プレアデスさんの映画レビュー・感想・評価

プレアデス

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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.5

同級生の陽と陸
日常生活のやり取りの中で、思春期の心の機微を描く作品

友達や家族、親子間で遠慮やつい相手を慮ることで言葉を飲み込んでしまってた陽と陸

でも真正面から思いを伝えると、自分が気づかなか
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.9

失意のどん底だった若手映画監督である花子のリベンジ作品のため、花子のバラバラだった家族が一致団結していく家族愛の物語

贅沢過ぎるほどの実力派俳優陣の見応えある共演で、笑って泣いて面白く楽しめた

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.5

高校時代の仲間が友人の結婚式で久々に再会、二次会までの数時間、亡くなった友を忘れられずいつまでもヘラヘラしながら想いに馳せて引きずる彼らのストーリー

シュールなファンタジー感もあったけど観た後も余韻
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ニワトリ☆フェニックス(2022年製作の映画)

3.5

何かから少しだけ逃げたかった草太と楽人が旅するロードムービー

未来は現在である、だから今をしっかりと生き抜け!

なんかいい感じの爽快感が余韻に残る作品だった

ニワトリ★スター(2018年製作の映画)

3.2

草太と楽人の関係は良かったけどね…
エグいシーンが多くて観ててキツかった
津田寛が凄まじかった(まあ想定内だったけど)

白河夜船(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

よく眠る寺子

親友の死や岩永との不倫から襲われる寺子の不安定な心から目が離せず見入ってしまった

岩永との関係に何か劇的なことが起こるわけでもないけど、重い現実を抱える不倫相手の岩永も、いう岩永と付
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街の上で(2019年製作の映画)

3.8

下北沢の古着屋で働く口数少ないアオ

下北の狭い行動範囲の中で、アオと触れ合う人々との会話が噛み合ってるんだか噛み合ってないのかわからないような感じで何とも面白い

劇的な事件が起きるわけじゃないけど
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市子(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

不幸な生い立ちと生活苦から病気の妹を殺めてしまった市子がその後も強かに生き抜き、長谷川と出会ったことで幸せな人間的な生活を手に入れた…でも訳ありで戸籍もなく殺人者の市子に幸せな未来を望めるわけもなく結>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

亮平さんカッコいい〜(笑)

ストーリーも面白くて楽しめました👍

TM NETWORKのエンディングテーマもフルで嬉しい!

蛇にピアス(2008年製作の映画)

3.5

刺青とピアス
いろいろな意味で痛々しさ全開

身体を重ねても結局相手のことは何も知らず…人間関係の希薄さ

若者の心に潜む不気味な影と深い悲しみを感じた

なくもんか(2009年製作の映画)

3.5

顔で笑って心で泣いて…

クドカン脚本で阿部サダヲ主演

家族に恵まれず別々に育った裕太と祐介兄弟のそれぞれの「生き抜く」姿が可笑しくも健気さが悲しい…

ちょっとほろ苦く切ない心情を描いたストーリー

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終戦直後の日本に現れたゴジラ

特攻隊の生き残りとして苦悩を引きずっていた敷島が自らの戦争を終わりにするため戦闘機でゴジラに体当たりする劇的なストーリー

ほぼVFXで制作された白組と山崎監督の制作過
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花腐し(2023年製作の映画)

3.5

ひょんなことから知り合った売れない脚本家と長いこと作品がつくれてないピンク監督が酒を酌み交わしながら、過去の自分の女のことを語り合う

綾野剛も柄本佑もさとうほなみもすごく良かった

過去の濡場シーン
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柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

3.8

鬼気迫る柄本明の演出に真剣に対峙する佑と時生
見応えある舞台稽古のドキュメンタリー

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

役所のおみおくり係として働く牧本

普段はあまり喜怒哀楽を面に出さず、人とも交流せずかなり変わった人物として描かれており、彼の生活スタイルも含め彼の奥底にある「こだわり」はどこからくるものかと興味を持
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.5

少女の夢の中で起きる人間の邪悪な選択が未来で「世界の終わり」に繋がってしまう…

「世界の終わり」から守るために夢と現実世界で奮闘する少女のファンタジックストーリー

紀里谷監督の引退作品でもあるし期
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アナログ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

