カポックさんの映画レビュー・感想・評価

カポック

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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.8

アリアスター監督、
どういう思考回路をしていたらこんなストーリーが思い浮かぶんだというようなエグい映画。
それが監督の狙いなのだろうけど。
ミッドサマーも観ましたが、よりエグいような気がしました。
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

美希が最後に言った、「そっちの(貴族の)世界もうちの地元と似てるのかもね」といった旨のことが全てを表しているのだと思いました。どんな環境にいても、自分の意思が尊重されないと生きづらいのでしょう。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

シンプルにサメが襲ってくる映画だけれど面白かった。現実に起こったらたまったもんじゃないですが。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

カフェのシーンが切なくて切なくて。どれだけ想っていてもやり直せない、胸が張り裂けそうになるような気持ちが伝わってきました。

アデルも可愛かったのですが、エマの魅力が半端ないですね。白い肌に映える青い
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

陳腐なCGには少々驚いたが、概して色々考えさせられる良い話だった。

ジョンの不思議な力を持ってしてもこの世を変えられないことに嘆き、ジョン自ら死を選んでしまったのは、劣悪な環境や状況を打破するために
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第9地区(2009年製作の映画)

4.0

これ2010年の作品なんですね。今見ても十分に楽しめました。
陳腐なSFかと思いきや、社会風刺がきいていて考えさせられる。舞台が南アなのも良し。
最後の主人公の表情が痛快でした。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

相変わらずダンブルドアは強くてかっこいい。笑えるシーンもあり見ていて楽しかった。ただ前作に比べ、あまりにも平和な終わり方をしており次回作への期待に繋がらなかった。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

濱口監督は「人間」を描くのが本当に上手。またドライブマイカーの際にも感じたが、登場人物の対話をすごく大切にしている印象を受けました。個人的に『もう一度』が一番カオスででも暖かくて、一番好きでした。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

何も成し遂げられていないのに、ただただ歳を取っていく自分への焦り、怒り…でも諦めなければ夢は叶う。そう勇気付けられる作品でした。それにしても死後に自分の作品が世に認められるのは、天才の宿命なのだろうか>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.5

圧巻でした。奇怪な世界観にケイト様が醸し出す妖艶さが相まって、とんでもないものを観てしまったという感覚に陥りました。ルーニーとケイト様の共演もキャロルファンの私には有り難かったです。相変わらずどちらも>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

ミステリー映画を観なれていないので最後まで犯人がわからず楽しめたが、慣れている人にはありきたりな結末なのかもしれないと思った。
映画の尺に収めた結果だろうから仕方ないが、前置きが長く、殺人が起こってか
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.5

ハリーポッター同様ストーリーも登場人物も世界観が独特で面白く、さらについにホグワーツが出てきて大興奮でした…最高…ハリポタと繋がるところがあってファンには堪らない作品だと思います。あと相変わらずジェイ>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

どこで亀裂が入ってしまったんだろう。でも気づいた時にはもう遅い。そんな悲しい、自分の行いを顧させるような映画でした。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

2.8

若者が過ごす無為な日々の中に、無理やり切なさ、エモさを感じさせるようなストーリーにしか思えませんでした。この手の作品にはもう感動しなくなってしまった。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

展開が早すぎる上に内容も暴力的なシーンが多く、愛する人に自分の兄が殺されたが、なお愛し続けるなど共感できる要素が少なく、正直話にのめり込めませんでした。感動よりも戸惑いの方が大きかった。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.2

ハリポタ同様、世界観が素敵でした。タイトルの通り今回は魔法生物がたくさん出てきて、それぞれ愛嬌のあるキャラクターで楽しかった。シリアス要素少なめで気軽に観ることができます。

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.6

疑問を持つこと。声を上げること。
これができる人は本当に少ない。だがこの声が集まれば世界は少しずつでも変わっていく。
私も日々感じる疑問や違和感から目を逸らさずに、声を上げ続けます。

音楽(2019年製作の映画)

