kumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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魔界転生(2003年製作の映画)

1.8

なんでもリメイクすればいいというものではない。
なにかと残念。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

真面目にそれぞれがアホらしくて
まだ日本映画は捨てたもんじゃないなと笑った。

二階堂ふみがダントツにいい。

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.5

過酷な環境を家族を守るために生き抜く
10代の女性が主役とは思えないほど静かで骨太な作品。

驚いたのがリスを食べるシーン。
身が少ないけれど食べられるのか、、

ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

3.9

辛い。とにかく直視が辛すぎた。

いつまでも頼りになると思っていた
両親の老い、中でも愛する母の認知症により
どこかへいってしまった母の面影とその介護をする
父親との関係と。

年老いた家族はなぜあれ
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マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

3.8

圧倒的な美と死臭漂う甘美なグロテスク。

貧困でありながら誰も観たことがない
無限のアートを生み出し世界に投げかけた天才。

映画『ザ・セル(The Cell)』の石岡瑛子さんの
衣装かと思うほどイン
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未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)

3.4

ファシズムが溢れるパリから
マルセイユまで逃げ出したものの
一縷の望みは他人のビザで船に乗ること。

その日まで緊張しながら息をひそめて
生活するも、不思議な出会いが様々あり
気持ちの変化で決心が変わ
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.3

仕事ばかりの娘を案じ、
彼女の住む街に訪れたものの
殺意がわくほどの(マジで)悪ふざけを
繰り返し行う父親。

結果、この親にしてこの娘ありな
感じだったけれど最初入りにくい作品だった。

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.7

脛に傷を持つクリスティアンが得た職は
大型スーパーマーケットの品出し係。
無駄口をたたかず自己開示をしないけれど
同僚たちはつかず離れずいい関係である。

それぞれが誰にも言えない事情をかかえ
それで
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猫が行方不明(1996年製作の映画)

3.6

当時のパリを包み隠さず
映し出したお洒落系な作品。
愛猫グリグリ、名前も可愛かったな。

主演のギャランス・クラヴェル、
サイン会に行ってみたらカヒミ・カリイぽくて
可愛かった。ずっとタバコ吸いながら
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おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

3.6

久々のセドリック・クラピッシュ作品。

父が手塩にかけ大切に育てたワイン畑を
兄・妹・弟の三兄弟が引き継ぐか否か、
それまでの人生とこれからを考える物語。

ワイン醸造をめぐりそれぞれの思いや
苦労、
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.8

実話。10代で身籠り、産んだはいいものの
その子を手放した後悔の念に押しつぶされる前に
行動にでた老女フィロミナ。
最後にどうしても愛するあの子に会いたくて。

結末が何とも言えない気持ちになるけれど
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

3.8

不況により長年勤めあげた銀行から
あっさりと解雇され職を失い、
生活の為に妙齢の金持ちの女性たちを
たぶらかしては殺害する。

とうとう捕まるも、その様子は
ホッとしているようにも見えた。

決して肯
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街の灯(1931年製作の映画)

4.0

貧しいながらも人を愛し
その人の為、身を粉にして働き
目の手術のために奮闘する。

そんなことは露知らず、
無事手術が成功した当の女性は
笑いの種にしていた相手の手に触れたとき
思い出した。この人だ、
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ダブル・サスペクツ/ルーベ、嘆きの光(2019年製作の映画)

2.8

貧困層が多く住む地域の様々な犯罪と
それを取り巻く人々。
取り締まる側の警察官も
街の酷さに辟易しながらも淡々と
職務をこなし、自供させていく。
地味だけれども、どこにでもある
様子が逆に身近に感じら
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28日後...(2002年製作の映画)

3.5

久々に観返してみたら
今のコロナの状況と符号しまくっていた。

サルによる血液で感染し、
スピード感ある走りをする
ゾンビっぽいものはえらく耳がよく、
走るための筋肉もあり健康そうだ。

驚くほど閑散
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.3

それぞれ馬の乗りこなし方がかっこよかった。

イーサン・ホークとイ・ビョンホンの関係は
ご馳走レベルで良きものだった

その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

3.8

因果応報。

片足を泥沼につっこんで
身動き取れない兄と弟、それぞれの配偶者。

そんな状況も金さえあれば、、と
強盗を計画するも、もともとヘタレな弟に
任せてもいいことはなかった。

抜け出せるはず
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.0

英雄として死んだ父の最後の真相を知るため
ある土地に降り立った息子。

かつての父の愛人、親友たち、そして銅像。
反ファシスト活動とこの悲劇を消して風化させない
複雑な思いが絡み合うことを知るまで、視
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

