aupediaさんの映画レビュー・感想・評価

aupedia

aupedia

映画(242)
ドラマ(0)
アニメ(0)

セブン 4K版(1995年製作の映画)

4.6

最も好きな洋画の一つ。劇場で、IMAXで観れてよかった。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

痺れますねぇ…。

犯人候補は何度も浮上するもののまるで確たる根拠が掴めず、こいつが犯人だと言われても何とも納得感が無い。進捗が感じられず歯痒い。

ラストの「よくある顔」、「普通の顔」とは誰のことな
>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

3.8

え…?今何て…?

エドワード・ノートンの出世作と呼ばれる本作。ビデオの扱い方を聞かれ、知るかと吐き捨てる彼の演技にぞくっとした。そりゃ評価されるわけだ。

最後のシーンは言わずもがな、緊迫感のある法
>>続きを読む

満ち足りた家族(2024年製作の映画)

4.0

胸糞も後味も悪いが良質な傑作。人物描写がすごく丁寧。各者、絶妙な距離感での会話からよく心理が見えるからおもしろい。

エンドロールの家族写真は、全く満ち足りていなそうで何だか鳥肌が立った。

もし自分
>>続きを読む

アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.4

仲野太賀×広瀬すず、岸井ゆきの×岡山天音×荒川良々、今田美桜×森七菜、草彅剛×吉岡里帆×神木隆之介、あまりに贅沢すぎる!だいすきな俳優さんたちばかり。

Ep.2が良すぎてなんかもう拳を突き上げたくな
>>続きを読む

366日(2025年製作の映画)

4.3

あの名曲「366日」がいい歌だなんてのは勿論なんだけど、この映画の中で流れたあの数分間、涙が止まらなかった。いつ流れるんだろうと引っ張られて引っ張られて、抜群のタイミングで。

いやー、定期的にこうい
>>続きを読む

セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.9

『フライト・ゲーム』の監督と聞いて納得。感じるスリル自体は他作品でもありそうなものだが、指示する側と従わざるを得ない側という構図では普通、前者が絶対的優位にあらねばならないため姿がなかなか明かされない>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.7

レイラの服装がセクシー、というかむしろ淫らだなあとか考えてたら独特のカメラワークが過ぎ去って終わってしまった。冒頭10分くらいで、丁寧にトイレはどこですかと聞くことと隣の小便器に立った男にナニ見てんだ>>続きを読む

グランメゾン・パリ(2024年製作の映画)

4.0

ドラマの楽しさをそのままスクリーンに持ち込んだ。シーズン2にしてドラマで、っていう考え方もあるかもしれないけど、パリでダラダラ続けるよりはパリの特別感をこの濃密な2時間に収めるほうがベターな気がしてい>>続きを読む

正体(2024年製作の映画)

4.1

藤井監督の作品は『ヤクザと家族』『青春18×2』を観ています。求める邦画を作ってくれるイメージ、今作もそう。

何度も姿を変えながらその場その時の出会いに与って局面を切り抜けられるのは鏑木の人の良さゆ
>>続きを読む

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.0

はーん、台詞が無くってそんなに評判がいいと?

なんて軽い気持ちで観に行ったら、気付けば涙が頬を伝ってました。言葉が無くとも泣けてしまう映画があることに衝撃。台詞がない分、音・音楽が豊か。

どこか幼
>>続きを読む

室井慎次 敗れざる者(2024年製作の映画)

-

ギバちゃんが俳優してスクリーンに写ってくれいているだけで秋田県民としては嬉しいのよ。このイケオジ、ほんとスーツ似合うな。

前編で、さあ下準備は整ったという感じか。前編の静けさをどんと返してくれるよう
>>続きを読む

マルホランド・ドライブ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

4.4

おい難解すぎるだろ。段落ごと何が起きているかは理解できるしある程度文脈も分かるのに咀嚼し切れない、繋がらない。着地が見えてこない。

がしかしなぜこんなに見応え(歯応え)があるのか!おもしろい!独特の
>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.7

豪華キャストが皆何かしら欠落していてダークなところに堕ちているってのがよい。前半は予告にあったような展開には乏しくて少し退屈するが、後半から銃声がうるせえのなんの(それがよかった)。荒川良々がとても怖>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

森の映画祭にて。「すきに勝るもの無しでぎょざいます」に尽きる。

キャラクターたちがとにかく愛らしく、ミー坊とのくすっとしてしまうやりとりが優しい気持ちにしてくれる。

一生のめりこめるものに早くから
>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

森の映画祭にて。昔観たものの内容をまるで忘れてしまっていた状態でこのイベントで観た本作、まぁ、確かにこれは内容忘れるな笑。内容の説明は2,3行で済んじゃいそう。

『バビロン』のデイミアン・チャゼルっ
>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.1

映画観るの1ヶ月以上空いてしまったけど、久々に観たのが本作で良かった。どこかで見た『踊る大捜査線』っぽいってコメント、言語化はできないけどなんだか分かる気がする。こんなカタい邦画が観れて嬉しい。

