恐ろしい量の皮肉が仕込まれているから、全く愉快ではないけど口角が上がりっぱなしになる。
誰よりも勇敢で命令に忠実なB-52の乗組員たちの死を願っている時、観客もこのグロテスクな喜劇に加担させられている>>続きを読む
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期待や責任を振り払ってヤクザのもとへ走る聡実くんが好きだったので、後輩が正しさの象徴でなくなってしまったのは残念なんですが、紅の和訳と合唱アレンジでブチ上がってしまったので私の負けです
熱い展開を照れずに全力でやってくれるのがインド映画の良いところですね〜
炎や水や砂埃といったリアル物質での特殊効果をこれでもかとぶち込んでくるアクション、嫌いなわけはない
そりゃキャラやストーリーを単>>続きを読む
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現実と空想が入り混じるストーリーの中で観客が唯一確かなものとして受け取る絵描きの青年への想いが最後の一言でひっくり返るから、奈落に突き落とされるような心細さが残る
日本アニメの演出の粋を集めたような映画
本当に演出だけで観る価値ある
その分、仕草とかがアニメそのもので登場人物が日本人にしか見えないけど……
生の「同志(タヴァーリシ)」や「いいえ(ニェット)」が聴けるだけで現代史オタク大歓喜
あとサプチャークの鞄持ちやってた頃のプーチンが映り込んでて爆笑出来る
観終わった後にWikiで出席者たちの末路を見届けるまでがこの作品です
あの原作を映画の尺でやるのは土台無理なんだから、こってりしたナレーションをほぼ排除して画面全振りにしたこの映画は逆に見所があると思います
エヴェレストの自然描写は美麗そのものだし、三点支持やセルフビレ>>続きを読む
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なんとなくジブリを感じるシーンがけっこうあったので、「会いに行くよ」に(三陸鉄道に乗って?)と心の中で付け足さないではいられなかった
・理論的なSFとゆるい絵柄のギャップ
・最新ツールをいじめやいたずらに活用する小学生のリアルなクソガキっぷり
・子供から見ると抑圧的でも本当は色々考えてる親世代の葛藤
・成長した主人公が約束をどう果た>>続きを読む