邦画の湿っぽい空気がずっと漂っている。暗くて重い。
学生時代と大人になってからの、醸し出す雰囲気の違い、二階堂ふみの演技力。
このレビューはネタバレを含みます
尾行がもたらした結果は、秘密が苦しみを軽減してくれるってことだったが、誰も救われないな。論文も完成したはいいけど、人間の存在する意義っていう元々のはなしに結びつくのか?って思う。
わからない。原作未読のせい?
もやっとしたままおわる。
伏線回収もさっぱり。
幻覚の描写は軽くホラー。
世間は優しくない。冷たくもない。
人間は平等ではないし、犯した過ちはなかったことにはならない。
それでも、この世に生まれてしまったからには、自分で生きて行くしかないのだなと。
儚い、追いかけっこ、青春、白も、青も赤も。
過ぎてしまったら、その時間が、全部夢とか幻想だったように思えてしまう。
音楽◯ 映像◯ 大友がカミカミ。