荒涼とした森の美しさ。忘れ去られた土地での淡々とした暮らし。地味なシーンが続くけれどひとつひとつのカットをじっくり眺めていたい気持ちになる。出せなかった手紙には内容らしい内容はほとんどなくて、マリオの>>続きを読む
内容がすっと入ってこないところもたくさんあったけど、主人公の佇まいがファッショナブルで凛としていて、泥酔してる時ですら一本の芯のようなものを感じてかっこよかった。本当はめちゃくちゃになってしまいたいの>>続きを読む
信頼のグレタ・ガーウィグ!信じて良かったと思える映画をいつも作ってくれてありがとう。なりたい自分を選んでいいという強いメッセージ。お洋服の商品名が出る演出が面白かった。
公式SNSの件で見る気が失せち>>続きを読む
すごく元気になれる映画。今の価値観も加味して原作から色々変えたらしいけど、とても良かったです。あなたはあなたでいただけで何もしてないし悪くない、だから謝る必要なんてない。
このレビューはネタバレを含みます
親近感が沸いたかと思えば、普通に生きていたら交わることのない人間同士なのだと思い知らされてぎくしゃくしたり…不器用なコミュニケーションを繰り返す中で距離を縮めていくラウラとリョーハの関係が良かった。あ>>続きを読む
世の中に解き明かせない謎ってたくさんあふれているけど、その最たるものは他人なんだと改めて突きつけられた感覚。
第一部の慶子の行動が意味不明でホラー映画なのかと戦慄したけれど、彼女の独白を聞いたらなんか>>続きを読む
大人はいきなり大人になるわけではなく、子どもの頃からの経験が地層のように積み重なった結果であるので、大人だからもう平気なんてことはない。
幼い子どもにとって親は絶対的なものではあるけれど、親だってただ>>続きを読む
前情報をじっくり読まず、あらすじをさらっただけで観てしまったけど…思いがけず良い作品に出会えました。
設定だけ聞いたら深刻なんだけど、明るく軽妙なやり取りが多くて、状況は厳しくもほっとする気持ちになれ>>続きを読む
奇妙で怪しく、でも憎めないユーモアのある世界観が最高だった。ジュネの映画は小物ひとつとってもこだわりがあって素敵だな〜。
話は正直一度では理解できなかった…。ちょっと目を離したらついていけなくなるから>>続きを読む
究極的に言うと嘘というものは存在しなくて、その時の状況に影響されて流れ流れた結果、真実のままとどまったり、真実でないものに変容したりするのでしょう。
男と女について辛辣に切り捨てる彼女、仕事がなくなっ>>続きを読む
原作はずいぶん前に読んだきりなので未読とほぼ変わらない状態で鑑賞。吉本ばななの文章は独特の空気感をはらんでいて、特に台詞なんかは声として発すれば白々しく聞こえたり損ねるものがあるのでは…という心配から>>続きを読む
原作はけっこう前に読んでいたので内容はぼんやりとしか覚えてなかったけれど、実写化にあたっての変更点がノイズになったら嫌なのであえて読み返さずに鑑賞しました。
リアルな目線だと胃が痛くなる場面や不自然さ>>続きを読む