M
>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

4.3

1時間でこの充実、凄まじい…。

タイトルが『ルックバック』以外には考えられないほど適している。天才でしょ。

短尺ながら、幼き頃の、複雑だけど皆が通るという意味では単純な心の機微をぎゅっと詰めた、記
>>続きを読む

朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

3.8

重厚で緊迫感があって普通におもしろいと思ったが、警察内部の闇を扱うには短尺の印象。ドラマで時間をかけて丁寧に話を進めていってもよかったんじゃないかと思う。また劇中で言及された通りだが、結末に飛躍がある>>続きを読む

ディア・ファミリー(2024年製作の映画)

4.0

どんな無謀も諦めないパパ大泉洋にずっと泣いていた気がする。その勇姿こそ本作の本筋だと思うが、発言はそう多くないながらしっかり者お姉ちゃん川栄李奈の存在がめちゃくちゃ大きかった。

松村北斗も良かった。
>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

設定はB級なのに、アイデア、伏線、構成、演出がどれも素晴らしくおもしろい。この設定1つでありながら100分が間延びしない。

乳出していいねを稼ぐ能天気インフルエンサーが動画撮影しながら運転して事故り
>>続きを読む

あんのこと(2023年製作の映画)

3.8

酷である。何度か、真っ当に生きられそうになったり、人間としての力強さを見せてくれたりするも、卑劣で極悪な毒親が現れた途端、その支配には抗い切れず、崩れていく。胸糞悪いとはこのこと。

河合優実の時代と
>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.2

最高。前作のド迫力そのままに、伝記的、神話的で美しい。スピンオフでありながら個人的には本編(前作)より好き。(勿論前作があるからこそ本作が際立つので単純比較できないが)

長いアクションのシークエンス
>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

『フュリオサ』の前に予習。行って帰ってくるだけでおもしろいと聞いていたけれど本当にそうだった。

これをアニャで、映画館で、観れるのか。めちゃくちゃ楽しみだ。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

後章もちゃんとおもしろかったです。前章もそうだったけど2時間半くらいに感じる濃密さ。

結末は、あまり上手く言えないがー、どっちかに寄せてしまってもよかったんじゃないかなとは思う。けど全然、満足です。
>>続きを読む

碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.8

白石監督、こういう作品も撮るんですね。緩急あって良かった。

特に前半の、柳田×お絹×源兵衛×弥吉たちの関係性が築かれていく会話がとてもすき。言葉遣いが心地よい。この辺りの描写を端折ってしまったら最後
>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.2

只々辛く心を抉られる。嗚咽し泣き叫ぶ石原さとみを見ていられない。当事者ではないから、もっと冷静に…とは言えない。

落書きを手の影で撫でたり、我が子の癖を真似てみたりする場面、思い出すと泣きそうになる
>>続きを読む

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.3

泣き疲れてぐったりと全身に余韻が残る、超純愛映画。回想の、台湾での奇跡みたいな時間。現在の、日本での素敵すぎる出会いの連続。最高でした。劇場は鼻水を啜る音ばかりでした。最後ダメ押しのミスチルも良かった>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

おもしろい…!2時間以上あっただろってくらいの濃密さだし、幾田りらとあのちゃんの声はめっちゃいいし、回想の仕方も工夫があって惹き込まれた。

後章が早く観たい。

ティファニーで朝食を 4K(1961年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭14にて。オードリー・ヘプバーンが鳥肌が立つほど美しい。無垢で幼く奔放なこの主演は彼女でなければここまで名作たり得たろうか。

ストーリーが特段おもしろいというわけではない気がするが笑
>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.9

ショーン、ランボー、チャッキーとの会話の中にウィルの根っこを突き刺すような素晴らしい言葉がたくさん。

「僕がこう言ったら?"君のなめた苦しみはよくわかる。『オリバー・ツイスト』を読んだから"」

>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

もうこの悪には屈服せざるを得ないと何度も思わせる。この152分は悪でお腹いっぱいである。ジョーカーが至近距離で話す緊迫感は特に印象的。この圧倒的な悪の象徴が三部作の最後でどうなるか、楽しみです。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

きっとこの世に幾つもあるであろうありふれた、初恋の人との別れと再会を、大袈裟でなく、誇張なく、心の機微を捉えられるよう繊細に、そして丁寧に描く。素晴らしい。

ヘソンが24年間忘れられなかった相手はナ
>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.2

おもしろい!アメコミはユニバースがデカすぎて理解できないんじゃという懸念がずっとあったので避けてしまっていたが、全くそんな心配は不要で、ノーラン作品とは思えないほどわかりやすく、でもやっぱりノーラン作>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

時系列を複雑にするのは、またやってくれたなノーランという感じであるし、一定の知識も当然のように要求してくるので難解ではあるものの、原爆の父という主題については特に是非を問うことはせず、かと言って淡白で>>続きを読む