主要の登場人物は数名、わずか2部屋。
電話ではじまり電話で終わる。

翌日自身の事件の釈明をする必要があるのに
罪の意識が根底にあり、電話の向こうの
人物に肩入れし懸命に救出しようとする。

上映中画
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鉄道員(1956年製作の映画)

3.6

頑ななまでに頑固を押し通した父と、
それらに振り回されながら
なんとか形を保っていた家族。

それもこれも誇りに思う自分の仕事と
愛する家族を守るためだった。

時代に変化の兆しが見え始め
家族それぞ
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ベン・ハー(1959年製作の映画)

4.0

随分昔に観ていたけれど、改めて
鑑賞したところこれほどまでに
宗教色の強い作品とは気づかなかった。
イエス・キリストが誕生し、東方の三博士が
乳香、没薬、黄金を贈り物をして救世主を
称えた話からはじま
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.8

実際にパートナーである
ポール・ダノ&ゾーイ・カザンの
とびきりキュートで愛が溢れている作品。

ほんと好き。

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.7

一目でお互い好意を持ち、順調に未来へ
進みたかったのに阻むのはパキスタンに
ルーツを持つ男性クメイルの意識だった。

親密な関係に単なる及び腰ではなく、
宗教を含む家族の問題は長年伝統として
深く考え
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.5

最初から最後まで美しい色合いと構図だった。
特に印象に残ったのは銀杏のような葉の黄色と
誠実なイメージの青。ともに補色のような関係は
彼ら自身を象徴するようだった。

圧倒的白人による支配がまかり通る
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.7

洗練された美しいドレスを紡ぎ出す
繊細な指(そのわりに指先は血や皮むけがあり
とことん苦労しているのもわかる)で
数々の女性を魅了してきたレイノルズ。

あるとき知り合ったおぼこいウエイトレスに
何か
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.7

「1984」なみに、富を持つものであり
管理する側のビッグブラザーと、労働者で
管理される側の末端の人間を見事に皮肉った
極上の風刺作品。

コスト優先で人をただの労働者としか
認識していない資本主義
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散歩する霊柩車(1964年製作の映画)

3.8

どいつもこいつも金の魔力に浮かされた
勢いのある最高のブラックコメディ。

登場人物が口を開くたび
面白いように二転三転するから
飽きることなく食いついて観てられる。

それぞれのカットもユニークだし
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カンフー・ジャングル(2014年製作の映画)

3.3

かつて武術で名を馳せた男と
復習を含め、今一度戦う必要があると思う男。
ドニーさんがいつもカッコイイから良し。

復讐の十字架(2017年製作の映画)

2.7

今もよく耳にする聖職者たちによる
少年への性虐待を軸に、その被害にあった
男性が消えない過去の思いに苦悩する。

ある時加害者である張本人の司祭に
再会し、、となるからぶちのめすのかと
思ったら彼が相
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アレクサンドリア(2009年製作の映画)

3.9

実在の人物、数学者で哲学者でもある
天文学者ヒュパティアの人生。

ヒュパティアを演じるレイチェル・ワイズの
芯の強さと目の輝きが素晴らしい。

博識で聡明な「女性」であったため
差別を受け、様々な努
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ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

3.0

自分の息子のように人形を可愛がり
そのベビーシッターを雇うヤバめな老夫婦。

オカルトにいきそうだけど
まさかそこか、な内容だった。
夫妻も結局は持て余していたのか、、
家も人も全体が不気味でよかった
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

これぞ不朽の名作。

広大な土地タラを背景に
忍び寄る南北戦争の影、それに
巻き込まれる人々。

その中で巡り合いすれ違う愛。

何度でも繰り返し見るほど好き。
スカーレットの気丈な美しさも
メラニー
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アンセイン ~狂気の真実~(2018年製作の映画)

3.1

最初は神経質なソーヤー(クレア・フォイ)が
どこかおかしくて強制入院させられたのかと
思っていたら、病院による保険詐欺がまかり通り
あげくにストーカーが勤務しているときたもんだ。

自分のことを誰も信
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マジック・マイク(2012年製作の映画)

3.6

女性だってセクシーな男性たちを見て
きゃあきゃあいいたい!ってことで
にや付きながら自宅で鑑賞したけど、
映画館だったらもっと盛り上がったかもな~

恋するリベラーチェ(2013年製作の映画)

3.3

まさかの二人がノリノリで楽しんで
演じている姿はなんだか良かったな。

いろいろな人がそれぞれ得意なことで活躍して
世界は明るく回っているんだな~と実感する。

海峡(1982年製作の映画)

3.0

青函トンネル開通までの
数ある困難と現実の流れ。

それぞれが抑えた演技で
良い作品だった。