AtsushiShidaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

AtsushiShida

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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

根本から腐っていくバラの品種「アメリカンビューティー」がタイトルになった映画。
それに加えて、登場人物それぞれの美意識のズレが死を招く。
ところどころ笑えるところもあり、シリアスだけど重くなり過ぎない
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.0

全編モノクロの美しさ。
大きな展開はないけど等身大の強さを、ユーモアも交えて描いた作品。

ホース・ガール(2020年製作の映画)

3.3

見返したくなる作品。
というのも、観終わったあとに意味が分からなかった、という印象で、ただアート的な作品でもなく、何かひとつ情報があれば全部分かりそうな…。
と思って調べてみると、とある病名が。
ナイ
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ロストガールズ(2020年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリーを得意とする監督の作品だけに、ドキュメンタリータッチの強い映画。
未解決事件も多いアメリカに問いを投げかける作品でもあるんだろうと思う。
突然家族を失い、それによってまた家族がバラバラ
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.2

高校生版ホームアローンといった感じで、何も考えずに観れて、笑えて、ハッピーになれる作品。

「ダークナイト」にも出てくるシカゴの証券取引所。
作品が違うとこうも印象が違うのかと。

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

3.0

心からリスペクトし合えていれば、年齢も性別も関係なく友人になれるのだなということを教えてくれるドキュメンタリー。

年齢が離れているからこそ補完し合い、作品が作られていく。

自然、生命、人間、時間。
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

内容はB級アクションっぽく感じでしまったが、音とのリンクで映画を作っていくのは面白い。

ジョンベネ殺害事件の謎(2017年製作の映画)

2.5

半分ドキュメンタリー、半分フィクション。
再現映画を撮るために集まった人たちから事件の所感を聞いて、全体像に迫る手法を取り、それを記録した作品。

手法はすごく面白いが、話の内容が野次馬的なのが残念。

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.5

清々しさと瑞々しさが残る作品。
主演のジュレルメ・ロボの芝居が素晴らしい。

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.5

思ったよりストイックな主人公たち。

14歳の会話とは思えないような、逆に14歳だからこそできるような、本音のぶつけ合いのシーン。
友達とは、親友とは、未来とは。

ネットで調べて出てくる答えじゃまだ
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サイコ(1960年製作の映画)

3.7

トイレを流すシーンすらご法度だった時代の作品(スクリーンにトイレの便器が映ったのはこの作品が史上初らしい)。

ハーシーのチョコレートシロップはモノクロだと鮮やかな血に見えたり。
マリオンが殺害される
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.4

ロバート・デ・ニーロが圧倒的すぎる。
偏愛とはこのことか。
悪意がないことが一番恐ろしく、きっと誰の生活にもすぐ隣にいる人間を描いているからこそ今もなお普遍的に恐ろしい。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

ホアキン・フェニックスは言わずもがな圧倒的。
ストーリーもさる事ながら、使われている楽曲たちも素晴らしい。

キング・オブ・コメディへのオマージュ、あの時若造だったロバート・デ・ニーロがこの作品にこの
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

5.0

この映画を初めて観たとき以上の衝撃を受ける作品に、未だ出会ったことがない。

新聞記者(2019年製作の映画)

5.0

映画というエンターテイメントの皮を被ったとてつもなくパンクな作品。

この作品を書いた望月記者、
映画化しようと思ったエグゼクティブプロデューサーの河村光庸氏、岡本東郎氏
藤井道人監督、
色んな想いの
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.5

ストリートアートの記録映画として秀逸。
涎もののアーティストがバンバン出てくる。
ティエリー・グエッタ(ミスター・ブレインウォッシュ)のアホさ加減にイライラハラハラしつつ、貴重な映像の数々に脱帽。

劇場(2020年製作の映画)

4.6

素晴らしい。
ただただ苦しかった。

主人公を憎めないのは、それでも作品を作り続けようとしているから。
それは恋と同じくらい、苦しいことのはず。

劇場公開と同時にAmazon primeでも公開され
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.0

軽はずみなことが人生を狂わす。
僕らの生活のすぐ隣にある恐怖を描き出した作品。
事態がどんどん悪くなっていく展開にハラハラしながら観ることができる。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

