あいこさんの映画レビュー・感想・評価

あいこ

あいこ

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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

トリュフォーだけでなくチャップリンもU-NEXTでたくさん観れるようになっていて嬉しい、母最推し作品なのでふたりで一緒に鑑賞
産業革命により資本主義への道を辿る様子に対する風刺やブラックユーモアもある
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あこがれ(1958年製作の映画)

4.5

やることなすこと最悪でけれどどこか憎めないガキんちょたちがかわいい、萌ゆる緑のざわめきや倒れた木漏れ日のかがやき、それら初夏を感じさせる鮮やかな色彩がモノトーンの向こう側から浮かび上がってくるようだっ>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

4.2

カウリスマキ節全開な構図表情台詞雰囲気ストーリーカメラワーク全部最高ちょう好み、最後の最後まで救いが無さすぎてもはや苦笑だったけれど手を取り合う相手がいて良かったとしみじみ

「どうする?結婚するか」
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blue(2001年製作の映画)

3.4

ふたりの演技の感じとかストーリーはまったく好きになれず、終始なんなんだこれは...と感じてしまっていたのだけれど、画が良すぎて最後まで観てしまった
どこか淡くざらついた質感と色合いが大好き過ぎるし、構
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

他にも同じ考えの方がいたけれど、ふとした構図や色合いなどにソールライターっぽさを感じさせる瞬間がいくつかあったなと何度でも思う、写真的なNYの切り取り方が美しくてうっとり

初恋の相手と20年振りに再
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

「世界はこの日を忘れないだろう」
8月6日、広島に原爆が投下されたあの日に、呵責に揺れながらも彼が聴衆の前で述べたこの言葉。新たな時代が幕を開けたと歓喜と熱狂に包まれる人々を見つめながら、立場が変化す
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.8

わたしの14歳のページには今もなお生々しい劣等感と羞恥心が強くこびり付いていて、作品を通してそれらの記憶と向き合うことは苦しさいたたまれなさを伴うけれど、決して還ることの出来ない瞬間が纏う光は眩しくそ>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.0

原作者の川村元気さんがプロデューサーをしていることで、自作を映像化するにあたりどういうところを改変してどこはそのままにしておくかという軸やラインを感じることが出来たのは個人的に楽しかったかも、原作を読>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

3.7

なんかもうめちゃくちゃすぎて笑うしかない、 テンポのいい映像がおしゃれで楽しいしブラピがワイルド

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

世界観全開でめちゃくちゃ楽しめたけれど、残りのストーリーが後章に収まるのかすこし疑問かつ心配、あとおんたんのイントネーションが想像と違ってて衝撃

ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.2

ストーリーの薄さ安易さをすべてはちゃめちゃさで押し切れてしまう80年代の刹那的な熱気の力に圧倒...

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.8

「そんなに形にこだわらないの。大切なのは心よ」
「うまくいかなかったら帰ってきていいんだよ」
旅立ちの日に両親がキキに告げる言葉に涙がにじむ思いだった
歳を重ねて観返すことで何度でも新たな感情に出会え
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.8

初めから終わりまですべてがはちゃめちゃで笑ってしまった、車壊れすぎ
あまりのおバカっぷりになんか元気出た

007 スペクター(2015年製作の映画)

4.4

はちゃめちゃスパイ映画も好きだけれどやっぱり王道ハードボイルドの良さを堪能したくなり鑑賞
ダニエル・クレイグとレア・セドゥの組み合わせが完璧すぎる

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.8

超絶はちゃめちゃぶっとびアクションに何度も笑ってしまった、こんなんあかんやろの連発すぎるし軽率に人が死ぬし全部爆発する

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.2

きっと研磨にとってこの試合は、彼が歳を重ね大人になり、自分にもかつて汗を流しながら全力でボールを追いかけた時間が、そしてそれを心から楽しいと思えた瞬間があったのだと振り返る時、何度でも繰り返し思い出す>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.5

カメラワークと映像の雰囲気が大好きすぎる、個人的にはウォン・カーウァイ監督作品暫定ベスト
夜を駆ける車窓の光、手繰り寄せられ遠ざかる街灯、そしてどこか翳りのある面持ちですれ違い時に言葉を交わし合う人々
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ピアニストを撃て(1960年製作の映画)

