善良な人たちだけの集団を作れたとしてもそれが完璧であるのは第一世代だけで、以降は恐怖や神話を理由に人を縛り、維持するとなると制限の方に向かう集団。犯罪を犯さない人たちで集まったとしても予期せぬことでタ>>続きを読む
見た目では一方が華美でもう一方が地味だとしても、傷ついた身体や心を隠すのに赤も黒も同じ色。脱出の為の道筋が違うだけで姉妹の望む先は一つであった。
天才ハッカー・リズベットのITスキルの高さと繰り出され>>続きを読む
生きていくための必要最低限の学を与えられず叱責&叩き上げで成長すれば、どんな理不尽が降りかかってきても受身とド根性で乗り越えることを覚え最後は破滅が待っていそうなものだけど、最終的に彼女が得たのが平凡>>続きを読む
「心は衰え、体は誰も見向きもしなくなる」。この誰にでも平等に訪れる未来を生き抜くための、青春のある尊すぎる愛の一瞬を鮮明に描いた一作。
冒頭、国会で議員たちが激しく議論し合うショットが良い。チャーチルという人物が人情寄りの曲者でかつ弁が立つ人間でなければ、民間から船を出すなどという奇策は通らず、曲者なりに隙のある人物であったからこそ周>>続きを読む
人種間で暗黙に存在し続ける優劣を前提に、浅はかな正義感にまみれた推測フェチ人間と当事者である人間の攻防を描いている。完全に二分化した実社会では両者に理解がある者や被征服者側に表面的に取り繕う者も暴力に>>続きを読む
ユーモアや熱狂は地獄から生まれるといういいエンタメ映画。次回作の猿の惑星感。
エロ漫画でいう触手的役割感。ディスコミュニケーション映画だったらシザーハンズとかherの方が完成度高いと思った
一人の青年の罪の告白から始まるラブストーリー。
世界大戦におけるマジョリティ/マイノリティの構図を匂わせ当時の雰囲気を醸しつつ
これ以上傷つけたくないと、愛する人達のために自分だけが嘘を重ね
結局は自>>続きを読む
20代後半向けのキャリア恋愛ものってあんまりなかったんではと思い視聴。内容はステレオタイプな展開が力尽くで展開され激萎え。政治×恋愛×女性キャリアものは危険すぎる融合だと実感。
鈴木伸之の発声は安定感>>続きを読む
現代の底辺層で生きる若者を描くのが今一番うまいと思われるサフディ兄弟の2作目。情状酌量でありつつ倫理的にアウトな出来事を物語の中にサラッと入れてくるのがうまいし、そこが信用できる。
フィクションとノンフィクションの境界と是枝監督がコメント残してたけど。
フィクションとノンフィクションの力のいいとこどりの傑作作品。
自分にしかわからないことで勘違いされて責められ傷ついたときに
ご飯の味がしなくなるような感覚を呼び起こした。
妙にロマンチックだったのはどういうことだったんだろう。
コスチュームが欲しかっただけなのにまじでかわいそうすぎる…。(なぜかにやにやしてしまう感じで。)ある人は、どんなに苦労している境遇をもった人でも、悪いことをすれば必ず代償は返ってくるヨーロッパ的な道徳>>続きを読む
舞台は1950年代のニューヨーク。
この時代の働く女性の憧れの職業といえば、有名デパートの売り子だったと聞く。なぜならそこにはお金持ちの紳士な男性がたくさん訪れるから。主人公テレーズも、>>続きを読む
【多様な「おいしい」の先に辿り着いたものとは】
「おいしい」の価値観は国によってまちまちだ。アメリカのように食べ応えのある肉が求められれば、牛の身体を大きくするために穀物の肥料が与えられる。日本では>>続きを読む
まだまだ風当たりの強かった時代のヒスパニック系の男は、一世代で石油事業を築き上げる。妻はマフィアの娘。周りの目は厳しく、彼の信用は「真面目さ」にのみ裏付けられていた。真面目でクリーンなビジネスを、とい>>続きを読む
生まれがよく、財産を手にした連中だけが生き残れば良いという世界を巻き込んだ壮大な計画を、誰もが認めるヒーローが救うのではなく元悪ガキの恵まれない家庭で育った少年やキングスマンになりたての少女や諜報部隊>>続きを読む
1930〜1960年代の中国・北京で激動の時代を生きることになった京劇役者たちの一生を描いている。
日中戦争期〜文化大革命時で芸の道に生きる京劇の役者たちのあり方が一変する。時代の風潮によって受け入れ>>続きを読む
狂ったやつの映画だと思って真面目なシリアスさを待ち構えていたらなんだかそうでもない。映画をとりまくあの不思議な滑稽さはなんなのだろう。
主人公のパパラッチ、ルーは確かに狂っていた。しかもところどころ>>続きを読む