sarさんの映画レビュー・感想・評価

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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ケイト様とヘレナのファンで見たのだが、アンハサウェイのおもしろ美人な魅力にそろそろ抗えなさそう。美しい女性たちがドレスアップして鮮やかにミッションをこなしていく様子はもちろんだが、実際のメットガラ会場>>続きを読む

名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

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泯氏の踊りは素人目線で見ると、何かじっくり考えながら評価しながら見たくはなくて、彼と一緒に踊り出して大気を感じ音を感じさまざまなものに触れ大地を感じたいと思う。だから個人的には映画という媒体は氏の踊り>>続きを読む

ソフィア・コッポラの椿姫(2016年製作の映画)

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恥ずかしながらオペラ初鑑賞だったが、いつか観たいと思っていたので楽しみにしていた作品。歌声の音符1つひとつに感情を乗せて表現するという方法が興味深く、感情が音という媒体を通してぶつかり合うシーンはオペ>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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私がこの映画に求めていたものが、悉く裏切られた。入れ替わる時系列に沿って丁寧に描かれてはいるのだが、台詞続きで単調な3時間、正直退屈だった。あまり説得性のない抽象的なテーマを延々と長時間引き延ばされて>>続きを読む

ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これをラブロマンス或いは夫婦の話と捉えるならば最悪だが、それぞれの人生の形の話と捉えるなら納得がいく。創作をするために殻を破るべく刺激を求めていたスティーブン、生涯愛する相手を求めていたカトリーナ、全>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

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前編英語字幕で見たため、きちんと理解できているわけではないが(ジョークの件が何も理解できなかった)、Arthurが終始何をするかわからない狂気を纏っており、特に彼の上裸が映るシーンは息を呑んだ。かなり>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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マルチバースものに飽き飽きしていたので、ジブリまでマルチバースかよ頭を抱えかけたが、マルチバースは難しい高尚な仮面をかぶっているだけで、実際のテーマはいたくシンプルなのかもしれないと思い始めた。私の解>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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子どもの頃に恐竜にロマンを抱き、どんなプリンセスよりも恐竜の造形美に惹かれていた幼少期だったので、初めてちゃんと目にするゴジラのビジュアルは魅力的だった。戦闘シーン大嫌いなのに、この作品に限っては、ず>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

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マルチバース系は噛み合わないと強く思い知らされた。後半が何も理解できなかったからだ。前提知識がないせいか、え?、は?、はい?、どういうこと?となって終わってしまった。
ただ、アメリカのヒーローは運命に
>>続きを読む

天然コケッコー(2007年製作の映画)

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リアルで等身大な中学生の純度マックスの初々しい恋路。驚いたのは、そのリアルさ。狭いコミュニティだからこそ時折感じる、子供に戻って泣き叫びたくなるような孤独感の描き方も当時に戻ったほどリアルに実感できた>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

脳神経外科医が自死した女性の脳をお腹にいた赤ん坊の脳に入れ替えて実験するというテーマが堪らなく興味深いものであり、ベラに関わる登場人物全員がそれぞれの愛の限りを尽くしてベラと接するのが、当初想定してい>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『願い』というか、人々の『想い』が他者に踏み躙られる事がないように、というテーマは良かったと思うし、ここ最近のディズニーの中では深い題材だったのではないかと思う。しかし、それがわかりやすく『願い』に限>>続きを読む

バレリーナ(2023年製作の映画)

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バレエの動きを活用して敵をぶっ倒していくのかと思ったら復讐の本気度を示すためか、シンプルに銃で殺していた。バレエがエモい映像の一環として消費されていてバレエ好きとしては物足りないところではあった。バッ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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ぶっ飛んでいると聞き及んでいたのでずっと観たくて楽しみにしていた作品。確かにカオスではあるんだけど思っていたよりも複雑でも真面目でもなくて、結論シンプルかつピュアなお話だった。傷ついた人がいる時彼女の>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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たくさん出てくるチョコレートに胃もたれして途中から吐き気が止まらなくなった。それに加えてこの描写は現実社会の構図を表した比喩なのかなどと考えてしまったり、限りなく現実世界に近い非現実世界を純粋に楽しむ>>続きを読む

バイオハザード(2002年製作の映画)

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ホラーなはずなのにあまりにもライトに観れてしまえて拍子抜け。ホラー苦手な方でも観れるように制作されているのかもと感じた。バイオハザードゲームの最新作で感じたハラハラする感覚を求めていたのでホラーという>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

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ミステリと言う勿れは、ドラマの頃から原作の面白さをほぼほぼ(全てではない)踏襲している点で優れている点はもちろん、最も素晴らしいところは強弱が効いた音響であると感じていた。映画館ではそれを強く感じるこ>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