3.6

ピアニストが主人公なこともあり度々挟まる演奏シーンが楽しい
テンポよく進むストーリーと、いや撃たれるのあなたなんですかという衝撃のラスト、全体的にライトな作風が見やすくもありどこか物足りなくもあり、ノ
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罪と罰(1983年製作の映画)

3.2

デビュー作ということもありまだ作風が確立されていないという印象、わたしはアキ・カウリスマキ作品の陰鬱でけれどシュルレアリスティックなユーモアに満ちているところが好きなのでこれはなんとも...もうちょっ>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

4.0

モノトーンで切り取られるニューヨークの美しさ、そしてOP,EDのRhapsody in Blueとの組み合わせがほんとうに完璧、大好きな曲
→「彼にとって街は常に黒と白の存在であり、ガーシュウィンの曲
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.8

初めから終わりまで、周りの人々の視点からでしか物語は語り得ず、死の直前まで彼女たちは影のある微笑みが美しい少女のまま
その年頃の危うさ繊細さでは片付けられないすべてと、決して描かれない絶望と
ソフィア
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.9

世間一般で引かれている"普通"や"正常"のボーダーラインの危うさに何度でも思いを馳せてしまった
内側に抱える葛藤や憂鬱から目をそらさず向き合うことで、混沌とした世界で自我を保ち生き抜くための力が備わる
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.8

本当にめちゃくちゃ良かった、最初からある程度展開は読めてしまうのだけれどなんだかんだこういう王道な物語大好きだなと改めてそして何度でも
繊細なピアノの旋律やどこを切り取っても美しいシーンの数々にうっと
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.8

ウェス・アンダーソンの世界観全開でちょう楽しかった、カメラ目線でこちらに語りかけてくる演出が好き

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

陳腐で安易な生きづらさよしよし系作品かと考えていた(ほんとうに最低)わたしが間違っていたなと鑑賞中何度も繰り返し反省した、すみませんでした
三宅監督の前作「ケイコ 目を澄ませて」でも感じたのだけれど、
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.2

父親が大好きで4回以上観てるらしく、絶対観るべきだと勧められ鑑賞
設定にも展開にも終始唖然、どこまでも諦めずに全力を尽くして生に執着し続ける主人公の根性と気力に圧倒させられた
火星の様子や宇宙空間の映
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.8

クラシック音楽がふんだんに使われてい冒頭が楽しかった、特にシュトラウス2人の2曲が流れるたびにやにやしてしまう
雄大な宇宙空間を漂うシーンの背後で流れている曲、確か川の名前が曲名に入っていたよなモルダ
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.7

陰鬱でけれどシュルレアリスティックなユーモアが癖になる
額に落とされるキスがかわいい

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.9

notハードボイルドbutエンターテインメントなスパイ映画
もう展開がずっとめちゃくちゃだしラストの共闘シーンのはちゃめちゃっぷりには思わず笑ってしまった、観ていて元気出るしなんだかんだこういう映画も
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

4.4

王道だけれどこういうの大好き、マット・デイモンの魅力が完璧すぎる

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

母親のことを人間的に好きになれず終始モヤりながら観てしまった、激しい口論シーンで述べる言葉の数々があまりに身勝手かつ傲慢
真実がいつも一つである世界なんてものは存在しない理想郷なのであり、誰の目にも明
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

流血シーンで久しぶりに鳥肌立った、常時ガンギマリなバルデムのサイコっぷりに唖然、誰もが抗えないそして予測のつかない運命の不条理と無情さよ...タイトルとラストシーンについて何度も考えを巡らせてしまう>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.3

父推薦作品、一緒に観た
冒頭20分間の映像を目の当たりに出来ただけでもう観る価値がある、寄せては返す波がすべて朱に染まるほどの惨状に衝撃、世界史勉強し直さねばと改めて感じた
安全な場所で生きる上層部の
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.0

全部ぶっ飛ばして突き進むふたりのはちゃめちゃっぷりが最高、クレイジーなふたりのロードムービーという皮を被りながら全力で届けてくれるメッセージにスタンディングオベーションです、わたしの代わりに中指立てて>>続きを読む

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