亜月さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

亜月

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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

ターゲットセグメントが完全に関東圏内の市民。
とにかく尖った映画。馬鹿げた内容を全力でやる清々しさ。

埼玉県民、東京都民、千葉県民、(あと群馬茨城神奈川)はぜひ観るべし。

EDが秀逸。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.8

尊敬と対話が偏見を打破する。
主演と助演の繊細な表情演技が記憶に刺さってる。

トニーの愛嬌と懐の広さに、ドクと共に救われた。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず浮かんだ言葉は正義と傲慢。
悉く悪い選択をするアスガー。
最後の救いに涙してしまった。
北欧映画の無骨さは退屈と紙一重だけど、この作品、わたしは没頭した。
人は知らぬ間に蛇を体内に宿しながら、わけ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分の外側に行動動機を持てる人が強い。

七つの会議(2018年製作の映画)

4.5

名優達の演技合戦、最高でした。
あの熱量。ストーリーも素晴らしいがやっぱり演技の見応えが凄まじかった。
もう一度劇場の大画面で観たい。

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

4.0

冴羽獠に恋しない女は果たしているのだろうか。
古い記憶を擽るシーンばかり盛り込んだファンサービスの懐古映画。
観終わったらシティーハンターとキャッツアイが読み返したくなる。

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.3

メリーポピンズは子供たちに正解を教えるのではなく、子供たちの選択にそっと付き添う。

ディズニーランドに行った時のふわふわした高揚感に包まれる映画だった。

サスペリア(2018年製作の映画)

4.5

女優さん達の圧巻のダンス。
ミアゴスが最も印象強かった。

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

4.8

三部作で一つのストーリー、脚本が見事だった!
ちゃんと各人の専門分野が生かされている。
三作目が最も熱い。

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

4.7

とにかく貨物列車のシーンを見てほしい!!!
列車上での決闘の王道を抑えつつ笑い要素を盛り込んでるの、脚本がめちゃくちゃ上手かった。

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

4.6

ディスコでバックのエキストラにスローモーションを演じさせてるの、最高にクールだった。

サスペリア(1977年製作の映画)

4.0

シンプルな背景に美しい少女ひとり佇むだけのシンプルな映像が、ずっと眺めていられる美麗さ。

アメリカンホラー史上、最も美しいのでは。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.8

今なにが起こってるのか。
どう決着がつくのか。
わからないままストーリーが進み、最後はすとんと腹落ちする。
よくあるヒーロー物ではない。
ぜひアンブレイカブル→スプリット→ミスターガラスの順に観て欲し
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

4.3

乗客131名死亡、生存者1名。

「(ザワザワッ)」

無傷です。

「(ザワザワザワッ)」

ブルースウィルスです。

「あーそうでしょうね(納得感)」

スプリット(2017年製作の映画)

4.3

ジェームズマカヴォイが多重人格を演じきる。
劇場で観ればよかった…

告白(2010年製作の映画)

4.8

淡々と厳か、微笑さえ交えて娘の復讐を語る母親。
激情を堪える演技の妙。
あなたは最後にどちらの結末を願いますか。

渇き。(2013年製作の映画)

4.5

狂った父は娘を探し、白スーツを汚していく。
美少女は狂って尚うつくしい。

サイコーにエログロなので注意。

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

愛と善と慈しみが詰まった美しい映画。

信仰から嘘がつけない男と声が出せない少女の二人旅。
インドとパレスチナ、国同士の確執が二人の行く先を阻む。

心が洗われるようなストーリーの連続。
タオルを持っ
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.8

「美人に生まれてたら…」
女なら一度は苦虫を噛んだことがあるはず(すでに美人に生まれてる人以外)

自己肯定感を手に入れたエイミー・シューマーがキラキラした魅力に満ちてくるのを目の当たりにしたら、きっ
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来る(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映画を観た感想は、
「好き! でも結末は好きじゃない!」

大好き9割だけど、だからこそ好きになれない1割のため、スコアは4に届かず。

語る相手がいないのでここに全部書きます。長いです。

疑問点が
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

クイーンのボーカル、フレディーマーキュリーの物語。

わたし自身はクイーンをあまり知らなかったという前提を伝えた上で、以下感想。

「タイトルは知らないけど聞きおぼえがある」曲を、その誕生までのストー
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

