ayappeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

とてもホラー。マルチバースという設定なのに、難しい理屈や設定はまったくなくて、分かりやすくホラー作品になっているのは、新感覚でした。

そしてなんといってもワンダがかわいそうで、辛かった。ヴィランにな
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最新作に向けての復習。
傲慢なスティーブンが、ヒーローとしてドクター・ストレンジになっていくストーリーは胸が熱くなる。
エンシェント・ワンとの別れのシーンはぐっとくる。
失敗を恐れ傲慢になるのではなく
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

とてもおしゃれでかわいい。センスが散りばめられたシーンの数々はちっとも飽きさせない。
ダンスのシーンはとても楽しい。

ホラーといっても怖くなくて、エロイーズがどんどんと精神的に追い込まれていく様子も
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

未来が見えるグリンデルバルドとの戦い方が、ちょっと腑に落ちないところがあったけど、やっぱりファンタビは面白い。
ハラハラするシーンはハラハラするし、魔法で戦うシーンは心が躍るし、全編通して楽しい。
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

とにかくダーク。
イケイケ社長のブルース・ウェインはいなくて、言葉少なで、不気味で。感情もよくよめず、事件を追うばかりだなあと思っていたからこそ、クライマックス、驚いた。
ヒーローとして真っ当なシンプ
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.6

「孤独」を取り扱う作品。
みんな一人は寂しくて、誰かに一緒にいてほしくて、自分を偽ったりするけど、それじゃあ孤独からは逃れられなくて。
まずは本当の自分を自分が信じて、勇気をだして一歩踏み出すこと。
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

とても不思議な作品でした。

前半は痛快なお仕事もの。突飛なアイデアで、ぐいぐい前へ前へと進んでいく速水にはカリスマ性があって、主人公の高野とともに観ているこちらも乗せられていく。
『面白いこと』とい
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっとドキドキした。
展開が秀逸で、この薬はなんだろう…、から始まり、逃げるが捕まり、大きな秘密が明らかになる。
逃げたいけど逃げられないという設定の作り方。
シンプルで自然でものすごくハラハラする物
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

胸がいっぱいで苦しくなる。
いちばん怖いのは「分からない」ということ。なにも確信がもてなくて、なにも分からない。
目の前にいる人が誰なのか、今がいつなのか時間も分からなくなって、何も話が通じなくなって
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

タイトルがいいなあと。
ある日ふと、(それが記念日の日だからなんだけど)ちょっと思い出す。
すごく心痛めるわけでもないし、心乱されるわけでもないけど、ちょっと思い出して、ちょっと、にやけたり切なくなっ
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凶悪(2013年製作の映画)

5.0

善と悪、正気と狂気、みんなあやふやで不安定。境界線を引くことは、不自然で、傲慢な思い込みなのかもしれない。

わたしはロランス(2012年製作の映画)

5.0

境界を超えていくこと、スペシャルであること、愛するということ。
画面いっぱいの美しい映像が、より苦しくて切ない気持ちになる。本当に感情表現が豊かな映画。
ラストシーンがとてもよく、本当に切ないけれど、
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.6

とにかくおしゃれな映画。
かわいくて、ほっこりする。そして雑誌を映画にするというアイデアにびっくりして、とても楽しかった。
たくさん出てくるキャラクターにも飽きず、心が豊かになる映画でした。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

恐怖と愛、動機はどっちだ?
わたしが大切にしてること、そのままでした。

音楽がどれもこれも素晴らしく、実際のtick,tick... BOOM!の舞台の演出を織り交ぜながら展開していく映像は、いろい
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

これまでとてもキャッチーでコミカルだったトム・ホランドのスパイダーマンだったけど、まさかこんなふうに着地するとは。驚きと感動で胸が一杯になった。

過去作のスパイダーマンがみんなそろったのも感動だった
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まさかまさかグウェンを失うだなんて思ってもなかった。
本当にただの少年なのに、ピーター・パーカーは失うものが多すぎて辛くなる。

とにかく映像がきれいだった。グウェンが時計塔から落ちていくシーンが、心
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

どの世界のピーター・パーカーもベンおじさんを亡くさないといけない運命なのが辛かった。それがスパイダーマンの始まりなのだから仕方ないのだけれど、サム・ライミ版よりも、そのシーンがより現実的で辛い。

