あさきちさんの映画レビュー・感想・評価

あさきち

あさきち

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Pearl パール(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

やっぱり、
最後のパールの独白(の長回し)だと
思うんです

アイレベルから、
座った位置から平行アングル、
観客も、
婚約者の義妹も、
パールの異常性の本質を把握し始めてて、

彼女の説明(気持ちの
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

正義なのか不義なのか
善なのか悪なのか
全く評価しない映像で
じつにフェアな視点で描かれる

カトリックやプロテスタントにおける
男根崇拝における忌みが
17世紀においての倫理観(タブー視)なのだろう
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

昨今の、
イスラエル・パレスチナに思う

宗教的、軍事的。対立の中で、
人々は、生活に向き合い、
その中で、恋愛もする。

その中で、
困っている子供のことを、
自分が関わることの意味を言い訳しない、
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劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)(2023年製作の映画)

3.5


普段、映画館は俗世間から離れて、
隠遁する場所なんだけど、
今回は、タイムマシンに乗せてもらったw

トムズは昭和的な動きが上手い

瞳やバナージ、
そして次元(2代目)も含めて、
オリキャスにこだ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

-

ダースベイダーと
拒食症のお母さん
が重なるんだよなぁ…

((´^ω^`)チョットナニイッテルカワカラナイ)

デュカプリオを初めて観た映画だけど、
衝撃的だった

ヒート(1995年製作の映画)

4.0

これこそ、
今の音響機器の劇場で観たら
興奮するだろぅ(*゚∀゚*)ムッハー

劇場再演希望🙋‍♂️

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

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当時エリックセラの音楽が映像に溶け込んで、クリエイティブを刺激されたことを思い出す。
自分でイメージボードも描いたけど、
やはり童話なんだと思う。

浦沢直樹は、チャップマン(マスターキートンの平賀
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

-

人に勧めないし、
正直、映画として面白くない、

ただ送り火をする、
この時期か8月中すぎになると、
この映画を思い出すことがある

タンポポ(1985年製作の映画)

-


ふと、
放浪記(林芙美子)の話で出てきて、
思い出したことがある

食事を描写し、美食のレポも卓越した林芙美子を評価する中で、

食事をすることで、
どう美味しかったかを表現するのに、
食べたあと身
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます


初見の備忘録。

おそらく【となりのトトロ】宮崎駿版。

他にも監督作で描けなかったモチーフの焼き直し、また映画的修正前の源泉のままのセルフオマージュあり。

【ネタバレ】

まず、キッカケとしては
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怪物(2023年製作の映画)

4.0


自分は馬鹿なので、
ちょー難しい作品だった、
かつ、
映画として、超一級だった

ただ、(頭をかなり使ったにも関わらず)
自分が
怪物を探す思考に落ちてたり、
セリフの中にある矛盾点やミスリードに敏
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ある男(2022年製作の映画)

4.0


タイミング逃して劇場で観れず、
やはり、
スクリーンで観たかったなと…()

原作厨なので、
オミットされた内容が勿体ないなと感じるとともに、役者の内面の演技が素晴らしい作品だった。

勿論、
妻夫
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

・旧1号・桜島→新1号 の新解釈
・過去一のライダーキックの表現
この2点で良作ですww
(寝そうになったが)

仮面ライダーをシン〇〇化にあたって
主に3(人)の庵野秀明表現を体験できる

①特撮実
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海を感じる時(2014年製作の映画)

3.7


胸糞とは違う陰鬱な作品かな

市川由衣の裸も(銭湯良かった)
濡れ場も何回も観たいほど素敵だった

脚本・演出から何となく読み取れるのは、

感情の高ぶりで物を投げる自己愛
居場所の無さからくる彼女
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.5


何度観ても、良い。
情熱を感じ

そして、
同時に寂寥感も感じる。


自分にとっては特別な映画🎥
ロビン・ウィリアムズに思いを馳せる

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

4.0


ドキュメンタリーなので、
どのように照明をあてるかによって、
見えてくる光と影は変わるのだが、

家族や友人、仕事の内容に深く関わった人からのインタビューをもとに
照明を当てすぎず、
しっかりとデフ
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます



