ポップアイさんの映画レビュー・感想・評価

ポップアイ

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.9

この映画に漂う空気も音もストーリーも全てが美しくラストはもう大号泣だったし、目線が含む意味や感情を考えるだけで「イニョン、、、」ってなった。

語り尽くせないほど良さがあるけれど、時間の空白を一瞬で消
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

-

皮肉満載でメタ的笑いの映画という意味では面白かったが、終始手放しでは笑えず小骨が喉に刺さったような気分になった。

リベラルもポリコレもそこに内在する欺瞞に自覚的になれているのか、という。形骸化すれば
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

オープニングのタイトルバックの瞬間、全身に鳥肌たった。IMAXレーザーGTのDUNE鑑賞は言葉にならないくらいの感動と興奮がある。この映画を通らない人生はあまりにも惜しすぎる。

南極料理人(2009年製作の映画)

3.9

今度大きいエビフライ作ろう。深夜にメガネ曇らせながらラーメンも食べよう。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

うわーーーー!なんこれおもしろ!場面転換なしの会話劇だけで1秒たりとも飽きることなくむしろ引き込まれる。

全登場人物のキャラ立ちがハッキリしてるからモノクロ映画でも誰がどういったキャラクターで立場な
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

マジ根性のバトル映画。意外とバディものでもあり、終盤特にオモロかった!

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

5.0

見れば見るほど面白さが増す大好きな作品。夜の劇場で見られて本当に嬉しい。ありがとうリバイバル上映。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ケイコの時にも感じた三宅監督の何かを特別視したり誇張したりせずフラットに「そこにあるという事実」を描く姿勢。それが物語だけでなく音や映像へのこだわり、オープニングからエンドロールのギリギリまで詰まって>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.5

夜は昼間よりも不思議な一期一会がある。その隙間から彼女の人生や人柄を垣間見る。「Here」同様に映像は美しく温かく、個人的にはこちらの作品の方が好みだった。どこか「ナイトオンザプラネット」に通ずるもの>>続きを読む

Here(2023年製作の映画)

4.3

硝子の反射も苔も光も美しく、聞こえてくる音も全て心地よかった。「ここ」にあるものに目と耳を澄ます。終わり方が好きだった。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

過去は過ぎ去りIfは永遠にやってこない。そういったものへの想いで作品は作られ続けているのだ、とこの映画を見ながら思った。

映像や登場人物の関係などあらゆる箇所で対比が印象的だった。だから史実に対する
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

目が眩むほど芸術的で刺激的なフランケンシュタインの娘物語。

ヨルゴス・ランティモス監督の作品の特徴は「不条理さ」にあるけど、この作品におけるそれはベラの存在と世界そのもの。
しかしベラは常に自由意志
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.6

特徴的なカメラワークは誰の目線か、印象的な「青い目」が持つ意味、キムが書いた作文の題材「イーピネゲイアの悲劇」、校長室の”DO THE RIGHT THING”が暗示しているもの…緻密に作られた作品で>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.4

とても面白かった!
こういう「戻れない特別な一過性の今」みたいな映画すごく好き。紅だぁぁぁ!って感じ。

セブン(1995年製作の映画)

4.7

最悪に後味悪いけど記憶消してもう一度見たい。

真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

4.5

これは堪らなく好きなやつ…
パフォーマーがカッコいいのはさることながら観客の様子を映した映像が芸術的なほどにイケてる。
そして流石のサッチモ。

夏の夕方頃にジャズを聴きながらビールを飲んで踊って、夜
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恋は光(2022年製作の映画)

4.0

ずっと見たくてようやく見れた。
文学的なのにポップで面白かった。
途中途中、映画見ながら「分かる!」とか言って恋の定義についての話に勝手に参加してる気分になって楽しかった。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

怖くないしむしろ面白いから劇場に行ってIMAXで見なよと過去の自分に言いたい。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

-

2024年映画初めはこの映画と決めていた。
ツチヤの生き方に村上春樹の小説のとある一節を思い出した。ツチヤという人間が地獄で炎に焼き尽くされ、失われてしまうとしても、選択肢がないのだろうなと。

この
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

バリー・コーガン…!えぐすぎる…!
フェリックスの別荘に着いて家の中を案内されている時のオリヴァーの部屋の見方が、前半のミスリードに乗せられてた時とラストを知った後ではすごく違って見えた。

市子(2023年製作の映画)

4.1

杉咲花は当然ながら若葉竜也も凄まじく良かった。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.3

サスペンスのシリアス感に御伽話のようなポップさが相まったテンポの良いストーリー。それに加え全カット色鮮やかで終始心躍る鑑賞体験だった。ウェスアンダーソンの作品で1番好きかも。

アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.5

好き。寒い冬の夜、映画館で見れて良かった。鑑賞後の街中が普段よりキラキラして見えた。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

静かに豊かに世界を感じて生きていく主人公の姿が温かく心に残った。淡々と清々しく生活している美しさ。
木漏れ日に同じ瞬間が無いように日々は変化に満ち、揺らぎ移り変わる。
Perfectとは「足るを知る」
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