Masakatsu樋口さんの映画レビュー・感想・評価

Masakatsu樋口

Masakatsu樋口

映画(25)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ジャンクション(1995年製作の映画)

3.0

アメリカン・フィクションを観たことでこの映画を思い出した。
グリーンブック(2018)のような「白人様が黒人どもに寄り添ってあげた映画」が沢山ありますが、
そういう映画の人種を逆転させて作っただけの映
>>続きを読む

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

1.0

主人公は元々幸せな人生送ってるんだから、わざわざ別の人生を見せて惑わす必要がない。
その余計なことをしてるところに、価値観の押し付けを感じて不快。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

5.0

この映画は
・自分が作りたいものと世間が求めてるものがズレている作家のジレンマ
・自分が見てほしい黒人像と世間が見たがってる黒人像がズレている黒人のジレンマ
この2つを掛けています

■モンクの不満と
>>続きを読む

ブラッディ・リベンジ(2017年製作の映画)

4.0

主人公が制裁活動を始めるきっかけは、加害者を不本意に殺してしまった後に感情を芸術作品に昇華することで傷が癒えたから。
これは創作する側の自分にはとても納得できる展開でした。主人公が画に自分の内をぶつけ
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

1.0

実際の障害者の周りにはもっと根深い地獄があることが簡単に想像できる。
私は24時間TVのマラソンで感動出来る人間ではない。

人は見た目じゃなく中身、程度のメッセージは障害者を扱わなくても描けるし、逆
>>続きを読む

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.0

ルッキズムに溢れた世の中で個人がどうやってポジティブに生きていくのかに焦点を当てた映画でした。

「君は自然体だ。皆自分のことが解ってない。自分の嫌な部分に固執して、素晴らしい部分を見逃してる。君は自
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

2.0

一言解釈=今を全力で生きろ!
一言感想=カタルシスが無いから面白くない!

この映画の話の流れを過剰なまでに一生懸命考察してる人達がいますね。
とっても楽しんでるのは良いと思うんですけど、なんか考察し
>>続きを読む

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.0

若いし天然だから妊娠させた事にあまり罪悪を感じてない16歳の男。
彼をよく知っているジュノは、男に何かしらの責任をとってもらう気も無く、変わり者の彼に恋をしてる。
SEXをしたのはジュノから。妊娠は2
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

1.0

スコセッシとかの映画が好きでそういう映画が撮りたかったという情熱は感じるけど、表現内容への情熱を感じない。
例えばバットマンvsスーパーマンで、母親の名前が同じだと気づいたバットマンがスーパーマンを殺
>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

3.0

1つ気付いたネタを書き留めます。
キャプテンアメリカ・ウィンターソルジャーの中盤、
1作目で死んだはずのヒドラ(敵組織)のアーニム・ゾラ博士が登場しますね。博士は軍事基地の地下のコンピューターにAIと
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

生徒(主人公の親友)は先生と両想いだと思ってたけど先生にその気はなく、片思いされてることにすら気付いていなかった。
それがわかって傷心する生徒。その隣にいた神父が独り言を言う。「誰も解っていない」
>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.0

主人公の凄いところは2つあります。
 1つめは、己の理念を貫き通すところ。
軍を辞めるか、裁かれて罪人として刑務所に入るか、の2択を迫られた時、彼はとてつもなく悩み苦しみながらも、裁かれる選択をします
>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

1.0

そういえばまだ観てなかったなぁと思ってレンタルした。
そしたらその夜にTVで放送してた。
けっ。と思いつつ後日観た。
観てて退屈なので、ちょいちょい早送りし始めた。
退屈じゃない部分が無いぐらい退屈が
>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

新海誠、キモい。
表現の立場として、細田守なんかは青春を卒業した立場から伝えてるし、宮崎駿はもう伝えるというより説教みたいなところあるんだけど、新海誠はずーっと青春留年してて「ずっと想い続ける恋愛って
>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

構成が、アベンジャーズとサノスの両側に感情移入させる作りになってる。シビルウォーのキャップ対トニーのように、二つの正義がぶつかる構図にしたい訳です。
けどサノスの思想に全く共感しない。例えば人類の半数
>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

5.0

これの冒頭は古参ファンに叩かれると解りきってるうえでフルスイングしてるところが、作り手の確固たる意志を感じて好き。
リーダーは男であるべき、という時代は終わり!フェミニズムやりまーす!今までのターミネ
>>続きを読む

アクト・オブ・キリング オリジナル全長版(2012年製作の映画)

3.0

インドネシアのスカルノ大統領はアメリカに歯向かっていた。
 アメリカ、ソ連に並ぶ第三勢力を作ろうとしていた。
 アメリカに基地を与えなかった。
 アジア&アフリカのリーダーとなっていた。
なのでアメリ
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

2.0

ダッサ!!って叫びたくなる。

主人公は平和な環境で育って人生に虚無感を感じてるゆとり男。
その虚無感を埋める為に自分とは逆の、枠からはみ出した別人格を作って反社会活動を行う。
結末は、その人格は弱い
>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.0

実はテーマがセリフや行動の節々に含まれてます。
子供達は立入禁止の看板を無視して、しっぺ返しを食らう。
CEOのインド人が新種の恐竜を見て「白いのか」と驚く。彼はヘリの操縦が上手いと思ってるようで、後
>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

この映画は作家の理想であり応援です。

ハリデー(マーク・ライランス)とモロー(サイモン・ペッグ)が喧嘩するところは、作家の理想と営利事業の対立で、現実によくあるやつですね。
このシーンを見て、この映
>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

争いの縮図が詰まった、最高の戦争映画ですよ。

室町時代あたりが舞台。
人身売買された娼婦、牛飼い(穢多)、ハンセン病患者(非人)といった被差別民が寄り添い、森を削って村・製鉄所を作り暮らしています=
>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

4.0

この映画は観客に、目を背けてる己の中にあるダメな部分を突きつけてくる。そのうえで、だから勇気出して変わろうよ。と応援している。
それを既に通過してる若くない観客は、昔の自分を思い出して下の世代への接し
>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

2.0

自分勝手でウザいやつらが他人に迷惑かける様は見てて不快

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.0

ロバートデニーロの役がリアルじゃなさすぎる
あんな完璧な人材ならあの程度の仕事、役職に着かない。リアルにあんな人がいたらとっくに起業して成功してる

これはワーナーで、プラダを着た悪魔はFOX
監督も
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

5.0

とてもシビアでとても公平な世界。
迎合や既得権益が皆無で、実力のみで評価される。
相当な努力が求められる。
泣きついたのに突き放された時、主人公は挫けずに努力する道を選ぶ。