやっとという感じだが、迫力と緊張感はやはり刺激的。広島長崎の描写少ねえ〜
世界を壊してしまったって、オッピーは本当にそういうこと考えてたってことだろうか。アメリカにおける共産
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.7

途中寝そうになったけど天使と人間の世界が併存している設定は素敵でした。自我を持った天使
モノクロとカラーの移り変わり

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

パニック障害とかPMSなどのテーマを正面から撮っている映画を見たことがなかったので新鮮だった。

自分は幸いにも(今のところ)こういう心の不調が全面化するようなことはないが、現代人にとってすぐ隣の出来
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

結構ワクワクしました
娘のギターすげえとこ良かったな
マルーン5のボーカル、歌うますぎる

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

まぎれもない良い映画。喜怒哀楽には、何もない時間が必要なんだなあと思った。
セリフが少ないから、ひとつひとつのセリフの重量がある。
今この時の受け入れ。
銭湯や地下街など、東京はいい暮らしができる都市
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ずっと夕方みたいな感じがとても良くて、横長のスクリーンに映る乾いた風景の美しさと、ルドヴィゴ・エイナウディの音楽だけでも見入ってしまう。Macbookじゃなく映画館で見るべき映画でした。

あまり前情
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生きものの記録(1955年製作の映画)

4.0

家族数名の遠近ショット最高
工場燃やした後に、自分たち家族だけ助かろうとしていたことに気付くお父さんがとてもよかった。
ブラジルに農園持ってる人の顔黒すぎて笑った

ラストの精神病院のやけに急なスロー
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ気まずくて最高なシーンがたくさんあった。好物のダサいアメリカ系映画。
プールパーティーのシーン、最高につらかったな。
お父さんめちゃいい人。
カードゲームのプレゼント、送り迎えが絶対必要な
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.8

映像の色味とか動きはウォンカーウェイらしくて素敵。でもやっぱり香港の密度感はアメリカにはないんだな。人とものの、人と人の距離感がちがう。
でもやっぱり都会を撮るねえ〜。自分はついぞこういう、大人の都会
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

中学の時同級生が使ってた記憶のあるWinny。
こういう歴史があったとは知らなんだ。映画として楽しみながら理解できた。最後悲しい...
東出さんめちゃくちゃうまい。もっと彼の出てる作品は見たいですね。
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.9

相変わらずみんな無表情で面白かったが、これは不幸すぎるよ。
主人公の部屋が一番良かった。
刑務所で見せる笑顔も良かった。

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

設定は面白かった。
怖モノとしては村のおっちゃんの家に行ったあたりがピークで、あそこの緊張感はすごくよかった。

村のキャラクターがもう少し現実味があるとなお好きかな。

陽キャが全滅したあとの回想シ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
アオサギが話し始めるシーンからのワクワク。
あっちの世界に行ってからは、すこし展開が速くて、坂道を転げ落ちていくようにどどどーっと終わってしまう感じが、楽しいけど、ちょっと立ち止まりたい
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湯道(2023年製作の映画)

3.6

飛行機で見た。
キャスト豪華で、銭湯好きなので思っていたより良かった。この銭湯は全部セットで作ったらしい。その仕事楽しそう。
橋本環奈って爽やかだな〜、濱田岳も変わらず素敵で、柄本明はこういうふうに使
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

これは良い映画。
周りにだーれもいない、アメリカの砂漠感。その中での家族や周辺の人たちとの小さなコミュニティ。
バックパッカーの延々続くブーメラン。大自然の砂漠にちょっと人間が住んでいるだけなんだ、と
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.7

女の子の大人っぽい演技がめちゃくちゃうまい。
ただストーリーがストレートすぎるというか、予想できる展開ばかりで、そういう映画では満足できなくなってしまった模様。

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

東西ドイツ統一前後の労働者たちの生活や心境みたいなものに触れられて新鮮だった。
主人公が最初の方全然喋らない

どこの場所にもまあまあな生活があり、絶望があり希望がある

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

映像が渋くて綺麗、
下町のボクシング道場が尊い
友達3人が手話で話しているところに字幕がないのが良かった

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

草彅剛、すごい。
少女が最初の無口でもさっとした感じからどんどん成長していく過程もすごい。
田舎の家族のシーンがすごい辛かったな...

