倫理さんの映画レビュー・感想・評価

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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

1よりも大人たちに焦点が当たっているストーリーで、サスペンスな雰囲気が刺さって面白かった。
ヘルハウンドが東京を蹂躙するシーンだったりがヒッチコックの『北北西に進路を取れ』を想起させたし、劇中の色んな
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

旧約聖書だとか創世記だとかのエピソードと、機械的・ディストピア的な世界の共存だったり、意図を持って描かれたショットごとのレイアウトの特徴みたいなものが押井守の作家性としてあると思うのだけれど、それがす>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

もはやうる星やつらの二次創作だよ。
思っていたより押井守ナイズされてて笑った。
でも、ここまで時間の概念が得体の知れない恐怖に代わる様をコミカルかつディストピアチックに描けたのはうる星やつらの設定を使
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(1963年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

例えば「サイコ」「北北西に進路を取れ」のように劇伴で雰囲気を誘導せず、鳥の鳴き声で恐怖を演出していること。そして長回しのショットやあえて画面の一部を映さない撮影技法を多用していることから、映像の内容に>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

話がどんどん悪い方向へ行く感じ、UndertaleてゲームのGルートに似ていませんか?
色んな解説を見ていて、旧約聖書のうちのヨブ記が連想されるような内容だそうで。見てる最中はただ翻弄されているだけだ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

「リバー、流れないでよ」もそうだけれど
最近出てきた日本のタイムリープモノは登場人物の個性もわかりやすくて、脚本もしっかりしていて、人との関係・関わりをたどっていく感じが暖かみもあって結構好き。
ベタ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.6

コメディ要素も丁度良くて見やすく、全体的にスタイリッシュで格好良い。スパイ系の映画は普段全く触れていなかったのだけれど、オーシャンズとかグランドイリュージョンを見ている時と似た高揚感がある
最後の畳み
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

4.0

監督の背景に寄り添って、断片をひろいあつめてあげて初めて、本当の意味で楽しめる作品かも知れない

プロメア(2019年製作の映画)

4.8

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正直思ってた100倍面白かった。
やっぱりtriggerのアニメらしさって、独特なスピード感とそれを支えているセンス溢れる作画と、キャラのデカ個性にあると思っているのだけれど(宇宙パトロールルル子の印
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Papers, Please: The Short Film(原題)(2018年製作の映画)

4.5

これ、原作に沿って他の要素とかも取り入れて中編くらいの長さで作れば更に面白くなりそう

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.0

髭男のEDがすっごく良かった
あれを劇場のクソデカ音響で聴けるだけで観る価値価値ある
内容は所々ご都合主義なところがあったけれど、それでも原作の内容を踏まえていて終始楽しんで観れた

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新年初ムービー❗️
こういうメタ的に視聴者に語りかけてくる系のエンタメが大好きなのでとても良かった
物語の起伏がふんわりとあってそれがとても心地よく、映像の長さも短めでとても集中して観れたと感じたけれ
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ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦(2020年製作の映画)

1.8

ひどすぎて逆に楽しかったけど、この映画見るなら他のやつ見た方がいい

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

吹き替え版で見たのだけれど、ジョニデとその声優さんの変人らしさがある演技がすごくリアルで良かった
見ている側も最終的にスカッとするし、とっても楽しめた!ウォンカの顔色が真っ青すぎるけどそれの理由を知り
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.9

ウィリーウォンカの性格だとか見た目も、前日譚にしては違いすぎたなって逐一感じてはいたけれど
最後の纏まり方がとても綺麗だったし、こういうご都合主義ぽい映画かなり嫌いじゃない、楽しかった

あと、エンド
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メトロポリス(1927年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

おおよそ100年前のドイツで作られたこの無声映画が、ディストピア系SFの走りらしい。
この作品が後世の様々な作品に影響を与えていて、下手したら使い古しとまで言われてしまいそうな展開ばかりなのに
物語の
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

