山崎メトロノームさんの映画レビュー・感想・評価

山崎メトロノーム

山崎メトロノーム

Chime(2024年製作の映画)

5.0

本作はおそらく全シーンがスタジオではなくロケーション撮影である。カーテン、電車まるで全てが映画の為の装置のように機能している。

ジャパニーズホラーの先駆者が放つ今世紀最大規模の不気味の見本市。

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

3.5

結局は、ヒュー・ジャックマンのキャラクターが良いよねって話だし、
エンドロールで流れるメイキングが一番良い気もする。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

作家性むき出しだった前作と比べ、ウェルメイドで落ち着いた印象の前半だったが、松村の出番が増えていく中盤以降ギアが最後まで上がりまくる。

ラストは勿論、松村が自転車に乗るシーンは全部号泣。

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

2.0

完全な個人的な主観だが、結局こういう自己肯定感の強い女が一番モテる。
色々あるのに満たされないという、2010年後半くらいのテンションの地続きって感じ。
ここぞって所でのズームの使い方にハマらず。

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.8

2024年に公開されたエイリアンとしてはかなり最適解かと。
エイリアンの体液を避けるシーン、アンドロイドの扱い方などは、良くも悪くもこれ以上のやりようはない。

フォールガイ(2024年製作の映画)

3.8

ウェルメイドなコメディとして十分にお釣りが来る内容。
ゴズリングとプラントの夫婦漫才が見れて満足。
ノンストップ感よりはもう少し気楽に見れるデートムービー。

戦火の馬(2011年製作の映画)

4.5

めちゃめちゃ良い。
撮影も脚本も全てがベスト級。

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.0

いつ見返してもどうやって撮ってるんだってショットの連続。

話はコロニアディグ二ダへの理解がないと難しいかも。

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.3

面白い。
話を転がすアイデアの安直さやご都合主義を感じなくはないが
高校生の青春だったらそれも全て許される割り切りがとても良い。

小粋な細かい演出によりテンポを作りだしている。
こんなに演出重視なの
>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.8

ディメンタスのキャラクター
最初のフェリオサママの戦闘シーン
ラストの戦闘とフュリオサ-ディメンタスとの会話

コレだけでいくらでもお釣りがくる。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

ウェルメイド恋愛映画で久しぶりにテンション上がった。

前世のあり得たかもしれないご縁を来世に期待する。
なんともaikoっぽいテーマだ。

(1960年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

触れ込み通り本当に刑務所からの脱走の為に穴を掘ることがメインなのだがコレがべらぼうに面白くBGMがないにも関わらず飽きがこない。

管理機関によって解体される労働組合的(上下関係が横の繋がりを断ち切る
>>続きを読む

ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.9

2024年のダークホースその1。
全体的に軽いノリで、ビールでも飲みながら(それこそ作中でも飲酒されているバドワイザーを!)見たい映画である。
なんだ、この人間一人が確実に生贄になる無茶苦茶な作戦笑。
>>続きを読む

フェラーリ(2023年製作の映画)

4.5

今年最高の映画の一本。

なんだこれ最高。
最初の子供を起こさないように車を動かす演出、エンツォ・妻・愛人の視点
がカットバックされて繋げる演出等何もかも良すぎる。

生まれてから上り調子のエンツォの
>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

3.5

原作既読

1時間程度の上映時間ということもあり映画といよりは
昔でいうOVAに近い立ち位置の作品だと思う。
これは、上映時間に限った点ではなく演出面等トータルのコンセプト自体が映画といよりOVAに近
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.0

ここまで、好き勝手やってokなら京極夏彦脚本もしくは、制作協力の鬼太郎が見たいなぁと。

テーマの部分と話の展開がイマイチ噛み合ってないように思えたので、次作以降期待。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

imax鑑賞後、先ず度肝を抜かれたのは音響である。実験を行う所の爆発音、集会所の足音など他の映画では体感できないレベルの音だと感じた。

全員が罪深い人物であり、その人物達の価値観や描写などで被爆国と
>>続きを読む

洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

3.9

男女関係の危うさと、ふてぶてしさが描かれていてとても良い。

この時代の映画にしては、男尊女卑を感じさせないかなり特殊なバランスの映画ナノでは。

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.0

均一化に対抗する酔っぱらいオヤジという激アツ映画。
トイレでの戦闘シーンなどよくできてる。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.5