バービー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

中国語字幕だったので理解していないところもあると思うけど、男女の脱構築的な姿勢が良かった気がする
役職とかだけじゃなく、文化的な面で父権社会が蔓延しているような描写が良かったかな。でもあの会社のおやじ
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

3.4

岩下志麻が役にピッタリで迫力あって良かったものの、
誰にも感情移入できなかったのでまあまあでした。
かたせ梨乃がああなっていくのが全然わからん。あと声がデカすぎる。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

朝子、正直だな〜
とてもいい映画だった、何もかも捨てて手ぶらになったけど、やっぱり帰ってくる。そういう経験が人生にあってもいいのかもしれないなぁ

オープニング、北野武感があった

火口のふたり(2019年製作の映画)

4.0

そこかしこに流れる昭和感になぜか良さがある。
男女の性描写の中にも田舎の暮らしの描き方や、震災についての正直な吐露など、色々ドラマとしての見どころは多いと思った。
ラストも唐突だけどけっこうありえる終
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ホームワーク(1989年製作の映画)

3.3

映画としてはさすがにキツかったです。

が、やっぱり考え直せば検閲の元、映画の中にどうにか社会批判を混ぜ込ませようというキアロスタミの工夫は伝わってくる。
これもドキュメンタリーなのかなんなのかわから
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

誰かを悪者、怪物、に仕立てることで物事を理解しようとしてしまう、鑑賞者の我々まで巻き込んだ構成が素晴らしかった。

楽器吹くところいいですね〜

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.0

ゴーストドッグの憂いのある顔が好きです
アイスクリーム屋との通じないけど成り立ってる会話が素晴らしく、おっさんばっかりで割とすぐ死んでいくマフィアたちも笑えてしまう

喜劇ではないけれど、この世界は全
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

4.3

そうそうこういうアメリカ映画が観たいのよ、と思わせられる作品。

アメリカ人の若者は図体の大きさもあり酒にドラッグ、パーティと、早熟な感じがするけど、この映画では(多分)リアルな若者、背伸びしてる高校
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わたしたち(2016年製作の映画)

3.8

主人公の女の子ソンの演技、表情が良すぎる
なんか色々リアルだし、韓国と日本の学校は変わらないなと思った。
というか東アジアの小学校ってみんなこんな感じなのか?
というのが気になるので、各国の映画監督が
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犬に名前をつける日(2015年製作の映画)

3.8

保護犬、悪徳ブリーダー、ペットの尊厳、とても勉強になるドキュメンタリードラマ。
保護犬猫を全部引き受けている広島のお二方(数百匹レベルで飼っている)がものすごい活動をしていてとにかく驚きと尊敬。普通あ
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.1

楢山節考からPLAN75へ。国家的姥捨山サービス。10万円付き…。

悲しいことてんこ盛りで辛いが、見てよかった映画。
広告とか役所の対応とかすごくリアルで寒気がするように描かれているけど、これにノー
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

こんなに直接的とは思わなかったけど、やっぱすごいクオリティだった。
こんな自分でさえ思い出してしまうのだから、東北の人にはどうだろうな。それはわからない。

こういう日本列島の深みみたいなのに触れよう
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.2

今泉監督の恋愛もの以外は初めてかもしれないんだけど、やっぱり、この諸々の人間たちへの肯定が好きだ

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

何かを作りたいと思っている人たちには相当響く映画。メタルは聞かないので。ノルウェーにこんな人たちがいたんだと初めて知りました。そもそもノルウェーに映画で触れることも初めてだ。

この映画は青春だし、人
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