brnさんの映画レビュー・感想・評価

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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

傑作。
安っぽくなりがちなブッ飛び設定のSFだが爆音響と完璧なVFX、ホイテマのカメラワークが最高に素晴らしくグングンと最後まで引き込まれる。
ダニエル・カルーヤのまったりした演技、特に目線演技は相変
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

『哭声』程では無いがナ・ホンジンよろしくじっとりした湿気感・闇感がすごく良い。
原始的な祈祷シーンがタイ語も相まって不気味で恐ろしくかっこ良い。
突然ドーンなホラー場も必要以上に多くなく丁度良く怖い。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.8

最高。
アラナとゲイリーの素な感じと魅力的な表情・顔がなんとも愛くるしい。
長回しが多く無駄なカット割の無さがリアリティを生んでいる。
黄緑なエンドロールやら世界観センス全開で流石PTA。
アラナの全
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.8

大傑作。
世界観が兎に角素晴らしい。
何度か挟まるダンスなシーンも超絶センス良く、カメラワークと照明、劇中曲、キリキリしたSEが雰囲気をキープしてくれている。
キャストもバチバチにハマってる。
劇場で
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.5

凄まじい。
フィクションの様な傑作ドキュメンタリー。
ど素人が10年かけて隠しカメラノーチェックであの国に潜入できた事に驚く。
肝の据わったウルリクの顔が夢に出そうだ。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

傑作。
我慢して生きる。
見過ごし、やり過ごし、聞こえないふりをする。
ストレートな人間ほど病んでしまうこのすばらしき世界でどう人と関わりどう社会と絡むのか。考えさせられる一本。

プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.2

傑作。
シンプルなシチュエーションを飽きないテンポで展開。演者もかなりハマってる。
血生臭くさい感じも中途半端でなく素晴らしい。

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.0

面白い。
何も無いアメリカど田舎の日常ではこれしか無いと思える宗教信仰心。と現実。
終始薄暗い雰囲気で淡々とした煽らない感じの進行がとても好み。
顔に負けないサイコっぷりなキャスティングも素晴らしく良
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.5

それが何なのかはわからない。
明かさない。
ランタンを持つ黒人の少年が闇に映える。
家族の視点を置き換えて観るべきサイコな映画。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

大傑作。
ふんわりとした温かい感じから一気に奈落へと落とされる。
いかにもな映画的展開をしっかりと覆す。
終始ひっかかりを感じる心情の描き方が素晴らしい。
変わり様のない現実。
目の前の事が全て。
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

相変わらずの連続アクションで撃ちまくり刺しまくりは気持ち良いが眠くなった。
本だったり馬だったり犬だったりとパターンの試行錯誤を感じる。
それだけこの映画は殺し方の期待があり、それがプレッシャーになっ
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普通は走り出す(2018年製作の映画)

4.0

面白い。
ずーっと観たかった大田原愚豚舎。
主演の渡辺監督の喋りが面白い。
モノクロのトーンと断片的な構成、弟雄司が作る音楽も素晴らしい。
楽曲もトリプルファイヤーで文句なし。
アリかキリギリスか。
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

最高。
ホアキンの芝居・体型・声・鼻の下の傷までもが完璧に狂気。
近年の油ののりが半端ないホアキンだからこその映画。
スコセッシへの愛を感じる満載のオマージュがリアリティを生む。
かん高い笑い声がまた
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.8

最高。
スーパーB級なテイストを完璧にこなすブラピとレオ様は流石。
タバコの燃える音・エンジン音・重低音の効いたカーステレオから流れる音が素晴らしくタランティーノ節。
もはや鉄板の強い男と強い犬。
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

300万の低予算映画とは到底思えない満足度。
無名の演者でここまで素晴らしいとは。
夢がある。

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.5

大傑作。
まずオープニングで心掴まれる。
ホアキンのヤバくてダメな弟感とライリーの包み込む優しい兄感がドンピシャ。
血と汗と金。孤独と友情。
兄弟愛。家族愛。馬愛。
最高。

アス(2019年製作の映画)

4.0

面白い。
間と表情がとにかく良い。
目をひんむいた黒人のホラーは恐ろしい。
黒い世にも奇妙な物語。

ANIMA(2019年製作の映画)