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うーーーーんという感想が正直なところ。見応えはあるが結局は王道のラブストーリーに着地して目新しい要素があまりないように感じた。親が成長と共に変化する娘の意志を確認せずに半強制的に将来を決めてしまってい>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

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高校の文化祭で作ったにしてはクオリティが高めな映画みたい。なのに面白い。それがすごい。終始くだらないし無意味だけど、そこがいい。アクションとCGはかなりしょぼいのだが、秀逸なキャスティングと脚本の力で>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

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昔からジブリの主人公の中で最もこうなりたいと思わせてくれる人はナウシカだったので、久しぶりに映画版を見た時のナウシカの圧倒的な輝きが眩しかった。原作は子どもの時に何度も読んだほど好きだったのだが、当時>>続きを読む

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人生の最も辛い記憶を引き摺り出される感覚。最も落ちていた時、愛している人のことも信じられなくなった。みんなが私のことを「生きている価値のない人間」と思っていると考え、そんなふうに考えてしまう自分が一番>>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

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もし自分の子どもがいるのならこの映画を見せたいという感想が第一に浮かぶ。"悪"もっと言えば"人"に多面性があるという事を教えるのに素晴らしい映画だと思う。普段映画などを全く観ない(観たとしても2倍速で>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

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映画を制作したことはないけれど名作の実写版というのは非常に難しいと思われる。殆どの人がストーリーや展開、キャラクターを知った上で各々の理想があるからだ。だから原作に忠実に作るのが間違いないのだが、忠実>>続きを読む

劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

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ムーミンシリーズは世間から疎外されがちな、社交性皆無な一風変わったキャラクターたちがそのままを受け入れられて穏やか?に生活しているのが昔からすき。ムーミンはマイペースだし、スニフは自分のことで精一杯、>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

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観てから感想を書くのに随分と月日が経ってしまった。何故ならそこまで特筆するべきことがなかったから。沖田監督作品は好きな作品は大好きだけど過半数の作品でこういう現象が起きる。さかなクン役にのんさんを起用>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

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第一次世界大戦の映像はカラー版で何度も見たことがあるが、軍事宣伝用に撮られたものばかりでいまいちリアルな戦争を感じることはできなかった。しかし、この映画で描かれている塹壕戦の様子は、経験したことも実際>>続きを読む

ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)

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大好きなアーティストの新曲がこの映画からインスピレーションを受けていると聞いたので、鑑賞。"おんなのこ"は誰でもみんなクイーンというメッセージ。しかし、プライドと誇りだけが高くなって周りを見下すように>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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A24は語らない美学を強調する作品を多数生み出している制作会社だと解釈している。今作も類に違わないし、語らない美学、私は好きだ。しかし、aftersunにおける語らない美学は、私の解釈力が足りないせい>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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Nintendo様には毎日お世話になっているいちゲーム好きとして、スーパーマリオブラザーズシリーズのキャラクターは色んな作品で操作していてとても親しみ深い。映画を観た上で率直に感じたこととしては非常に>>続きを読む

大人のためのグリム童話 手をなくした少女(2016年製作の映画)

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何処かFLEEという作品を連想させるような絵柄とアニメーション。最近童話を題材にしたリアルな実写版が増えている中で、童話の実写版(アニメーション版)とはこうあるべきという正解値な気がする。人は小説の実>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

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思っていたよりも好きという印象。というのも幼い頃に世界中の物語が何冊も読み漁っていたほど好きだったから。特にアラビアンナイトは何周もしていた覚えがありお気に入りだった。子供ながらに惹かれていた強烈で刺>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

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前半はずっとお間抜けな展開続きで困惑が止まらなかったが後半から徐々に歴史と紐づけて畳み掛けられていく展開は中々に見応えがあった。戦時下はこのくらい阿呆でいないと正気を保ってられないのだろうかというほど>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

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予告で泣きそうになった作品。全体の筋書きとして、展開が読めすぎてしまうので個人的には感動作とは言い難いが、パリのマダムと怒りっぽいおっちゃんの2人の温かい関係は微笑ましく、2人で過ごす時間の、お金や時>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

個人的に偏屈おじいちゃんが亡くなった家族を想う的な話にめっぽう弱く、涙腺崩壊覚悟で観に行ったが案の定最初から耐えることはできなかった。お話としてはおじいちゃんの日常を温かな人間関係と共に描いており、そ>>続きを読む

ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

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幼い時読んだ童話はどれも恐ろしいものばかりだったが、1番当時恐ろしかったのが『ピノキオ』だった。朧げに覚え、かつて思い浮かべていたものが映像となっていて、ダークファンタジーという要素はあまり伝わらずピ>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

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映画の内容としては極薄なのでドラマ感覚で手軽に観れる。最初あたりのハリポタ風編集は好きだし1880年代のイギリスを舞台にしたミュージカル風エンターテイメントという雰囲気。主人公がいきなりカメラに向かっ>>続きを読む

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