何回考えても、良いCGと良い映画ってのは別でしょとしかならないんだけども。

見えない恐怖(1971年製作の映画)

4.1

サスペンス作りが抜群に上手い。
主人公が盲目であることを多分に生かしたシーンの数々。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

完全なニュークラッシック。

再鑑賞。
重ねる事をこんなに官能的、刹那的に撮れる、かつ何故か爽やかさがある。こんな映画後にも先にも中々出会えない。
緑、自転車、滝。どれも素晴らしい色彩で撮ってる。
>>続きを読む

ALIVEHOON アライブフーン(2022年製作の映画)

3.0

奇怪な傑作。

適当すぎる人情DRAMAパートと対比するかのように迫力のあるドリフトレースシーン。

見せたいのが後者であることは明白だがそれにしてももうちょっとさぁ、、な作品ではあるが中々嫌いになれ
>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリー作家として好きな森達也の初監督作品。

ちょっと説明しすぎではあるがちゃんとATG映画。初監督感が全然ない笑

恐怖に負けた市民の暴走。日本だけじゃなくて全然社会って変わらないんすね。
>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

流石に面白すぎる。

セット美術が眼福過ぎてずっと見惚れてた。
ディカプリオの情けなさが酷すぎてにもはや笑えてくるレベル。ケツシバかれるシーン良すぎな。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.5

そろそろ、熱も冷めてきた頃かと思うのでハッキリ言うと、全く好みじゃなかった。

情報過多な割にはずっと退屈だった。
とにかく、アクションもギャグも全部つまらない。。。マルチバースのわりにはずっとカンフ
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.5

思ってたよりもずっとブラックコメディ寄りだった印象。

フェミニズム的な部分より、バービーがアイデンティテを模索している部分が面白かった。
最後になんの解決もでなかった点も良い。

様々なポップスが絶
>>続きを読む

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.5

年間ベスト。

ケイト・ブランシェットが車内で号泣するシーン、そしてラストの南極基地でのシーンなど名シーンすぎる。泣きすぎて頭痛くなった。
多くを書く必要などない。見てない人は先ずは見るべきである。
>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.4

圧倒的今年ベスト。

画面が結構暗いので劇場で見たほうが良いよね。
フィンチャーでこんな笑ったのはじめてだった。
そう簡単に状況が変わらない事をわかったうえでの範囲で抵抗。
ファイト・クラブを経ての進
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.0

アウトレイジのときよりさらにスプラッタコントって感じが増している。。

どう受け止めたらよいのやら。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.4

見に来てた人らの半分以上は70年代版の前日譚でなくバートン版の前日談と思ってそう。(そうやって見ると、バートン版とは話噛み合わない。)
シャラメさん、こんなに歌上手かったんすね。

パディントンシリー
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

今更見て
めちゃめちゃ良かくて、ニコニコで帰宅。

会話シーンはとにかく眠いが
とにかくトム・クルーズが走る。
これだけで目が覚める。

あり得ないシーンの連続でアクションシーンの度に大笑いだった。
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

何と言っても、圧倒的なビジュアルがグイングイン動くのが楽しすぎる笑
曲はメトロブーミンだし。

もう社会人5年目なので本作の敵キャラクターの言い分(ポットでの新人が輪を乱すのはやめてくれってヤツ)がわ
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

そろそろ公開終わるんでネタバレ含むです。
皆様方は、今作をどの様に見たのでしょうか。

当方、高校3年で1(チョイダサかつスタイリッシュでナイーブさを持ちつつ明るく軽快な部分とグッドミュージックのグッ
>>続きを読む