三吉彩花がいい味を出していた。これから期待。各エピソードが独立していてぶつ切りのような。
出逢いと変化、そして別れと再生。王道のストーリー。途中のスキー場とボウリングのエピソードは少し中弛みしたかな。
ほのぼのとした小市民噺。’50年代の松竹作品のよう。理髪店のガラスにある「山本式」は帝国日本の山下五十六由来か。台中、いいなぁ。
「円」が実は閉鎖性を併せ持つことを見事に描いていた。蟻の描写も素晴らしい。ふたりの剛が絶妙。
「写真の業」がよく描かれている。楽曲の使い方も味わい深い。『地獄の黙示録』を彷彿とさせられた。
一般ロードショー向けにわかりやすくしたのかな。『アカルイミライ』と雰囲気は近いかも。ネットネタは希薄。
呉美保監督の抑制された演出が素晴らしい。港岳彦脚本にハズレなし。母親役の忍足亜希子も素敵。
舞台中継のよう。小道具も生きていない。スオミの本当の姿も炙り出して欲しかった。
小道具をちゃんと撮らないと伏線にならないのではないか?。スイカが唐突に(^^)。
やりたいことはわかるけど脚本と監督は別にするほうが良かったかな。あと躁鬱や双極性ではなくて分裂だと思いました。
いかにも高校演劇。陽射しに真夏感が無かったような。空のプールは子宮の比喩かなぁ。
窃視の話しかと思っていたらフェティッシュな展開だった。目だけ演技の連続(当たり前か^_^)。
絵を描くきっかけになった先輩との絡みをもう少し欲しかったかな。あとブルーピリオドって何の意味がある言葉なんだろ。
舞台劇のよう。もしくはTVのバラエティ。映像的には折り鶴をもっと活かして欲しかったかな。三女の彼氏は素晴らしい。
‘70年代の日本の東映映画のノリに近しいものを感じた。役者も野際陽子や中村晃子みたいな。