毎週木曜日に会う約束をする二人

二人に流れるゆったりしたアナログな時間が心地よく感じられて良かった…

彼女には哀しい残酷な展開ではあったけど、二人にはこれからも毎日がゆったりした木曜日であって欲し
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

初めてのゴジラ映画でしたが面白かった
身近な地元の地名がいっぱいでてきて
妙にリアル感がありました

太古から生き延びていた巨大生物が不法に海洋投棄された大量の放射性廃棄物の影響下でも生き残る耐性を持
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

良かった〜さすがロングランだけあるね👍
狂児と聡実くんのありえない奇跡な出会いと交流に笑って泣いて沁みた〜🥹
青春だぁぁぁぁぁぁ!
噂どおり綾野剛の脚は5メートルだったし笑😆

正欲(2023年製作の映画)

3.9

かなり興味深いテーマの作品でした

社会で生きづらいと思っている人間がそれでも何とか社会との繋がりを求めてもがいている…そういう人たちのストーリー

夏月が自分と似たような指向の人間と精神的に繋がれて
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.6

若松プロの助監督吉積めぐみ視点

若松監督の元に集まった、まだ何者でもない若者たちがエネルギーの爆発と閉塞感との狭間で揺れ動く青春ストーリーだった

白石監督の若松監督や映画人への愛情とリスペクトを感
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パレード(2024年製作の映画)

3.7

なんかすっごく良かったなぁ
2年前に若くして息子が亡くなっているから余計に響いてしまったのかも…
(私の周囲では電灯の点滅カチカチはないけどね😅)

人の想いを繋ぐ時空を超えた壮大なファンタジーだった
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劇場版 殺意の道程(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版視聴

バカリズムワールドで面白かった

途中、一馬とみっちゃんのたわいもない緩い会話に正直中弛み感があったけど、その分ラストの室岡逮捕に繋がる一馬とみっちゃんのシーンがより緊張感あるシーンに
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さそり(1967年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

佐藤友美とは俳優座養成所で同期の石立鉄男がヒモ役順一で共演
前半はコメディタッチでしたが殺人犯になったユキと順一の顛末は警察での順一の嘘の供述に怒ったユキが咄嗟にペンで順一の顔面を襲うというかなり衝撃
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

湊母の視点、保利先生の視点、そして湊と依里の視点で火災の日を起点にそれぞれの視点から「彼(ら)」の真実が描かれていく展開

如何にひとは一方的な視点のみで安易に善悪を判断してしまうのものかと感じざるを
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.8

なんともいい作品だった

前科者で他人と関わり合いたくない松山ケンイチ、自家栽培の野菜を持ってご飯と風呂をあてにして上がり込む隣人ムロツヨシ、親子で墓売りする隣人の吉岡秀隆、美人未亡人で大家の満島ひか
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.5

断絶していた父の葬儀に向かうため青森までヒッチハイクする羽目になった陽子のロードムービー

ちょっと偏屈でコミュ障の陽子がヒッチハイクで出会うさまざまな人たちと触れ合う中で徐々に彼女自身が変化していき
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

3.4

結構辛い境遇に直面してる息子とほのかな恋心にときめながらボランティア活動で充実した生活を送ってる母
人生悲喜こもごもだね…

それぞれがそれで良かったのか悪かったのかわからないけど、それでもやっていく
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零落(2023年製作の映画)

3.5

一見恣意的な深澤が真の理解者を求めて
漂流し続けていたが、結局深澤の行き着くところは何処なのか…

解釈難しい作品ながらも不思議と観入ってしまった

わたしのお母さん(2022年製作の映画)

3.0

親子でも反りが合わないってあるよね

どっちが悪いわけでもないけど、なんか言い方が嫌だったり、親じゃなかったら絶対縁を持ちたくないタイプだって思ったり…
わたしも子どもの頃から母の辛辣な言動が苦手だっ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.4

もっと彼女のことを知りたいとか、もっと仲良しになりたいって思うと、すーっと距離を置いて離れていっちゃう感じの女の子…それがちひろさんだった

有村架純さんの何処か掴みどころないちひろが良かった