AkashiKenjiさんの映画レビュー・感想・評価

AkashiKenji

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女は女である(1961年製作の映画)

3.3

ビビッドな色使い、書き割りのようなパリの街並み、抽象的で詩的なセリフ。
ゴダール作品は5か6つほどしか見てなくて、レオス・カラックスやギャスパー・ノエなど、この作品以降のフランス映画を知っている分、復
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.5

面白かった。脇役までみんな演技が素晴らしかった。予想を裏切るってこういうこと。気持ち良いどんでん返し。
音楽の使い方も良かった。俳優亀岡拓次のモデル、宇野祥平が出てて、それに気付けたことも個人的に嬉し
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清須会議(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

悪くはなかった、とは思う。気になったのは終盤の冗長さと、「ぶっちゃけ」に代表される今っぽい言葉づかい。
あとは宇多丸の評論を改めて聞いて、なるほどと膝を打つ。確かに裏切り方がバレてたもんね、役所広司以
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.6

やっぱりクローネンバーグは好きだな。暴力を怖いと思って描いているから。
ゆっくり不穏な空気に蝕まれていく感じは、ジョン・ウィックと共通するが、あっちは「陽」、こっちはとことん「陰」に徹する。ヴィゴ・モ
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.0

すみません、これはながら見。
フィッシャーの精神が壊れていく様子、そして対するスパスキーもまた追い込まれてることが徐々に分かっていく感じは、ちょっとハラハラできて楽しかった。

娼年(2018年製作の映画)

3.1

松坂桃李頑張ったなー、という印象が第一。
ただ話としてはどうか。松坂桃李と各女優とのベッドシーンのみで映画は成立し得ないということ。あまりストーリーとしての推進としてはちょっと弱く、ずっとサービスシー
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俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

3.3

大部屋俳優の淡々とした日々。所々挟み込まれる誇張表現、オーディションの風景、原付に乗るシーンなど、これが良い方に効いてたように思えた。
ヤスケンも、脇を固める山崎努や三田佳子らも良かった。ただ音楽、こ
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.4

大根仁映画の中では一番かも。サブカル的な演出と、題材の相性が良い。モテキではダンスだったが、今回はペンの走る音にプロジェクションマッピング。盛り上げに一役買ったと思う。
そして小松菜奈、小松菜奈が出て
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.7

枯れた男、寂しげで孤独な生活。男の憧れ。ありふれた設定だが、過去が語られるにつれ深みが増す。
そしてやはり野球には哀愁がある。これがサッカーだとこうはいかない。

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.4

戦争に行った祖父がよく、戦場では銃の弾が飛んでくる音がするという話をしていた。そしてこの作品を見て、市街地戦のシーンでその音を聞き、この音だったのかと納得した。
すぐ背後を歩く敵兵、仲間が死にゆく様子
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

恐らく僕の今年最後であろう一本で、今年ナンバーワン級の体験。

ともかく前半のダンスの素晴らしいこと!ダンサーは人種や性別も様々。ダンスのジャンルもバラバラで、バリエーションに富んだ複雑なパフォーマン
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

2.8

すごく久しぶりに映画というものに触れる。
小松菜奈のアイドル映画として、とても良くできてるなあって思う反面、セリフや演出、編集の垢抜けなさはなんだろう。惜しい。
オープニングからアバンタイトルまでが短
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

痩せ細ったホアキンを見ているのがつらい。見ていられない。直視できない。そして泣く代わりに笑う姿は何度も心を打って泣いてしまった。
また最後のシーン。真っ白な廊下の先で繰り広げられる姿は、きちんとコメデ
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.1

掘り出しものだった。無人島にあなたなら何を持っていく?ナイフ?マッチ?それとも恋人?
やるべきこと、守るべきものがあるということは、それすなわち生きていくこと。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

「銃をくれ、どっさりとだ」
こんなセリフも様になるほど、作り込まれた世界観。銃はもちろん、バイク、犬、日本刀、そして馬。今回もフレッシュなアクションを楽しめた。
砂漠のシーンでは、ホドロフスキーを思い
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.6

パラベラムのための復習。アクションはもちろん凄い。あえて別のポイントを挙げると、暗殺指令を出すオペレーターのシーン。非常にレトロななインテリア、アナログなギミック。テリー・ギリアムのような、不思議な世>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.6