先生にオススメされて観た。
独特な撮影技法で、出来事を3人称視点で淡々と伝えていく感じが
SF映画というよりドキュメンタリーのように感じた。
短いのに内容が詰め込まれていて面白い。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人物の感情の起伏があまりみられない。
最初に映っていたサルくらい。
なんなら最後のHALの方が感情むき出しになってた。
SF映画の冒頭にサルが出始めるのはいつくらいからだろう。毎回それが映る映画、見終
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

4.4

日常が少しずつ侵食されていく感じがワクワクが止まらなくてすごく楽しかった
でも主人公?の奥さんに同情した、すごく可哀想だし隣家のアヒル解放させたところとか笑っちゃった
笑える要素とそうじゃない本編の塩
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トロン:レガシー(2010年製作の映画)

3.3

悪くはないけどすごく面白いわけでもなかった
ただ、映画の中に出てくる街の風景とか、コンピューターの世界の設定はすごく素敵だった
あとダフトパンクのOSTもスマートで好き

天使のたまご(1985年製作の映画)

4.0

音楽とグラフィックによって成り立っている、神話じみた作品。
観客が考える余白をあえてたくさん作っていて、受け取り側に任せっきりな部分が多い。答えがなくて内容をぐるぐる考え込んでしまうのだけれど、それで
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狙った恋の落とし方。(2009年製作の映画)

3.2

主人公の性格が苦手ですごく面白いとは思えなかったけど
ふつうに観れたし、内容はまあまあ面白かった

眠れる森の美女(1959年製作の映画)

-

王子様のキスで目覚める魔法じゃなくて世界中から糸車を無くす魔法かければよかったのに

激突!(1971年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

逃げ道が1つしかない中でひたすら追いかけてくる車から逃げ続けるのを見せられて、なんだかサイコスリラー・サスペンス映画を見てる時みたいな気持ちになった
運転手にすごく同情するからこそ、この終わり方で本当
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サイコ(1960年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

テンポも良くてラストの展開に向けての流れも凄くワクワクしたし、飽きずに見れて面白い。
いい意味で、不自然だと感じる画角や角度からのショットが目立っていて、それがなんだか凄く不気味だった。
例えば人物の
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.5

内容をあまり覚えていなかったので再鑑賞

最初の衝撃的なシーンからラストまで一気に駆け抜けていく感じが、内容の複雑さとは裏腹にテンポ良く見ることができて理解しやすかったかなと感じた。
同じシーンや音楽
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.9

日常風景の中で非日常的な殺人などが淡々と行われていくことに、自分の中の常識がじわじわとこわされていく感じを覚えて終始不快感や不安感が残り続けた。
サブリミナルショットだったり、カメラワークも、見ている
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つぶれかかった右眼のために(1968年製作の映画)

-

シュルレアリズムとかダダの美術作品を見た時と似た気分
横尾忠則のアバンギャルドな絵が何度も映って
最近MOTに行ったばかりだったので、なんか見たことあるなあを何度も感じた
初めて見た実験映画で衝撃が凄
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イメージの本(2018年製作の映画)

-

幻想即興曲の最初2音と同じ音が何度もリバイバルしてた
イメージの断片からさまざまな事象への怒りが感じ取れるのだけれど、それを映像作品として一纏めにしたらこうなった って感じ

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

1までのシリーズの中で1番好きだった
好きなシーンは本当にたくさんあるのだけれど
個人的には名もなき男と対峙している時の、建物の構造をブチ抜いた上から見下ろす感じの長回しショットが印象的でした
明らか
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

無慈悲な現実から逃げたいがために映画のロマンティックな物語を欲するセシリアの気持ちを分かってくれる人が彼女の前に現れるといいな、幸せになって欲しい!

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

観ている最中は内容にすごく没頭できて、劇場で他の人たちと感覚を共有しながら観たのもあって余計に感情移入できたし、ある程度オチも予想しながら観れた

そこから最後のたたみかけに向けて観客を巻き込んで全員
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