首相、官房長官、その他大臣。
毎日ニュースで見る顔、なんとなく知ってる政治家にも、もちろん親がいて、家族がいる。
政治家、という肩書きだけで見てしまう人の解像度を上げたとき、僕らと同じように家族がいて
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.7

どこか黒澤明っぽいというか、仁義なき戦いっぽいというか。
義理人情、兄弟、仁義、そんなものを感じるアメリカ映画。

と思ったら、監督のタランティーノはやはり深澤欣二フリークだったそうで。

香港の「友
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.5

「ジョーズ」という単語がサメという意味だと思っていた人も多いのでは?
かく言う自分もそう。
言葉の意味にすらなってしまった映画。
若き日のスピルバーグの試行錯誤を観ることができる作品。

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

3.0

パッチ・アダムス氏の素晴らしい伝記映画。
伝記といいつつも、映画は映画、事実は事実という部分も往々にしてあり。

ロビン・ウィリアムズに想いを馳せて。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.5

シャイニングが圧倒的過ぎて…
これは誰がどう作っても、こういう感じになってしまうのかも。

ただシャイニングという能力に現実味を帯びさせて、前作より、よりリアリティを持たせたのはすごい。
俺の第六感も
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.2

カルト映画の金字塔。
内容はまったく意味が分からない(リンチが見た悪夢が元になってるらしいのでそりゃ分からない)けれども、何度も観て考察したくなる不思議な魅力、魔力をもった圧倒的な作品。

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.0

ロン・パールマンと、アルバート・ブルックスが激シブくて怖くてカッコいい。
そして、エレベーターの中でのキスシーンは映画史に残る名シーンだと思う。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.3

ノンフィクション映画で脚色はある程度されているとは思うものの、ドキュメンタリーを観ているかのような臨場感のある作品。
カトリック教会という強大な敵と対峙したとき、ジャーナリズムとは何か?正義とは何か?
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.5

実話という恐ろしさ。
しかもそれを実名で、たった3年で映画化してしまうアメリカの凄さ。
FOXテレビの異常さも描き出しつつ、登場人物それぞれのプライドとジレンマが絡み合っていく作品。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.2

ビートルズが現代にいたらどうブランディングされて、どう売り出されるのか?という検証映画でもある。
時代が違うと評価されなかった部分もあるのだろうなと思いつつ、それでもやっぱり楽曲の素晴らしさが異常。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

さすが舞台出身のサム・メンデスといった感じで、ワンカットの魅せ方が素晴らしい。
後半、戦火の中を駆け抜けるシーンの照明が物凄く美しかった。

ディック・ジョンソンの死(2020年製作の映画)

3.5

「死」に対する様々な角度での考え方や疑問や問いがあるなか、精神科医の父と映画監督の娘が、お互いに歩んできた人生と「映画を作る」という事象を通して向き合った作品。
ディックジョンソンがどれだけ周りに愛さ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.4

時系列の組み立て方も秀逸で観やすい。
Black Lives Matterや、アメリカ大統領選など、ある種タイムリーなタイミングでの公開。
劇中さまざまなことが起きるが、そもそもの想いの部分で共鳴して
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.0

色んなものの前提、尺度が分からないままに進んでいく作品なので、観ている体感としては17分と思えないほど。
リンチファンとしては、早く新作長編を観たい。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

さすが三谷幸喜!といった作品。
出演している俳優陣の良さを120%引き出す天才。
ただのコメディではなく、ちょくちょく皮肉も入っているのが三谷作品っぽい。

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

「Your Song」誕生の瞬間に立ち会ってしまった、と思わされる、リアリティ溢れる伝記映画。
エルトンジョンの楽曲の素晴らしさを改めて感じることもできる。

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.0

観賞後に「自分も実践してみたい!」と思ってしまうという点で、かなり画期的なドキュメンタリー。

トッツィー(1982年製作の映画)

3.5

ダスティンホフマンがどんどん女性に見えてくる。
というか、男性だと言うことを忘れて見入ってしまう、ダスティンホフマンの素晴らしさを痛感する作品。