am52さんの映画レビュー・感想・評価

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囚われの美女(1983年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

memo

夢の中の夢
神出鬼没の彼女は死神

嘘をつく男(1968年製作の映画)

3.5

息を切らす。森を駆ける足音は、一体誰のものだったか。
記憶の片隅にある。あの時消えた彼は、一体誰だったか。
わからない。この目に映り、この手に触れる世界の存在も。私が私でなくなったその瞬間も。
繰り返
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ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

3.7

監視、好意、観客。向けられる視線は、一体どの世界の、誰のものなのだろう。
鏡に映る自分は、いつも無表情。それはこの世界が、退屈な現実だからか、誰かに作られた空想だからか。
事実は映画よりも退屈だと、こ
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

この広い世界に、今日というこの長い夜を、共に過ごす誰かがいる。
決して深い関係ではない。それでも、寒空の下、この孤独を埋め合うことはできる。
待ち侘びた朝日が、この出会いに終わりを告げる。再び訪れる孤
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ガタンゴトンと、線路を駆ける音がする。
喧騒と共にやって来る不思議な旅人達。今宵の出会いは、偶然で必然。
音楽と幽霊と拳銃と。眠らないこの街で、彼等は同じ一夜を過ごし、同じ朝を迎える。
遠くで聞こえる
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見知らぬ誰かと、あの時の親友と、家族と。
誰かが隣に座って、ただ話をする。楽しくなんかなくても、気まずい雰囲気でも、乾杯してしまえば、そこは、煙たく閉ざされた彼等だけの世界。
まるでこの広い世界に、他
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蝶の舌(1999年製作の映画)

3.8

無知であるが故の、美しさと残酷さ。

未知への探究心も、淡い恋心も。子供は知らぬ間に経験し、成長する。どこかでそれが、離れていくことさえ気付かぬ内に。
蝶の羽ばたきを美しいと思える心もあれば、誰かに石
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すべて売り物(1968年製作の映画)

3.6

待てども待てども現れない彼を、それでも待ち続け、世界は今日も回り出す。
居なくなってから気付く。私達が、彼を愛していたことを。世界が、彼を中心に周っていたことを。
雪が降り、馬が駆ける。誰かが笑い、誰
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.7

あの頃を良く憶えている。
寝そべった草むらの感触も、見上げた星空の美しさも、いつも隣にいたあなたの存在も。
記憶と共に実感する老いもあるけれど、それらも全て私達が生きてきた証。
家族の愛、別れの辛さ。
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

恐怖を抱えたまま生き長らえると、悪魔が死を呼んでくる。
しかし、冷静になると、その悪魔は天使に変わる。

死への恐怖と、薬の幻覚が混じって見た走馬灯のような夢。
その中で答えを見つけ、失った子供と出会
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インセプション(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

第2階層の無重力空間が楽し過ぎる。
ラストは現実であって欲しい…

スウィート・シング(2020年製作の映画)

3.9

“愛しい君へ
Film by Aldolfo Rollo”

贈り物はささやかで良い。
子守唄は下手で良い。
多くは望まない。
ただ、愛さえあれば。側にいてくれれば。
理不尽で残酷な大人の世界
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アリゾナ・ドリーム(1992年製作の映画)

3.2

夢は誰しもが抱くものだけれど、それを追っている時が一番楽しいのだと、気付くことは難しい。

ヒッチコックオマージュのシーンが一番好き。

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.6

たとえこの出会いが偶然では無かったとしても、この友情は一生分の奇跡。

これは、信頼も出来ないし、喧嘩もたくさんする、大好きで大切なあなたに贈るラブストーリー。
ラストネームさえ知らないけれど。

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ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

3.8

争いの引き金を引き、拍車をかけるのは、いつだって争い合う当事者達では無い。
そのことに気付きながらも、自身の才能に抗えず、底のない闇へと沈んでいく。金など、命など、どうとでもよいほどに。

「関係ない
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ファニーゲーム U.S.A.(2007年製作の映画)

3.5

OPから序盤にかけての不穏な雰囲気がとんでもなく好き。EDに向けての絶望感も堪らなく良い。
改めて、ティム・ロスもナオミ・ワッツもめちゃくちゃ演技上手だな…って。あの憔悴し切った感じ素晴らし過ぎる。

ニル・バイ・マウス(1997年製作の映画)

3.0

朝から夜まで、絶え間なく喋り合う。孤独を恐れるように。足りない愛情を補うように。
盗みも暴力も、全ては愛情の代わりに教えられたもの。
あの時、誰かに愛してもらえたら。そう願っても、過ぎ去ってしまった時
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