Uさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

食べる女(2018年製作の映画)

3.3

古民家と言えばの小泉今日子の周りに集まる、東京の街を漂う女達。
"おいしいゴハンと愛しいセックス"をテーマにテンポよく美女達が色々と召し上がるけど最後はTKGだよねっていうね。
人生を共に楽しく過ごし
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なま夏(2005年製作の映画)

3.7

女子高生に恋をするおじさん。
第三者から見るとガチガチのストーカーだけど完全におじさん目線なので純愛に見えてしまう危うさと、蒼井そらのあどけない笑顔と、ちょっと生々しい夏。
公衆便所のシーンは5億点あ
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

生まれつき奇形で醜悪な外見のためサーカスの見世物小屋で好奇の目に晒されていた青年に、外科医が手を差し伸べる実話。
エレファントマンが何か暴力的な行動に出ると思っていた自分に暴力を振るいたいほど、ただた
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.5

女子中学生4人が学校のプールに400匹の金魚を放つ事件を映像化。
全カット好きでした。
結局何も起こらない事が結局1番面白くて、まばゆい程ぬるっときらめいていた夏。
27分のショートムービー。

容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

3.6

俳優を辞めてラッパーに転向するというモキュメンタリー映画。
ラップが下手すぎてドン引きされるホアキン。
白い粉を吸って娼婦のおっぱいと戯れるホアキン。
友人と喧嘩して顔にクソをされて激怒するホアキン。
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

この題名いいですよね。
みんな大好きチョコレートドーナツ。
しかし内容はゲイカップルが育児放棄されたダウン症の少年を養子に迎えるために戦うという甘くないもの。
慈悲深くてユーモアのある彼らは、ただ少年
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

2.8

1ヶ月間、3食全てマクドナルドを食べたら人はどうなるか実験する。
フードファイト的なドキュメンタリーかと思いきやアメリカ人の食生活に警鐘を鳴らすような内容で、あらゆる専門家の分析や問題提起をしていて興
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屋敷女(2007年製作の映画)

3.0

出産直前の妊婦さんに不気味な女が襲いかかるフレンチスプラッター。
最初から最後まで一貫して乱暴で、病院の看護師や警察官など普通は親身になってくれる存在までもが乱暴な態度。
え、あと1時間もあるじゃん‥
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.8

デヴィッド・リンチのドキュメンタリー。
アート作品を制作しながら幼少期からのバックグラウンドを語る。タバコを吸ったり運転している姿を見て、普通の事してる!と感動したのは初めてでした。
特に、繊細な時期
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.6

‪必要な眺めは見尽くした。‬

NYのアパートに40年住んだ夫婦がライフスタイルに合った家への住み替えを決断する。売りに出した途端にやってくる癖のあるニューヨーカー達との出会いが面白いし、暮らしが根付
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.5

「ただ選ばれなかっただけだ」
この言葉で自分を探す旅に出る。夜に滲む光が印象的な、彼女にしかできない煌めいた旅。
この映画、とにかく映像のおしゃれさが常軌を逸している。私がカフェをやるならこれを流すよ
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アリーキャット(2016年製作の映画)

3.0

窪塚洋介と降谷建志のバディ映画ってだけで観る価値がある。長らく脇役でしか見かけなかった窪塚洋介の主役然としたオーラは筆舌に尽くしがたく泣きそうになった。
映画としての出来や品川祐なんて気にならないぐら
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.0

デヴィッド・リンチ処女作。
大人になりきれない男の現実逃避を、考え得る限り最も歪めて表現している悪夢のような映画。サブリミナル的なノイズで動悸がしました。好きなキャラクターはベロベロし出す母親と、頬が
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MERU/メルー(2014年製作の映画)

3.8

インドの前人未踏のメルー峰に挑むクライマー兼プロカメラマンのジミー・チンが撮ったドキュメンタリー。
かなりセンスが良い映像なので、途中でフィクションだっけ?と混乱する程。雪が積もる岩肌むき出しの壁を登
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.2

過去のみタイムトラベラー。
やり直したい!と思う小さな事を少しずつやり直していく内に普通のかけがえのない幸せに気付き、今を精一杯生きる彼。
素敵やん。
マーゴット・ロビーに誘われても断って彼女の元に帰
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

はい大好き!!!元気出る!!!
インドの工科大学寮でルームメイトになった3人の過去と現在を織り交ぜながらストーリーが進み、カタルシス暴発のラストはぎゃん泣き。
主役のランチョーの瞬発力、行動力、ユーモ
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

2.5

ジャパニーズホラーど真ん中といった出来で、アイドルが主演なら観れないけど黒木瞳さんの美人さと演技力と、びっっちょびちょの団地で何とか完走できました。

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)

3.5

オーストラリア中央のアリススプリングスに1人で行きラクダの調教を学び、インド洋まで砂漠を3000キロ横断した女性の実話。地平線しかない雄大な景色とミア・ワシコウスカの芯の強い美しさでヒーリング効果抜群>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