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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

思わずメモしてしまった台詞。
「正しい行いをするには、常に他人のことを思いやり、時には自分の夢を諦めなければならない」

身近でコミカルなヒーローのスパイダーマンこと、ピーター・パーカーが背負ってるも
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シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

プレイハウスで上演のシラノを観に行く前に鑑賞。
実話ではないかもしれないけど、とてもあたたかいお話。なぜ演劇が私の心を掴んで離さないのか、という理由がぐっと詰まっていた。
俳優は忘れられてしまう、今こ
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マクベス(2021年製作の映画)

3.8

不気味な予言に翻弄される狂気や嫉妬が白黒映画でより際立つ。ゾクゾクとして怖かった。

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

現実と虚構が分からなくなるような序盤。内容を追ってもとても難解だし、ラストの展開も予想はついちゃうんだけど、ラストのネオ、トリニティとアナリストの会話に監督の思いが感じ取れて、それだけですごく勇気づけ>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

じんわりじんわりと感動した。
ただただ素直にまっすぐな感じが胸に響く。
しょうがないとか、友だちとか恋とか人間関係とか、まだまだこれからの人生、何度だって立ちはだかるであろう壁があって、でも学生時代に
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

大いなる力には大いなる責任が伴う。

ただの目立たないオタクっぽい男の子がヒーローになるということ。
自分に与えられた力=呪いを受け入れて、親愛なる隣人として、使命を引き受ける覚悟。
ヒーローは辛いね
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

生まれてきた地域や家柄での分断はたしかにあって、それでもどう生きるかはそれぞれに選択がある。逆らえないものなんてないし、なりたい自分になれるように毎日必死で生きていたら、きっと超えられる。それぞれの立>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.8

ドラマ版よりもメッセージが強めで、料理カットが少なめな感じがして、少しがっかりしたけど、それでもほっこりあたたかい気持ちになれた。

ぜんぶ分かりあえるわけでもないけれど、でも美しいものを一緒に見たり
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.8

imax版鑑賞。
やばい、としか言いようがない。鳥肌。
本当に22年前?
映像も音楽もアクションも、なにもかもがかっこよすぎて。
哲学的、精神的な伝わりづらいようなテーマがずしんと受けとれる。
「信じ
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怒り(2016年製作の映画)

4.5

言葉にならない感情であふれる。
怒りなのか、悲しみなのか、悔しさややり切れなさや、救いなのか。

三組の話がテンポよく進み、それぞれの人間模様が面白く、そして殺人犯が一体誰なのかという嫌なざわめきが、
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.7

ビフォアサンライズ鑑賞から、それこそ20年ぶりとかそれ以上の年月を経ての鑑賞。
会話のひとつひとつがじわりじわりくる。それぞれの生活があったとしても、大切なあの日を共有した、大切な人。それはずっと変わ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても面白かった!
分かりやすく楽しい娯楽映画。
今の時代にあっていて、生き方についてのテーマもあり、心に響いた。

自由に生きる、慣れ親しんだ生活から一歩足を踏み出すのは怖いけれど、それは本当の幸せ
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

待ってた!
やっぱりマーベルは勇気が出る。このスケールの映画はやっぱり家ではだめだ。映画館で観れてよかった。

優しくて強いナターシャは本当にすてきだし、固定概念にとらわれない「家族」というテーマもと
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スケーターガール(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

終始優しさが溢れる作品。
ただあからさまに描いてないだけで、女の子の置かれた状況の過酷さったらない。
怖い=わくわく、勇気を持ってその一歩を踏み出せば、新しい世界がひらけてくる。スケボーは人生そのもの
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

短いし、静止画のスライドとモノローグで展開されていくだけなのに、とても印象深い。言わずもがな、たった1カットだけある動画のシーンも心に焼き付けられる。

いろんなSF作品に影響を与えているだけあって、
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まさに衝撃のラスト。
はっと息を飲み、いろんなことを考えざるを得ないです。

万引きで捕まったセブに警察官が諭す言葉が皮肉にしか聞こえません。
みんなただ真っ当に真面目に仕事をしているのに、なぜ幸せに
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