4.2

愛。
素晴らしい。
音楽もダンスもカメラワークも尺も。
トム・ヨークの顔がもう異星人。
重力の使い方がおしゃれ。

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.8

全てにおいてクセが強い。
どこを切ってもポップでカラフル。
中島セナで大正解。
タコの知能は3歳児が強すぎる。

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.8

モラルもなんもないとことんサイコパス描写。批判は多かろうがサイコパスをしっかり描けばこうなるはず。
トリアー一切手は抜かず。
マット・ディロン新境地開眼。
跳ねるような「旅立てジャック」が救い。

KUSO(2017年製作の映画)

4.0

糞な内容を真剣に作ったクソ映画。
日野日出志な世界。
糞ゲロ肛門デキモノ虫オッパイ。
ミスター・クイグルの宿主ジョージ・クリントン大先生が最高。
音もVFXも良い。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.6

キングギドラがクソかっこいい。
ゴジラが〜んばれ、ゴジラが〜んばれ
な映画。あとイレブン。

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.8

プール金魚夏祭り花火ソフトクリームゾンビカラオケに年頃の中学生の女の子。
+クリトリック・リス。
ポップなアイコンめじろ押し。
30分という短尺にセンス丸出しで余分なものはいらない。
色々と残る。

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

傑作。
ヴィルヌーヴの一作目同様の緊張感。
脳味噌垂れ流しながら追っ手の車に手榴弾投げ入れて数秒後の爆破をバックミラーで見るゾンビ化したデル・トロが凄まじい。
演出も細かくあの音楽も効いている。
兎に
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.0

エンドゲーム前のスーパー安心感。
スマパンのポスターから締めのホールまでオルタナの色付けがポップ。
猫好き向け映画。
ふにゃっとしちゃう。

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.5

大傑作。
イ・チャンドンここにあり。
美しく力強い画。
心の声が聞こえる間とカット割り。
役者の表情も自然。
夕暮れ大麻でおっぱいはヤバい。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.8

最高。センスの塊。
バッキバキでドラッギー。
グラフィック構図スピード感テンポカメラワーク全てが一級品。
IMAXで観たが2Dでも観たい。

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.0

傑作。
ハンパないCGとVFX。
アバターやRP1から続くハイクオリティーで最先端な映像。もはや違和感はゼロ。
ロドリゲス演出のエグ味がとても良い。
今是非観る映画。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.8

面白い。
いきなりゴングが鳴るが良い構成。
J・マカヴォイの多重人格ぷりも凄まじい。
最後の締め具合が実に最高。
タイトルを裏切らない。

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

面白い。
突っ込み所はキリがないが、ダラダラしてないのが良い。
BGM無しの状況音だけではイマイチだったのかが気になる所。
試してるだろうけど。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.6

超傑作。
2度目の鑑賞。
銃に車に強いおじさんの三拍子はおじさんにはたまらない。
安心の復讐劇。
胸から頭へのダブルタップが最高にクール。

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.8

陰謀論・カルト宗教・オルタナ・レトロゲーム…世代的にはドンズバなワードてんこ盛り。
オマージュ満載。
ピクシーズのアレがたまらない。

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

4.5

超傑作。
劇場では体験できない新感覚。
映画もここまで来たか。
真のエンディングに辿り着いた時の喜びと安堵感はまさにゲームのよう。
横道がかなり面白い。
時間がある時に観るべき。
というか体験すべき。
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ブリングリング(2013年製作の映画)

2.5

盗みまくってやり過ぎてベラベラ喋ってやっぱり捕まって。
反省などしないよ。青きティーン達。
ソフィア・コッポラの甘酸っぱさは感じられない。
セレブの自宅を見るだけの映画。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.0

面白い。
ゆっくりとどこまでもが斬新で怖ろしい。
じんわりズームなカメラワークが素晴らしい。
生っぽいトーンと音もB級テイストで良い。

バード・ボックス(2018年製作の映画)

2.5

一つ屋根の下のメンバーのキャラ弱し。
J・マルコビッチもっと引き立てるべき。
ハラハラ演出も弱い。
ドラマ版にして尺取らないと無理か。
残念。

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