3.5

韓国のノワール映画は頭一つ抜けている。
デリヘル嬢の失踪から発覚した実際の連続殺人事件を映画化しているのだが、細い坂道に立ち並ぶ住宅街の風景が怖い。ひしめく路上駐車の乱雑さが怖い。無機質なインテリアが
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.6

いつかは観なくては‥と思っていたが4時間もあるので躊躇していた。AAA解散報道を見てついに立ち上がりました。
盗撮魔のAAAと死ぬほどかわいい満島ひかりに、新興宗教家の安藤サクラが忍び寄る。このテーマ
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.8

1991年、海辺の小さな町で夏を過ごす事になったティモシー・シャラメと町に住むマイカ・モンローの顔だけでまず100点。
ドライブインシアターやゲームセンター、この世で1番ロマンチックな夜の遊園地等90
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.8

インドのスラム街からラッパーを目指す実話。
1番行きたい国インドの雑踏をバックにまさかのラップミュージカルを繰り出し、フリースタイルラップ大会ではカースト制や宗教差別へのフラストレーションをぶつける。
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.3

全私が激震。
仕事を干され生活に困った兄と自閉症の妹の地方都市での暮らし。もう少し福祉を活用したり工夫はないものか?と思ったけど兄は疲弊しきっていてそれも難しいのかもしれない。。一筋の光も見えないなか
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

韓国の半地下住宅で暮らす最底辺家族。
経済発展から取り残された格差の歪みをぐいぐい引きこみながら二転三転して魅せていく、ポン・ジュノ監督のただの最高傑作。
陽の当たらないじめっとした匂いは一線を超えて
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.6

砂漠の小さな町で1人、ウェスタンシャツを着こなしブラッディマリーを嗜む。
人生経験を積み上げたハリー・ディーン・スタントンが結局は"無"だよと微笑む姿に痺れました。友人はデヴィッド・リンチと、個性的で
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転々(2007年製作の映画)

3.6

債務者オダギリジョーと借金取り三浦友和の東京散歩型ロードムービー。
ゆるゆるな空気とロケ地が抜群にマッチしてて、ふっと笑ってしまう場面や美味しそうな食べ物に癒されました。ミストを観た後だったので余計に
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ミスト(2007年製作の映画)

2.5

濃霧に包まれ、未確認生物が街を襲う。
開始早々のつかみが良かった。
肝心の未確認生物のデザインも1つだと残念な事が多いが、バリエーション豊かにする事で良かった。
父子が閉じ込められたスーパーマーケット
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.5

ジョーズ、ET、スターウォーズ‥ハリウッドの大作と共に語る音楽ドキュメンタリー。
映画音楽家たちは周囲の音を精製して音楽を抽出し、映画を展開させたり煽ったり私たちの脳からドーパミンを分泌させる。
芸術
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.5

奥深い茶道の魅力。
季節の移り変わりを愉しみ、晴れた日の陽の光も、雨の日の雨音も全て美しい。
"毎日が良い日"を体現しているような樹木希林さんが先生というのがとても合っていて、鑑賞後は心が整ったような
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

3.7

戦国時代にタイムスリップしてしまい、とある国と深く関わる野原一家。
時代劇に疎いなりに、かなり本格的な作りになっているのではと感心しました。
お殿様がしんちゃんの発言に耳を傾けて自由な思想を広げるとこ
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.3

氷河期になりスアーピアサーに乗車した人間だけ生き残れる世界。
格差に苦しむ最後尾列車からクーデターを起こした男が先頭列車に向かうのだけど、車両毎にテーマが違って予測不能で超わくわくする。けど、プロテイ
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.2

2020年1本目はこれ、詐欺師の男と少女が旅をする物語。
ペーパームーンのような"偽物"の親子を演じるのは本物の親子なので2人には時折温かい空気を感じます。
登場人物がシンプルに魅力的で、モノクロ映画
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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

2.8

アメリカのヴィクトリア湖底の地割れから現れた大量の凶暴ピラニア。
からの湖上で開催される春のパリピおっぱい祭り‥相手は一匹のサメじゃなくて大量のピラニアなのでそれはそれは大惨事だし、二次被害続出だし、
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.0

古き良き昭和の呪縛にかかってしまったオトナ達の描写がトラウマレベルに怖い。
不安真っ只中のかすかべ防衛隊が立ち向かい、ヒロシが正気を取り戻すシーンで泣きます。しんちゃんがボロボロになってタワーを駆け上
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.0

気怠げにすれ違う恋愛映画。
臼田あさ美が主演というのはピンとこなかったのですが、見事にヒモ男子を覚醒させてました。そのヒモ男子の太賀は表情や仕草の一つ一つに存在感があり、若手を代表する俳優さんの1人だ
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パワーズ・オブ・テン(1968年製作の映画)

4.0

家具デザインで有名なチャールズ・イームズが作った9分の短編映画。
"10のべき乗"で宇宙の果てから人体の炭素原子核まで10倍刻みで広さを変えながら映し出される圧倒的な映像は、一生観ていられる!!!
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