方や高校生の甘い恋愛、方や大人のどうしようもない夫婦。片田舎の閉塞感から出てくる男女関係がうまく映し出されていました。雪のコントラストが良いし、サム・ロックウェルの終幕にむかう人間くさい演技にグッとき>>続きを読む
所謂「潜入捜査もの」としての緊迫感、緊張感みたいなものはしっかり流れている。キャスティングもうまく、設定もそんなにぶっ飛んだものではない。主演の神保さんが関西弁を忘れて標準語になっちゃったり、などとこ>>続きを読む
控えめで人見知りな女性の「長くて痛い自転車旅行記」。
きれいなインサートカットとは裏腹に、自転車シーンは80パーセントぼろぼろになっていく今村監督の背中姿が写される。自分が変わりたいから協力を求めた哲>>続きを読む
4時間38分は無駄じゃなく、さまざまに張られた伏線(というか罪)の決着(というか罰)を期待せざるを得ないんですね。キャストが多く、章ごとにメインが違うので感情移入が難しいけれど、それが「あなたはどの立>>続きを読む
シリアス路線プラス、家族の絆、父と娘、兄と妹という、ジャッキー映画定番のテーマ。アクション少なめを、要所にインサートされる回想シーンなどテンポのいい編集でカバーしていた印象。最後の対決シーンへの盛り上>>続きを読む
普通ってなんだろう。と考えてみたくなる映画。貧困家庭に暮らす子ども、特別なニーズをもつ子どもをスポットさせつつ、現代の教育現場の状況も垣間見せる。沢口靖子のストレートな演技が次第と「普通」になってくる>>続きを読む
地位とか、名誉とか、お金とかに翻弄される人たちの滑稽さがよく描かれてます。邦題が秀逸です
シンプルな渡世ものも、池広監督と雷蔵様にかかれば、哀愁たっぷり、様式美溢れるハードボイルドになる
大河ドラマが好き。歴史が好き。戦国武将に詳しい。という人にはお薦めできない。まぁとにかく東映時代劇が好き。相変わらず大仰な萬屋先生や弘樹兄たちを観たい。初期FMWばりの「おもちゃ箱」感を味わいたい人に>>続きを読む
走り出したら誰にも止められない、愛情と性欲のロードムービー。黙々と走る男の姿を、淡々とカメラはとらえる。道中に大きなトラブルや事件が起きるという、ドキュメント的なおいしいことがあるわけでもないのに、ゴ>>続きを読む
虚々実々、腹筋崩壊の青春映画。丘サーファーは死んでも丘サーファーっていう、童話みたいなお話
障害者プロレス団体DOGLEGSのサンボ慎太郎選手を中心に「剥き出しの愛憎表現」を描いたドキュメンタリー。レスラーたちが、自らの生きざま、「障害」をさらけだしてリングにたつ姿に、映画「レスラー」でミッ>>続きを読む
期待ほどはなかったけど、たしかにアパッチの半殺しシーンはエグかった。いまじゃコンプライアンスがどうのとかいってこういうデリケートな作品はテレビでは無理なんだろうけど
遅ればせながら参戦。今をときめくボーイズたちが、古きよきスターたちのごとく、車一台、タイツ一枚で各地で「試合」する姿を観てるだけで微笑ましくなる。ハートウォーミングなプロレスドキュメンタリー作品。菊地>>続きを読む
戦争、政治によって離ればなれにならざるを得なかった家族。しかし、お互いへの愛情までは引き裂かれることなく、いまも生き続けているのだなぁと。だんなさんと交わした文通、手紙を息子さんと読むシーンで見つけた>>続きを読む
男ががんばる理由なんて単純なものだ。男が泣く理由はふくざつなようでそうでもない。この映画はラブレターでもあり、遺書でもある、なんとも不思議でキテレツな、もうひとつのセカチュー
リー・リンチェイ版よりもアクションがワイルドだし、元ネタに忠実だと感じた。すばらしいのは、ドニー・イェンがブルースリーのクンフーを完コピしてること