ayatenさんの映画レビュー・感想・評価

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

エログロだけど哲学的。
方時も飽きさせない、センセーショナルなストーリーをエマストーンが快演。

アートや不安気な音楽のバランスも素晴らしく、映画の醍醐味が存分に詰まった面白い作品でした。

目で見る
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5

アイルランドの片田舎に住む少女の、心の微かな変化を美しく描いた、まるで叙事詩のような作品でした。

決して派手なストーリー展開があるわけではなく、淡々とした物語ですが、映像の美しさと少女の透明感、そし
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カムイのうた(2023年製作の映画)

3.8

『アイヌ神謡集』をこの世に残し僅か19歳でこの世を去った知里幸恵さんと、知里幸恵さんの類まれなる才能を見出し、この本の刊行をすすめた言語学者・金田一京助先生の話をベースに描かれたオリジナルストーリー。>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.2

事実は小説より奇なり。

「歴史は勝者によって書かれる」という言葉があるように、敗者となったリチャード3世は、後に極悪の王として語り継がれ、シェイクピアで戯曲化されてからは、それが定説に。

しかし、
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.0

グレイテスト・ショーマンの音楽スタッフが関わり制作ということで期待して観に行きましたが…。

字幕版で鑑賞したのですが、大泉洋さんの歌声が評判の良い、吹き替え版を観たらよかったかな?

この作品、子ど
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

予告編を観ていた時から、多分観に行かないだろうなぁと思っていたものの、アカデミー受賞のスピーチを聞き、また脚本賞も受賞されていたこともあり、気になって鑑賞。

マルチバース、パラレルワールドと家族の話
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.4

迸る情熱がスクリーンいっぱいから受け取ることができた作品でした。
音楽のクオリティはもちろんのこと、映像もパッション!

ジャズ好き、音楽好きはもちろん、何かに人生かけている人、これからかけたいと思う
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ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~(2023年製作の映画)

4.8

この作品が、これほど面白いとは!
想像以上に魅力に溢れた映画でした。

ビートルズが日本にもたらしたものや、武道館公演の仕掛け人たちの思いなどなど…。
今はまだギリギリ残る関係者の方々の証言も聴き入る
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アートなんかいらない! Session1 惰性の王国(2021年製作の映画)

4.0

監督の前作『縄文にハマる人々』がツボにハマったこと、また、本作品のタイトルにも惹かれたこともあり観に行きました。

アートなんか…という大胆な切り口で、様々な角度からアートとは何ぞやと畳み掛けてくる作
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

大好きな映画の一つとして、人に伝えたい。
そんな作品でした。

家族とは、誰にとっても切り離せない存在。でもその関係性や距離感は千差万別。百の家族があれば百違う家族の姿があり、更に関わり方もカタチも変
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

4.0

今の時代をリアルに反映し、心理描写も見事に描かれた素晴らしい脚本の映画です。また同ミュージカル作品でトニー賞を受賞したベン・プラットの歌唱力は、圧巻の一言!ただ物語そのものは地味な設定ですし『ラ・ラ・>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.5

さほど期待もせず観ましたが、設定と共にシナリオの面白さとアクションのダイナミックさは、さすがマーベルといえる作品で、想像以上に楽しめました。特に主人公たちの地味なビジュアルが作品の面白さを引き立ててい>>続きを読む

くじらびと(2021年製作の映画)

5.0

限りなく美しい海と、そこで純粋に生きる人々の古くから続く伝統捕鯨の迫力あふれる映像。何より生々しいほどの『命』をダイレクトに感じる力強い映画だった。

かつて、世界中多くの場所で人々はそれぞれの地に合
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

ビジュアルや音楽は素晴らしいのですが、物語が進むほどにつまらなくなり…。シナリオが残念な作品でした。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

ミュージシャンの友人達が絶賛していたこともあり、あまり予備知識なく観に行きました。哲学的であり、メッセージ性も高く、更に完成度の高いコンサートライブ映画にずっと度肝抜かれっぱなしでした。

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.0

観てから少し時間が経ってしまいましたが、
いつまでも、心に柔らかな風が吹くような良質な作品でした。
ブータンには過去2度ほど行き、ブータンの首都ティンプーが、ここ数年で大きく様変わりしている様子を目の
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

5.0

何の情報も無く鑑賞しましたが、美しい映像と素晴らしいストーリー展開に純粋に感動。これぞディズニー映画!だと思いました。主人公は勿論ですが、それぞれの登場人物たちの個性も魅力的に描かれていて、単純でわか>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

5.0

面白い映画だということだけは聞いていたが、最初から最後まで飽きることなく、見入ってしまいました。途中から何か真実なのか、ハラハラドキドキ。そしてどんでん返しの結末。

いや〜本当に良い映画でした。

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

-

賛否両論聞いていたので、期待せずに観に行きました。信奉者の人々の異様な熱や、プロモーションそのもののやり方は、あまり好きではなかったのですが、西野さんがどの様な思いでこの映画を作ったのか観てみたくて鑑>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.8

