tsumumikiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.6

可愛いかったキャシーもすっかり大人になって、シンプルに楽しかったはずの大好きなアントマンだったのにこれは別の映画を観ている気分。ミシェル・ファイファーは相変わらず素敵でストーリーも悪くないけれど、複雑>>続きを読む

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

2.5

面白そうと思ったけれど大間違い、久しぶりに訳のわからない作品に当たってしまった。観た時間こそ巻き戻したい。

賭はなされた(1947年製作の映画)

3.7

サルトルの脚本。最近のヒットドラマ「ブラッシュ・アップ」(バカリズム脚本)と同じような設定だったが、もちろんもっとシリアスでシニカルなフランス流。人生のやり直しはなかなか難しいかな。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.5

以前観たけど殆ど憶えていなかったので、初鑑賞の感覚で楽しめた。豪華な俳優陣の若かりし頃の演技は新鮮で見応え十分、中でもラッセル・クロウがメチャクチャ魅力的だった。彼らによって単なる刑事ものにとどまらず>>続きを読む

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.8

途中で何回も諦めて、それでもしばらくするとまた続きが観たくなってしまった。それが男性の音楽のようなフランス語の響きやレースのドレスを纏った女性の美しさのせいなのか、あるいは魅惑的なホテルに迷いこんだせ>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

3.6

ひたすら渋くてクールで強くてカッコよく、溢れる人間味と正義感。デンゼル・ワシントンがあまりにパーフェクト過ぎて、逆にイマイチ入り込めずに終わってしまった。

ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.2

ブラックボックスの解明が二転三転、最後まで全く緊張感が途切れないスリリングなフレンチサスペンス。
ひたすら事実を積み上げて事故を解明していく分析官、線は細くても行動はしっかり骨太、今まであまりない感覚
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.7

ストレスを感じることなく、単純明快に楽しめる。
戦闘シーンは迫力十分、アニメと実写のイメージを比較しながら見ていると面白い。次回作は誰が誰を演じるのか、お楽しみ。

黒い罠(1958年製作の映画)

3.7

オーソン・ウェルズの悪徳刑事役は迫力満点。効果的なモノクロ映像で最初から最後までスリリング、終わり方も見事なフィルム・ノワールだった。

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.5

先月「ゾラの生涯」を見てドレフュス事件を知ったばかり。丁度タイミングよくポランスキー監督の同じ題材を扱った作品が放送されたので観てみたが、今度は陸軍の内部告発者となったピカール中佐が主人公。ゾラとは違>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

感動が止まらず、言葉が見つからない。映画館で涙を堪えたのは久しぶり。ガーディアンズは最高!!

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.7

卒業式の歌声は定番だけどやっぱり泣かされてしまう。
温かな幸せがジワジワ込み上げてくる、素敵な物語。

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

4.2

朝からこんな素敵な映画に出会えたことが幸せで今日一日が気持ちよく過ごせそう。渋いショーン・コネリー、最高です。

めし(1951年製作の映画)

3.6

昔の映画はクレジットタイトルが冒頭なのでそこで出演者をあれこれチェックするのが楽しい。今回は監修に川端康成の名前がありますます興味がわく。
繰り返しの日常に対して感じる虚無感を家事をする仕草で原節子が
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お早よう(1959年製作の映画)

3.8

さりげない挨拶、さりげない日常。いろいろな波風がありつつもその中にあるささやかな幸せを思い出させてくれる秀作。
屈託のない伸び伸びとした子供達やご近所さんの会話にこんな時代が良かったな、とつい思ってし
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深夜食堂(2015年製作の映画)

3.6

歌舞伎町タワーが出来てオープニングの新宿の街並みが今やひと昔前の風景に。寂しげないつもの歌声もより一層切なく郷愁を帯びて聞こえてくる。
映画になったからと言って変わったところは何も無く、TVドラマの延
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ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

3.7

現実離れしているが、伯父さん達の愛ある言葉に心が温まる。全体的に迫り来る感動というより軽いタッチなのがいい感じ。
つるんで行動する動物達も可愛くてユーモラス、窓から覗く姿はブレーメンの音楽隊のようだっ
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フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

4.0

フィナーレとなるフレンチ・カンカンは今までスクリーン越しに見た中ではほぼ最高と言える熱量で見応え十分、ムーラン・ルージュの観客と一緒に盛り上がり、笑顔にならずにいられない。ショービジネスの世界というい>>続きを読む

打撃王(1942年製作の映画)

