donguriさんの映画レビュー・感想・評価

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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.6

06年 ケリー・ライカート監督作品。

前作「リバー・オブ・グラス」から12年後の同監督の2作目。
前作も何も起こらない作品でしたが、今作はもっと何も起こらない作品でした 笑

説明を限りなく排除して
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レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

3.6

90年 ジョン・マクティアナン監督

ジャック・ライアンシリーズ一作目。
冷戦中のロシアからの亡命を企てる潜水艦の艦長を演じるショーン・コネリーが冷静でとにかくカッコいい。

海の中の静かな緊張感が楽
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

21年 ガイ・リッチー監督

今回のガイ・リッチー作品は重厚・シリアス路線。
主演のジェイソン・ステイサムはいつもながの最強っぷりを発揮。

どうしてもガイ・リッチー作品には、ユーモアセンスを期待しま
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.3

スティーブン・スピルバーグ監督作品

ストーリーは旧作そのままのリメイク。
新しい映像による臨場感と楽曲のスケールアップは感じましたが、ダンスシーンはオリジナルの方がキレを感じました。

個人的にはい
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.9

21年 ジェームズ・ガン監督

面白かった!!
ハーレイの脱出シーンで、まさかの「ジャスト・ア・ジゴロ」by ルイ・プリマでブチ上がってしまった♬
このシーンが曲とマッチしてて、ひたすらカッコ良かった
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

20年 キャシー・ヤン監督

マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインを中心に女性陣大活躍のDC作品。

DC作品にはこういう軽めのものとバットマン等の重厚系の作品がありますが、どちらも独特な世界観が
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7

21年 アダム・マッケイ監督。

Netflixが豪華な出演者陣を揃えて本気で作った新感覚の風刺コメディー。

今を反映した新しい時代の作品という感じ。
深みはないけど面白かった。

エンドロール中の
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.8

94年 ケリー・ライカート監督のデビュー作

ドラマチックの無さがなんとも言えず心地よい。
本人たちは真剣なんだけど、少しだけ笑えて不思議と心温まる作品でした。

ロードの無いロード・ムービー
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サッドティー(2013年製作の映画)

3.7

13年 今泉力哉監督

「街の上で」が良かったので過去作鑑賞。
この頃からすでにこの監督の世界出来上がってました。

出てくるキャラクターそれぞれの個性が強くて、全員面白い…
変にハネてる妙な髪の毛と
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欲望の翼(1990年製作の映画)

4.0

90年 ウォン・カーワァイ監督

音楽やばっ!!センス良すぎて死にました。

画面から伝わる街の空気感、心地良すぎる古いラテンミュージック。
これはもう、自分にとってはストーリーを超越した映画の魅力を
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.2

84年 アイヴァン・ライトマン監督

新作に向けての予習という事で第一作を鑑賞。
気軽に楽しめる映画でした。
若き日のビル・マーレイとダン・エイクロイド良い味出してます。

もちろんマシュマロマンも大
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三十九夜(1935年製作の映画)

3.7

〜ヒッチコック鑑賞〜3

35年 ヒッチコックのイギリス時代の最高傑作と言われている作品。

サスペンス、ミステリー、冒険活劇、ロマンスなどあらゆる要素が詰まった傑作でした。
35年製作という事で当然
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空白(2021年製作の映画)

3.9

吉田恵輔監督

重くて心に刺さる作品でした。

登場人物誰にも感情移入することが出来ない、観ているこちらを突き放したストーリー。
最後まで真相が見えない空白。
未来に向けて僅かな希望は持たせつつ、折り
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

2.5

ウェス・アンダーソン監督

かなり期待しての劇場鑑賞でしたが。残念ながら自分には今ひとつハマらない作品でした。
この映画楽しみにしていた自分の右隣に座っていた連れも、左隣に座っていた方も途中から寝てし
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.7

20年 イ・チュンヒョン監督

過去と電話がつながり、その相手が徐々に狂気の本性をあらわしてくるとか、もう設定が怖すぎ…

先日観た「バーニング」で独特の世界を醸し出していたチョン・ジョンソですが、こ
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.6

17年 コゴナダ監督

モダニズム建築の町コロンバスを舞台に描かれるヒューマンドラマ。
とても静かで綺麗で繊細な映画で、この前に鑑賞した「68キル」とのギャップがもう…笑

映画全体を通じて全ての画面
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68キル(2017年製作の映画)

3.8

17年 トレント・ハーガ監督

強烈な映画でした…笑

気弱な主人公チップが超ド級ビッチの彼女ライザに無理矢理に強盗に付き合わされ、やばい状況に落ち入り逃亡。
逃亡中に出会う女性がまた次々とヤバいのが
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父、帰る(2003年製作の映画)

3.8

03年 アンドレイ・ズビャギンツェフ監督

政治的、宗教的なテーマを背景に描かれた作品ではありますが、表面で流れるストーリーは非常に良くできていて、難しく考えなくても十分楽しめる作品です。

多くを語
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音楽(2019年製作の映画)