ケルト三部作、全て観た中で個人的には最も好きな作品かな。

中世アイルランドに残る伝説を、どこまでも美しく描いたこの映画は、今の時代に最も観て欲しいまさに傑作といえる作品でした。個人的にもアイルランド
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.0

オープニングからの映像の美しさにビックリ。映画としてもそれなりに楽しめ、泣きどころのツボもよく押さえられていると思います。映画が大ヒットする要因は多々あるな、と感じながら観ました。決してつまらない映画>>続きを読む

アイヌモシリ(2020年製作の映画)

5.0

アイヌの人々の今を垣間見たような「リアル」を感じました。そして、監督がどれほど地元の方々に信頼されているかも受け取ることが出来ました。先住民と非先住民。その感覚や思いの隔たりを、監督は見事に取っ払って>>続きを読む

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

5.0

全編通じて、大自然と生き物たちの可愛らしいさが引き出されている映像が美しく、また、軽いタッチがとてもお洒落。

ネイチャー映画やテレビ番組の監督・カメラマンとして活躍していた夫ジョンと、全ての食材を自
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聖なる泉の少女(2017年製作の映画)

3.3

初めて観たジョージア(旧グルジア)映画は、極めて静寂な世界でした。一言でいうなら、叙事詩的。だからこそ、観た人それぞれに受け取るものが違うのかもしれません。
トルコと国境を接する山間部には、昔から口承
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海獣の子供(2018年製作の映画)

4.0

先月に引き続き2度目の鑑賞。初回は何の情報もなく観たので、半分理解出来ずでしたが、何故か深いところで感銘。鑑賞後ジワジワと響いてきて…もう一度観なければという思いが強くなり、本日、再び観に行きました。>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

2.8

映像の美しさは、やはり群を抜いてのものだと思います。音楽の効果も期待通り。ただ、肝心の脚本は肉付けが浅く平凡。新海監督の新作ということで期待し過ぎていたからなのか、とにかく深みのないストーリーに少しガ>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

5.0

ディズニーの長編アニメの実写版という以上に、文句なく、ディズニーの王道をゆく素晴らしい作品でした。特にウィル・スミスのジーニーは、子どもの頃、絵本で読んだ『アラジンと魔法のランプ』に登場した魔人そのも>>続きを読む

二宮金次郎(2018年製作の映画)

4.5

昔は、どこの小学校にも置かれていた二宮金次郎の銅像。でもその人物が何をしたのかは、ほとんど知られることもなく…。私も後に二宮尊徳という名前になった、というところまでは知っていましたが…それ以上のことは>>続きを読む

洗骨(2018年製作の映画)

4.8

沖縄の友人から勧められ、観に行きました。沖縄での洗骨の風習は知っていましたが、最近はほとんどのところで行われなくなったと聞いていただけに、洗骨がどの様に映画の中で扱われるのかが気になり…。また、暗く重>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

これぞヒューマンドラマ!問題提起と同時に要所要所で笑いを盛り込み、更に人の心の変化が丁寧に描かれた珠玉の脚本。派手さはありませんが、
間違いなく、私の心にはずっと残るであろう、素晴らしい映画でした。
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.5

リメイクということでしたが、内容はほとんど知らずでしたので、予想外の素晴らしい純愛物語に素直に感動しました。
ストーリー展開は、ある程度読める部分はありましたが、それでもラストは涙が止まらない状態に。
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

公開初日に行き、その後、応援上映にも行きました。青春時代を彩っていたクイーンの存在を思い出しつつ、映画としての完成度の高さにただただ圧倒されました。素晴らしい映画を作り上げてくれた全ての関係者に拍手を>>続きを読む

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

2.7

前作が良かっただけに、期待しすぎていたのが悪かったのか…全く心に響きませんでした。
脚本が悪いのか、演出が悪いのか。
とにかく、ペラッペラな印象。前作は、3回劇場に足を運びましたが、今作はもう観ません
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

4.8

ハートウォーミングな映画。まさにそんな感じでした。口コミで泣きます、と多くの方が書いていたので、泣かずに観ようと思っていましたが…。後半は泣きっぱなしでした。劇場を出た後も、気持ち良い余韻が。原作はま>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

4.0

アメリカ〜ンな友情映画。ポップで軽くて明るくて。何にも考えず、娯楽として楽しむことが出来る作品でした。音楽はライバルバンドの方が、いいな、と個人的には思ったり…。
スカーッとする映画を観たい、と思う方
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縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

5.0

最初から最後まで、惹きつけられっぱなしの映画でした。テンポも良く、音楽も素晴らしい。ドキュメンタリー映画は、大抵、考えさせられるか、映像の美しさに感動するか。でもこの映画は映像の中にも登場する監督目線>>続きを読む

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