メアリーの総て
19世紀初頭のロンドン、メアリー・シェリー、18歳。絶望も惨めも凡ゆる自分の経験を合成して創作物をつくりだすまでの話。

死と蘇生、裏切りと絶望、彼女の生涯を知ると彼女の書いた物語が読
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

美しくって、素晴らしくって、つらい。
どうにもならないことがどうにもならないまま消化もし切れず澱を抱えたまま、まるで何でもないように振る舞う。

直視するには辛すぎる過去の記憶を、何でもない顔で、なん
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.6

王様は徹頭徹尾王様だった。
言葉で語るのが無粋に思えるくらい世界観が完成されている。
王様は強い。それ以上に女達が強い。

ブリムストーン(2016年製作の映画)

3.0

ストーリーに派手さはないけれど、映像構成が飽きさせない仕組みになっている。
色んな可能性を考えさせられながら、最後を見届けた。
言葉が話せない役でも、ダコタファニングが演じれば表現豊かだ。

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.5

計算し尽くされた脚本を久し振りに体験した。
優しさと愛が詰め込まれている。
動の多い活気ある映像の中でここぞという時に静のシーン。水の中、表情だけで会話されている間が最も雄弁で脳裏に焼き付いた。

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.7

冒頭、自分が主人公になったような臨場感を体験。鏡をキーに映像が一人称から三人称に変わるスマートな演出。

主人公を演じる主演女優の演技に感嘆。涙を堪え、溜め、溢す、そのタイミングの絶妙さ。赤石路代のP
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Virginia/ヴァージニア(2011年製作の映画)

3.0

エル・ファニングが観たくて借りてきた映画。

スランプ中のホラー作家が曰く付きの町に訪れるところから物語が始まる。
現実と夢を行き来しながら、新しい小説を書こうともがく。
ゴシックホラーともミステリと
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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005年製作の映画)

3.5

ダコタ・ファニングが観たくて借りてきた。
ホラーともミステリともつかない作品。
冷や冷やしたり怖がりたい時に選んでください。

ダコタが天才子役と言われていた理由がわかった。
とにかく表情が素晴らしく
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.5

ソフィア・コッポラ監督の作品、二つ目。

映画俳優が、数日間だけ、離れて暮らしていた娘と生活する話。
内容はヴァージン・スーサイズと同じく淡々と進む。
受けた印象は、愛情の一寸先は空虚。

少女の美に
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.5

ソフィア・コッポラ監督の作品。
美しい五人姉妹の家庭が崩壊して行く話。
少女の傷口を砂糖菓子みたいな映像で淡々と物語ってく。

少女と女を行き来する姉妹達の表情に見惚れた。

姉妹が、語り手の少年たち
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キャロル(2015年製作の映画)

3.5

「人に惹かれるか惹かれないか、その理由はわからない。ただ惹かれたり惹かれなかったりするだけ」

キャロルは優雅で風変わりで魅力的。
身勝手なのに離れられない。

センチメンタルな物語。

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014年製作の映画)

3.5

ハリウッド女優からモナコの公妃になったグレース・ケリーの物語。
政治的危機に瀕したモナコで国を守る公妃という一世一代の大役を果たす。
ニコール・キッドマンの目力に気圧される。

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.5

ジュリアロバーツ演じるアメリカ女性がイタリア→インド→バリを一年かけて旅する話。
イタリアでの話が好き。ジェラート、無花果と生ハム、マルゲリータ、美味しそうだし絵になるしで堪らなかった。

アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)

3.0

成熟した女優が老いと向き合うストーリー。
対比される若い女優をクロエ・グレース・モレッツが演じてたので観た。

どちら側にも感情移入できず、スイスの美しさに見惚れて終わった。

ただ二人の対決はもっと
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

新海監督の作品をはじめて映画館で観た。
最後の方、泣き通しだった。

映像の美しさが圧倒的で他の作品も映画館で観るのだったと後悔。

帰りにRADのCDを買えたので、明日からのBGMにする。