パラベラムのための復習。ずば抜けたアクションの凄まじさ。そして(中二病的な)美しさと格好良さ。乾いた銃声、邪魔をしない低音BGM。キアヌのしなやかな身体が、イーストウッドを思い出させる。パラベラムも期>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.6

非常に説明が省略され、テンポ良く進む代わりに、難解なストーリーとなってしまった印象。かつて劇場で鑑賞したが、全然わかんねー!となったが、数年ぶりに今一度チャレンジと、重い腰を上げさらに丁寧な解説を傍ら>>続きを読む

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語(2012年製作の映画)

3.4

艶、という名前の女性を巡る物語。行定監督の癖が全開だったように思うんだけど、これは原作未読のため分からない。野波麻帆がとにかく最高だった、僕は男だがあのように強く生きていきたい。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

いきなり泣きだすディカプリオから映画はスタート。やはり、大人の男がオメオメと泣きだすのはエモーショナル。
中盤、ハリウッド中のダイナーやファストフード店や映画館が、夜の営業に備えネオンを点灯させるシー
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.0

中二病要素は今回は控えめ。主人公を巻き込むという無理のあるストーリーっぷりは、3作の中で最大。主要キャラの裏切り、どんでん返しの連続は、ミッションインポッシブルや007的とも言えるが、やはりアクション>>続きを読む

天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.1

前回から引き続き中二病的な要素満載で、今回はそこに時限ものアクションが追加された、という感じ。ただ主人公のキリスト教にまつわる豆知識披露の場は少なめで、陰謀論的にはちょっと物足りないかもしれない。

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.1

原作を読まずに鑑賞すると、非常に難しいかもしれない。お恥ずかしいことに、キリスト教について予備知識があまり無かったため、中二病的な言葉の連続にちょっと胸焼けしそうになる。でも終盤になるにつれ、そういう>>続きを読む

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.0

身終えたあとの、謎のスッキリ感は何だろう笑
ノリ、ルックス、ビート感だけで映画を作ってしまうリュック・ベッソン。今回はフルコース。お腹いっぱい。

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.1

原作は未見。
ブレードランナー的、アジアの匂いのする近未来という世界的は、既視感がとてもあった。原作に忠実と言われればそれまでだけど。アクションも、フレッシュかと言われればもうちょっと物足りない。原作
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最高。動きもストーリーも本当に最高。
色々な見方ができると思う。フェミニズム、生と死、性、ネグレクト。人生は本当に巡る巡る。
まあ原作からこれらを想起させるような作品を作りあげた高畑勲が凄いのだが。
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ソルト(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

続編を期待させる終わり方だったが、もし仮に続編が出来たとして見るかと言われるとうーん、という感じ。ミサイル発射するかどうかのシーンなどは、少し画面が貧相に感じてしまった。

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.7

無神経さの罪よ。主人公は、ともすれば最悪な性格なんだけど、そんな彼女にも悩みはあって。そんな当たり前のことに気付かされる。

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.6

このシリーズは割と好きで、何度目かの再鑑賞。この2が、3作の中では一番、コメディのラインとシリアスのラインのバランスが良いと思う。ほどほどに笑えて、ほどほどにハラハラできる。大泉洋が動けるうちに、もう>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

この2人は、もう言及する必要がないほど素晴らしい。お互いの目の向き、周囲の風景と色合いで、儚い世界が作られていく。50年代当時の映画よりも、もっと静かで艶めかしい映像。ドライマティーニを飲みながら、も>>続きを読む

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、リーチャーがサムに寂しくない?と聞かれ、時にはね、と返す。この言葉に、どんなに孤独でも、時には寂しくてもいいんだと知り、心強く感じた。

アウトロー(2012年製作の映画)

3.4

ミッションインポッシブルを一気に見て、そこからのアウトロー。無骨、でも地味でもしっかりとした味わい。謎解きがとても楽しい。

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

2度目の鑑賞。光の使い方が印象的だ。暗闇に灯る冷蔵庫の明かり、ライターの炎、クラブのライト、西日。

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.4

みんなで鑑賞。再見。また恋愛したくなるやうな映画、というリクエストで、アマゾンプライムから今作をチョイス。みんのちょっとずつ変で、安心する。

ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.8

怒らせた人が悪かった復讐劇パターン。狼の死刑宣告よりも、もっと複雑なストーリー。ポリティカルサスペンスの要素もあり。ところで、最後のエンドロールが出るまで、ピアース・ブロスナンだとは分からなかった!ヒ>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

公開中に2回見て、アマゾンプライム開いてあってなって、3回目の視聴。

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