ハードだ🤎

久しぶり(ん10年ぶり)に鑑賞していたことに気づいた。

そして、鑑賞後でニューシネマパラダイスのアルフレードか~と気づいたw


昔テレビの深夜放送で見て以来(多分小学生🙅🙈🙅)映
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

種明かしから、
それを逆説的に利用する、
[イマジナリーライン]


騙し絵の構図で見られる
リアリティのある語り[説明の画]が
映像[全体像]により物語を構成する
手法を編み出した今さんの真骨頂。
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スニーカーズ(1992年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ホットロック」を観ていたら、
強烈に、この作品を思い出したので


ロバート・レッドフォードが歳を重ねたカッコ良さがあって大好きな作品、

今観ると古さを感じるのは違いないと思うけど、
ある意味、こ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「エール!」からの米国リメイク。

エールで得られたアイディアが、
丁寧に多角的に洗練されているリメイク、
素晴らしい。






例えば、
父は最初に、主人公ルビーを学校に迎えに来た時に、
ラップ
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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.9

あえて分類すると()
恋愛というより、
ファンタジーなんだろうか

タイムリープものではないのだけれど
「ある日どこかで」を強烈に
思い出した、
優しい映画で良かった、

ハリソン・フォードの若い頃の
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.1

セクシャル・ヒーリング/マーヴィン・ゲイをフードトラックで子供の前で歌うシーンがあるのだけど、
その時の3人の姿がとても良かった、

仕事・家族、そして自己表現。

地位・お金、そしてプライド。

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居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

世界観も原作もこの映画も好きです
(珍しくパンフも買ったしw)

構成に難があると思う

2時間に詰め込もうとして失敗している


磐音と奈緒の悲恋は大事なエピソードのひとつだが、
おこんとの関係や磐
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.9

藤井道人監督作品を観たのは、
これが最初で、
何作か観たあと、
やっぱりコレが良いなぁーと思う作品w

清原果耶目的で観て、
やはり彼女が中心で話の軸になっている、
(ついつい彼女の役の深層に入りたく
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(2011年製作の映画)

3.9

ひとひねりひねった登場人物たちが、
マイターンで微毒を帯びた台詞を吐きだす、

普通という概念や、
社会という枠組から
外れている(外れてしまった)者たちの叫び、
底辺に追いやられた感のある個の叫びだ
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.0


むせび泣くような感涙はないし、
ときめく様な恋愛模様もない、


主人公の中学生の感性の視点を中心として、
市井の人々がそれぞれの優しさで
成り立ってるんだなと感じさせる
丁寧な構成、

ファンタジ
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.0

多分、ニコラス・ケイジを初めて観たのが、
「月の輝く夜に」だったと思うが、
所謂、ハリウッド的大衆向けに顔を出してきて、人気実力的にも黄金期の始めの方だという感じ、

実際、作品として、
(ショーン・
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.2


最初のカットから、
ゲイリーの少年感から
アラナにビビッと来るまでの、
映像の説得力が抜群、

基本は、
イマジナリな観察視点。
ゲイリーからの視点。
アラナからの視点。
とシンプルな撮影だけど、
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カクテル(1988年製作の映画)

3.8

オープニング、
遠距離バスから、行先のニューヨークとして見える
ワールドトレードセンタービル、

昔話なのだな、

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

オスカーとエリ。
共依存とは少し違う、
共庇護(そんな言葉ないけど)関係の成立までのアレコレ。

ヴァンパイアもののひとつの魅力に、
人間とヴァンパイアの圧倒的な時間軸の差異が生む悲劇性だと思う、が、
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.1

Little Green Bag / George Baker Selection

映画は最初の15分が勝負というが、

オープニングだけでも、観る価値がある。

あとは、「炎のランナー」かw

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

チェンソーマンOP(岸辺が銃をかまえるところ)を観て、サミュエル・L・ジャクソンのモチーフがフラッシュバックしたのでw、

当時はサム・ペキンパーのようなバイオレンス作品が力を失っていて、レザボア・ド
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