3.7

大好きなゲイリー・クーパーだけど悲しい結末がわかっていたのでパスしていたが、大谷翔平選手の活躍で野球映画が見たくなった。これもまた大谷効果?
昔のヤンキースタジアムや試合、観戦の様子が何とも素朴で楽し
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.5

美しいパリの街並みを背景にマドレーヌの心に響く言葉と年輪が散りばめられた素敵な映画。
彼女の人生の一端にふれる事で怒りを抱えた仏頂面のシャルルの心は次第にほぐれていく。
怒ると老けて笑うと若返り、92
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

チャーリーの外見だけでなく、登場人物の誰も彼もが見ていて辛い。これからの人生、みんなが心の重荷を下ろして歩んでいけると思いたい。

ゾラの生涯(1937年製作の映画)

4.0

エミール・ゾラの作家としての生涯をなぞる伝記映画かと思っていたが、むしろドレフュス事件という冤罪を軸にした社会派ドラマだった。当時の離れ小島にあるような独房でボロボロになりながら生き抜くドレフュスは巌>>続きを読む

誰かに見られてる(1987年製作の映画)

3.2

ラブサスペンスとしては安易で中途半端。リドリー・スコット監督、こんな映画も撮っていたんだな。

大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

4.5

大好きな作品で何度か観ているのに記録漏れだった!
北林谷栄演じるおばあちゃんが痛快、賢く小気味よい。振り回されっぱなしの誘拐犯3人が可愛く見えてくる。樹木希林をはじめ、脇を固める出演者も多彩、素直に笑
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怒りの葡萄(1940年製作の映画)

4.0

ジョン・フォードと言えば西部劇、そんなイメージが大きく覆る、力強い作品だった。
ヘンリー・フォンダの眼力がすごい。母親役のジェーン・ダーウェルも素晴らしく、画面からジワジワ伝わってくる一家の痛み、怒り
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.6

時代ごとのエピソードは面白く、映画愛もしっかり伝わってきたが、終わってみると自分の中で大きく盛り上がる場面があまり無かった。
物語の背景にチラチラ感じるスピルバーグの姿を楽しんでいた。

クリティカル・ケア(1997年製作の映画)

4.2

海外ドラマで活躍のジェームズ・スペイダーとキーラ・セジウィックが出演、しかも監督はシドニー・ルメットということで何気に観たら、他にも巧みな顔ぶれが揃い、拾い物をしたような満足感。
延命治療の問題をシニ
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.6

天使が愛する女性のために人間になる様がピュア。流れるような美しいセリフは映画を観るというより小説を読んでいるかのようだった。
コロンボ刑事、昔は天使だったのね、、。

刑事ジョン・ルーサー: フォール ン・サン(2023年製作の映画)

3.8

ジョン・ルーサーにまた会えてまずは幸せ。
ドラマのように複雑でスリリングな展開とはいかないが、それでも十分にジョン・ルーサーの魅力が伝わってくる映画だった。
次回作もありそうなエンディングだったのでと
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茶碗の中の嵐(1937年製作の映画)

3.5

可愛いワンコと美しいヴィヴィアンが楽しめる。ストーリーはたわいのない映画。

ボストン・キラー:消えた絞殺魔(2023年製作の映画)

3.8

女性記者がひとつひとつ丁寧に事実を積み上げて真実に近づいていく見応えのある物語。実話なので緊張感があり、最後まで話の行く末が分からず面白かった。
久しぶりにみたキーラ・ナイトレイ、ひたむきで強気の記者
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

出演者の顔ぶれで選んでみた映画。ミステリアスな展開に興味深々、どうなっていくのか盛り上がっていったが、終盤からは尻窄み。退屈はしなかったが、謎があれこれ残って消化不良、面白味はあまり感じられずに終わっ>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.7

1930年の作品は若者らしい無邪気なシーンがもう少しあったが本作はひたすら残酷な戦闘が目の前に繰り広げられて目を覆いたくなる。
戦争とはそういうものだけど。
酷さと虚しさでやりきれなかった。

バビロン(2021年製作の映画)

4.4

栄光と挫折の入り混じるこの時代のハリウッドの夢のような世界が好きなので、もうそれだけ存分に楽しめた。俳優陣達の魅力もたっぷり、挑発的でクレイジーなシーンも多かったが、映画への熱い思いが伝わってくる作品>>続きを読む

東京流れ者(1966年製作の映画)

3.7

渡哲也がひたすらカッコいい。二谷英明も登場、クールな2枚目三昧の任侠エンタメ映画だった。