話してごらんと言われても、1人じゃないと分かっていても、心が押し潰される。世界が閉ざされてしまう。
人間って、私って、そんなに強くないから。
変化の訪れる季節に、思い出達がやって来る。
今まで幾度となく経験した選択を、感情を、ただ今だけは間違えぬよう、その残像達が形となって背中を押す。
すっかり大きくなってしまった私の背中を、ただその小さな>>続きを読む
ズブズブと沈んでいく、蝕まれていく。
少しの未来が見えた筈なのに。希望の手が差し伸べられた筈なのに。
選んだ道を間違いだとは思いたくない。
それでも、この汚れを落とすことだけは、どうにも出来そうにない>>続きを読む
その身が滅びようとも、どうにも自分というのは可愛いもので、確かな真実など関係無く、虚栄の美を善とし作りあげてしまう。
それが人間の罪。この地獄の鬼も恐れをなし、逃げ出してしまうほどの。
目に見えないものを信じた私が愚かだったのか。信じざるを得ないこの世の中が狂っていたのか。
人の想像力によって作られる無限の世界。
4話目が1番好き。
記された名前が2人を繋ぐ。
口遊む詩が世界を作る。
正解の無い期待と不安に、未来が彩られていく。
青く光る草ばらを行けば、まだ見ぬ冒険の匂いがする。
遥か広がる空を仰げば、懐かしい風の音が聞こえる。
足裏の泥は、無邪気な好奇心の証。
一雫の涙は、心の奥底にある寂しさの現れ。
ふと溢れる笑みは、誰か>>続きを読む
逸れてしまった道を戻すのではなく、ただそのまま前へ突き進む。
当てなんて無いけれど、正しい道に、光を見出せなかったから。
片隅にある記憶が確かな思い出となり蘇る。
この身から湧き立つ勇気と共に。
溢れんばかりの愛と共に。
影があるからこそ光は輝く。死があるからこそ命は尊い。
鷹は鷹であり、花であり、私であり、あなた自身。誰もが皆不安定で紙一重な存在。脆くて儚くて、それでいて強くて優しい。
だからこそ、この世界はどこまで>>続きを読む
間違いだらけの人生。でも、どこかで笑っていられるのなら、別にそれでいいじゃない。
不安定な世の中だからこそ、自身の信念は曲げず、今を力強く生きる。
年齢も性別も、容姿も何もかも関係なく。
それは誰にでもあって、誰の物でも無い。ただ一人あなただけの物なのだから。
こんなにも登場人物>>続きを読む
潮風にそよぐ見えない声に、今日も私は手を振ろう。
はるか広いこの海原で、ただ1人、あなたと巡り合うために。
視聴回数:2
田舎という閉鎖的な空間での集団的心理、時代に垣間見える差別や偏見、人間の奥底に眠るドス黒い心情…これらがもたらす恐怖や虚しさが、どうにも遣る瀬無い余韻を残す。
結局誰も救われない。それでも面白かった。>>続きを読む
傷付けられたり、短所があっても
愛していれば全てが楽しみのうちだ。
おかしいものだ。非常におかしい。
おかしくて楽しい。恋ってそういうものかも。
「人の声が聞こえる部屋に入ろうとすると、扉のノブが壊れてしまう」
それは紙一重の感情。恐怖に負け狂うか、欲望に溺れ散るか。
この不信と死の狭間の世界。もう、人間に戻ることは出来ない。
ブシェミ目当てで観たけど、クリストファー・ロイドの雰囲気がすごく良かった。
このレビューはネタバレを含みます
常にこの身に付き纏う不安や焦りは、いつしか私の精神世界に侵入し、終わることの無い夢の中へと誘う。
この腐敗した世界を破壊できるのは、彼という私であるのと同じように、この世界を構築したのも、支配されてし>>続きを読む
『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』の時も思ったけど、クストリッツァ、生活感のある川や湖の中を美しく映すのが心底上手だな…と思う。
戦争や貧困の中でも己を忘れず、清く慎ましく生きている彼等を誇りに思い>>続きを読む