ぐさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ぐ

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ポテチ(2012年製作の映画)

2.6

どうも個人的に濱田岳さんと相性がよくないのか、この作品も良いとは思わなかった。話自体よりも、大森南朋の長回しがただしゃべるだけだったり、肝心の球場の観客が半笑いだったりと、盛り上げ方の工夫としめるべき>>続きを読む

ムカデ人間2(2011年製作の映画)

3.6

凄い作品だ、よくまぁやったもんだ、と手放しで賛辞をおくりたい。
1でどこかヌルいな、と思っていたところを払拭。白黒の画面構成や照明が効果的に作用し、極めつけのこの主演。よく探してきたよ、ほんと。人に勧
>>続きを読む

ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界(2012年製作の映画)

3.1

編集が淡白で音楽も場面転換のみなので味気ない作品ではある。画面描写は結構いいが、軸となるジンジャーの葛藤を表すはずの詩の訳が悪いのかラスト前までずっと幼稚に見えた。エルファニングの好演が作品の大部分を>>続きを読む

007/ダイヤモンドは永遠に(1971年製作の映画)

2.9

カーアクションシーンが長く、続くので飽きた。ボンドが死なないお決まりのパターンにも少し無理があったり、お粗末な印象が強い。ラスト数分のシーンでボンドガールも死ななかったり、シリーズを踏襲したいのか少し>>続きを読む

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

3.2

2時間40分の分量を除けば面白かった。が、これはお話の出来が8割ぐらいかな。長いので演出に偏りがあり、文字表現なんかはあまり良さを感じられなかった。テレビシリーズの総集編に見えなくもないんだけど、実際>>続きを読む

ディスタービア(2007年製作の映画)

3.0

00年代の作品にしては古いつくりながら、アイデア自体は面白い、そして低予算。BGMが多用されほぼシチュエーション通りだし、犯人を追い詰める流れはまるでホラー。足の爆弾は?とか冒頭のアレは?とか結構粗い>>続きを読む

ニーナ ローマの夏休み(2012年製作の映画)

2.9

雰囲気系、実直なロマンスというよりは不可思議な要素の多いミニマルな人間関係を描いた形かと。各人物の描き込みが薄いため、男女の流れにもっていけてる流れについて行けず。柱の回廊のシーンはとても良かったです>>続きを読む

コンクリートナイト(2013年製作の映画)

-

トーキョーノーザンライツ2016の中で唯一寝てしまった作品。水の表現と工場の映像以外には記憶に残らず、電子音による音の雰囲気が眠気を誘い内容が一切入ってこなかった。撮影自体に技量がないわけではないのだ>>続きを読む

白夜の時を越えて(1998年製作の映画)

3.2

北欧らしい少女の成長譚。2人の少女の対比が作品の中心ではあるものの、母との関係性や、白黒で提示される現在の様子の物悲しさが見終わった後に余韻となって残った。面白さや楽しさはないけれど、十分に魅力のある>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の恐竜2006(2006年製作の映画)

2.9

旧作に思い入れのある年代である為、正常に評価できているかはわからないが、長い。作品におけるクオリティとスケールは格段に上だが物事を大きく見せて壮大さをラストに誇張している気がした。全年齢向けと考えれば>>続きを読む

映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史(2009年製作の映画)

2.8

こちらもリメイクで旧作は昔に鑑賞済み。新シリーズ全体に感じる、尺が長い印象かつ、昔と違い今では父親の所に飛べてしまうご都合主義と感動の押し付けに辟易。畳の下が宇宙と繋がっているというSFのプロットは色>>続きを読む

映画ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜(2011年製作の映画)

3.2

リメイク作の中では悪くない印象。
見所としてザンダクロスによる世界破壊が徹底的なクオリティで描いている所は個人的に振り切れていてよかった。ロボット軍団の恐怖もゲストキャラの悲哀も描き、ただスケールが大
>>続きを読む

血まみれスケバンチェーンソー(2016年製作の映画)

2.8

はっきり言って内田理央さんという看板のついた低予算映画。井口昇まではいかなくてもクレイジーさを演出しきれてない。敵が味方になり悪を倒すという少年漫画の王道パターンに後半押し込んでみたものの、役者に負荷>>続きを読む

ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2014年製作の映画)

3.0

パロディのB級映画かな、と思っていたらかなり頑張って作られていて面白かった。勿論ゾンビモノなのだが、アクションもアイディアも豊富でキャラの個性も生かされていて満足の一本。「首を斬るには日本刀が一番だぜ>>続きを読む

X-ミッション(2015年製作の映画)

3.0

エクストリームスポーツの脅威の映像。だったけれどCGは結局使ってる?というスタッフロールの長さが驚き。作品としてはスパイモノの面が強く、サクサク進む展開は面白かったがまともに扱うには雑な部分も多い。た>>続きを読む

もしも建物が話せたら(2014年製作の映画)

3.2

2編目を除けば全て満足の1本。被写体それ自体の優秀さにあぐらをかく事のない物語の付与は大きく問題がなく、建物の性質とも合致していたように思う。3時間尺ということもあり見終わった後に充足感があった。オス>>続きを読む

ザ・ブリザード(2016年製作の映画)

3.4

流石ディズニー。海の恐ろしさと船内部の人間模様がドラマとして面白く真っ二つになった船のインパクトは記憶に残った。また擬似長回しのような声出しのリレーが映像として秀逸で優れている。実話というには脚色を惜>>続きを読む

ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー(2015年製作の映画)

3.3

コテコテのブラックコメディと言える部分もあるが一方で冴えない3人の悩みも内容の中核として存在し一晩のバカ騒ぎも少し落ち着きを見せる結果に。謎の地下にある小型電車のトンネルはインパクト大。セスローゲンも>>続きを読む