3.7

岩井澤健治監督のアニメーション作品

シュールで熱く、そして懐かしさも感じる独特のゆるい世界観に完全に引き込まれました。

登場人物全員愛おしすぎる 笑

やっぱり音楽は良いですね♬

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

64年 アニエス・ヴァルダ監督

冒頭のひまわりのシーンから不吉な予感が漂う本作ですが、鑑賞後の何とも言えない感覚からこの作品の凄さを感じました。

なんか見てはいけない不思議なグロテスクな物を観てし
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抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

3.9

56年 ロベール・ブレッソン監督

余分な演出や音楽を排除し淡々と脱獄までの過程を描いているだけなのに、車で連行される冒頭からラストの脱獄シーンまで凄まじいほどの緊張感。

プロの役者を使わなかったブ
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ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

3.5

91年 アニエス・ヴァルダ監督

ジャック・ドゥミの少年時代の素敵な思い出が、その後の素晴らしい作品の数々に繋がっている事が丁寧に描かれています。

ジャック・ドゥミの映画への愛、そしてアニエス・ヴァ
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.7

61年 アニエス・ヴァルダ監督作品。

癌の診断結果を待つ2時間をリアルタイムで描くというシリアスなテーマを主題としながらも、ポップで洒落たジャケット通り素敵な作品でした。

カラーでのタロット占いの
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.6

濱口竜介監督

村上春樹の小説は自分に合うものと合わないものがはっきりしていて、この原作が含まれている「女のいない男たち」は全く感銘を受けず途中で投げ出してしまった記憶があります。

映画の方は淡々と
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天使の入江(1963年製作の映画)

3.6

63年 ジャック・ドゥミ監督作品

パリで銀行員として働くジャンが友人からの誘いをきっかけにカジノにハマり、南仏の港町ニースのカジノで出会ったジャンヌ・モロー演じるジャッキーと刹那的な恋に溺れていく…
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.9

〜ヒッチコック鑑賞〜2

38年 ヒッチコックのイギリス時代の最後の作品。
第二次世界大戦勃発の前年に撮影された作品であり、ナショナリズムや諜報活動など当時の時代背景が反映されていますが、内容はミステ
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ローラ(1961年製作の映画)

3.7

61年 ジャック・ドゥミ監督の長篇デビュー作。

フランスの港町ナントを舞台にしたヌーヴェルヴァーグの名作。
テンポよく展開されるストーリーとモノクロで切り取られた洒落た街並み、とても素敵な作品でした
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街の上で(2019年製作の映画)

4.4

今泉力哉監督作品

出演者の自然体の演技と、気の利いた演出。
さりげなくユーモアのある会話の数々。
現実感と非現実感の絶妙なバランス。

まるで自分が下北沢のその場にいるかのように、映画の世界に引き込
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

リドリー・スコット監督

14世紀、中世フランスを舞台にした史実に基づいた作品。
同じ事件を登場人物3人それぞれの主観で描かれた3部構成のストーリーから最後の決闘裁判へ展開。

全体的なグレーの暗いト
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サイコ(1960年製作の映画)

3.7

〜ヒッチコック鑑賞〜1

今まであまり観たことが無かった映画界の巨匠アルフレッド・ヒッチコックの作品を定期的に鑑賞してレビューしようと思います。

最初に観たのはヒッチコックといったらこのジャケットの
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.8

96年 ウェス・アンダーソン監督のデビュー作

何とも言えない緊張感がなくユルい力の抜けた感じと、笑いのツボをおさえたセンスの良さが最高!

お金をかけた大作とは対極的な作品ですが、映画の楽しさ、素晴
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.8

18年 イ・チャンドン監督作品

村上春樹の短編「納屋を焼く」を題材にミステリー要素をスパイスとして加えたた印象深い作品。

個人的には「パラサイト」以上に格差社会を見事に描いていた衝撃作でした。
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

ガイ・リッチー監督

初期作を彷彿させるクライム群像劇。
ストーリーのテンポが速く少しゴチャゴチャしてる感もあったので昨日今日と連続で観たのですが、この映画2回目の方が断然楽しめました。

沢山出てく
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

ジョン・ワッツ監督のMCUスパイダーマン3作目。

しっかり予習しておいて良かったです^ ^
ストーリーのテンポが良く、アクションシーンも迫力あるので、150分全く長く感じませんでした。

大事なとこ
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

2.8

14年 マーク・ウェブ監督

アクションシーンは迫力があるしストーリー展開も悪くないと思うのですが、この物足りなさは何だろう…
全ての登場人物に肩入れ出来ない感じ。

マックスはがタランティーノのジャ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.4

マシュー・ヴォーン監督のキングスマン誕生の物語。

戦争シーンはまるで1917のような緊迫感…
崖のシーンも緊張感すごかったです。。。
ラスボスがイマイチだったこともあり、ラスプーチンの一人勝ち感があ
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