4.0

やっぱり音楽ってすごい。ヤンキーだろうが音楽オタクだろうが関係なく、同じ音楽を共有して楽しむことができる。もちろん私も一緒に楽しみました。身体が勝手に動く映画はなかなか無い。

個人的に、音楽であろう
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.9

雪解けの後に感じる春の兆しのような、「北欧的」雰囲気の漂う美しい画の中で、みんなが必死に不器用に生きていて良かった。個人的に蛙亭の中野さんの演技がいい味出してて好きでした。

エスター(2009年製作の映画)

3.5

エスター役の子の演技力がすごいという一言に尽きる。ストーリー展開は後味悪め。ホラー映画は日頃観ないのだがこんなものなのだろうか。終わり方には少し救われた。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

「SF(少し不思議)」なんてもんじゃない、かなり難解なSF映画だが、映像の美しさと迫力が印象的な超大作だった。この映像は映画館で観たかった…

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.3

闘病記なので、オチが読めるのはしょうがない気もする。登場人物を観て「あーこういう人いるよね」と感じたのは、俳優陣の演技が上手いからなのだろうか、自分に似た部分を見出してしまったからなのだろうか。人間、>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.7

約3時間もあるのに、映画館ではなく家で観たのに飽きないって本当にすごい。一気に見終わってしまった。内容の面白さはもちろん、絶妙なタイミングで場面が切り替わって、でも全て繋がっていて、飽きさせないように>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.2

ただの男女の恋愛の話だと思っていたが、「愛」と「時間」をテーマにしたとても良い話だった。

我々はタイムトラベルできないが、タイムトラベルをしても幸せになるとは限らないことはティムたちが立証してくれた
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.8

大切な人を亡くし、生き残った人々の葛藤を描いた物語。大作。無駄がなく、3時間もあるのに冗長にならない。原作を読んだことはないが、映画が村上春樹の世界そのままで感嘆した。見事だと思ったのは、多言語演劇が>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.7

一作目しか観ていないため、登場人物の背景がほぼわからなかった。
しかしアクションの迫力とストーリーのテンポが良く、映画それ自体を楽しめました。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

登場人物みんな濃くて、カオスでおもしろい。全部ひっくるめて青春。大学生になると合法的にお金やお酒が絡んでくるので、高校生って人生最後の純粋に馬鹿できる時だと思う。それにしても、アメリカの卒業パーティー>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.6

年齢関係なく、様々ことに挑戦する。まず私は、この手のストーリーが非常に好きです。勇気づけられます。

そして、ロバート・デ・ニーロ演じるベンが、紳士的で本当にカッコ良かった。豊かな人生経験を活かして、
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.7

ゲームのモブキャラ「ガイ」が意思をもち、自由に生きることの素晴らしさを実感するストーリー。皆それぞれの人生では主人公だということを思い出させてくれる。

現実とゲームを行き来する、少し混み入ったストー
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セブン(1995年製作の映画)

3.9

七つの大罪をモチーフにした連続殺人。薄気味悪い音楽とビジュアル。ストーリーは面白かったが、かなり後味が悪い終わり方にやられました。

そんな映画でも、ブラピとモーガンがひたすらカッコよかった。特にモー
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.6

他愛もない話かと思いきや、意外と面白い展開だった。愛を一心に求めるユカの無邪気さが逆につらかった。

何より、若い頃の加賀まりこが可愛くてびっくり。

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.6

目を覆いたくなるような残酷なシーンがいくつもあったが、明日を生きて行くために、愛する人のために、戦う人々の姿に心を打たれました。圧倒的でした。映画館で観なかったことを悔やみます。

多くの人が血を流し
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

黒人の天才ピアニストのドクと、白人の乱暴で無学だが、仲間想いなトニーとの友情物語。
車内でフライドチキンを食べるシーンが印象的だった。冷静沈着なドクが、トニーの言葉に動かされ、笑顔を見せたのだ。

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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

自分だけがビートルズを知っている世界、という設定がまずおもしろい。

ビートルズの曲は誰が歌っても聴き入ってしまうほど名曲ばかりなことに、改めて気付かされた。ビートルズの偉大さを実感する映画。

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