女が眠る時(2016年製作の映画)

2.8

忽那汐里の艶っぽさは発見だけれど、全体に漂うのは静かな不和の前兆というまどろっこしさ。詩的な映像もある割には登場人物が感情を言葉にしてくれるし、これでもかという程に人物描写も多い。フェチズムを映像化す>>続きを読む

黒崎くんの言いなりになんてならない(2016年製作の映画)

2.7

圧倒の安い画面質感はドラマの延長かと思ったが、ドラマとして話を等分し切売という販売路線だと後で知った。小松菜奈のヒロインさよりも男2人の絡みのが劇場内で盛り上がりを見せており、興行収入も悪くない事から>>続きを読む

マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章(2015年製作の映画)

3.0

前作のビルナイによるスクーターのシーンがとても好きで、思った通り今回も強化版があったが全体としては前作のが良い。ただインド映画の公開が少ない昨今で結婚式のダンスシーンを見れたことはとても嬉しく、爽快で>>続きを読む

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016年製作の映画)

3.0

リメイク作の中では個人的に評価が高かったが、ツチダマに思い入れのある自分としてはホラーの側面が削られたのが残念。ただしアニメーション自体は力が入っていて、問題となる点はなく良かった。しかし印象として旧>>続きを読む

あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

3.6

古い作品ながらSFとしての強固さがあり2編構成という長尺も飽きる事はなかった。イメージ構築は当時のセンスかもしれないが、内容自体に古さを感じる事はなく、そのイメージすらも想像された未来として考えると興>>続きを読む

不良少女モニカ(1952年製作の映画)

3.2

北野武が少女の裸目的で見たと、ベルイマンのドキュメンタリーでも語っていたようにその点が注目されがち。けれど奔放さと未熟の2点が作品の主体であるのは明らかで不和まで一直線。若さ溢れる勢いと軽はずみを同時>>続きを読む

マーシュランド(2014年製作の映画)

3.5

良サスペンス。荒野の追跡劇のシーンは美しく、作品を通して一貫した色味のテイストで描かれており刑事2人のキャラクターも強く、話に没頭できるだけの高クオリティを維持。多くの伏線も深読みできるが、あえて万能>>続きを読む

D坂の殺人事件(2015年製作の映画)

2.1

江戸川乱歩なのだけれど、非常にシーンが長くテンポも悪い事から、失礼ながらDVDで鑑賞したので久々に飛ばしながら見てしまった。ミニマムな規模だという事を考えても編集でもう少しはなんとかなったのではと思う>>続きを読む

ザ・デクライン(1980年製作の映画)

2.7

インタビュー形式で演出されている所もあるが、基本はバンドの紹介映像の性質が強い。生活面での問題や消失を予期しているような発言から社会的な問題も浮かんでいるものの、そこはイメージ操作で、あくまで音楽主体>>続きを読む

ラビッド(1977年製作の映画)

3.0

噛まれると凶暴化の1アイディアで突き通す作品。昔の深夜帯映画群のような平均的な印象のためか、しっかり見るものでないがゆったり見るには集中を必要とせず悪くない。全体のテイストやテンポ、撮影技術に関しても>>続きを読む

サベイランス(2008年製作の映画)

2.8

何と無く前半でオチが読めるミスリードの親切さをどう思うか。作品冒頭の3すくみのような状況があまりに活用されていないのが惜しい。犯人達の豹変後のサイコパスさは堪能できたけれど、多くをバイオレンスな描写で>>続きを読む

ゾンビーバー(2014年製作の映画)

2.8

トンデモ映画を期待していたが、展開それ自体は狙ったものがありハマったのはラスト。ビーバーの人形劇とお決まりの人物関係がコメディさを生み出し物語はゾンビモノからの流用。間抜けさとバカさ下品さもあるが男女>>続きを読む

シャークネード エクストリーム・ミッション(2015年製作の映画)

3.5

求めていたものに出会えて興奮。トンデモな設定とトンデモなキャラが、とにかくサメと闘い続ける、しかも真面目に。話す→サメが飛んでくる→死、のコンボでシーンを切り替え、テンポを格段によくしている。この楽し>>続きを読む

デス・レース2000年(1975年製作の映画)

2.7

不死身のマスクマンというのがプロレス的な趣向で、レースと世界設定が喧嘩し合っている印象。設定のヘンテコさとヘンテコな展開になんだよコレというおバカな方々。ブラックで笑えるところもあるが正直カルトな性質>>続きを読む

リアル鬼ごっこ3(2012年製作の映画)

2.3

1を見てクソ映画を探す意図で3を見たが、つまらないと普通の中間という最もどうしようもないレベル。山﨑賢人が主役をやっているので、そこに価値を見出すのであれば見せ場は多いので大丈夫と言えるが、狙ったよう>>続きを読む

チキン・オブ・ザ・デッド 悪魔の毒々バリューセット(2008年製作の映画)

2.1

初のロブゾンビ作品。意味はあるのにどうでもよくなる変な展開は独特だけれど、こんな尺では耐え切れない。そして画面の汚さ以上に、音が汚さを誇張していて気持ち悪さが凄い。これだけのインパクトはなかなかないが>>続きを読む

トランスモーファー -人類最終戦争-(2007年製作の映画)

2.6

B級作品でCGも雑ではあるけれど、ターミネーター4のような驚きもあるし、そこまで酷さは感じず。あまり予算がなかったんだろうな、と推測できるような演出も多い。ただ、すごく真摯に向き合っている印象もあって>>続きを読む

ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.0

サイモンペッグの表情がアクセントとして効き、単純な感情表現だけでないところに魅力を感じた。ヒロインとの関係の高低がたっぷりめになりがちなコメディにおいても短く簡潔でドライだったのも良いが宗教の盲信をさ>>続きを読む