しょうへさんの映画レビュー・感想・評価

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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.5

ホドロフスキーの孫娘xバカでかいシンセ。これだけでもう作品として成立してしまうくらい魅力的。
冒頭のくわえタバコダンスシーンは全映画中でもトップクラスに最高なシーンじゃないか。ここからやたら神々しいシ
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ザ・カラテ(1974年製作の映画)

3.8

シュワちゃんをボコったという噂(ソースは20年前の2ちゃんねる)のあるカラテマスター山下タダシの魅力爆発のシリーズ。ブルースリーのモノマネをする人は数多いだろうが、ゴロゴロ地面を転がりながら怪鳥音を発>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

-

シリアスギャグの巨匠シャマラン。今回は何となく伊藤潤二っぽさがある。

ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.5

なんとなくで観たら滅茶苦茶良かった…。作り手の作品への愛と情熱を感じる。
パロディ映画なのにオリジナリティが凄いという変な作品。
主演のタイッサファーミガが最初変な顔だなーと思ったらどんどん可愛く感じ
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ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

原作の映画化ではなく、新訳レインボーシックス前日譚。原作と同じなのは登場人物の名前くらいであとはほぼ改変。これではトムクランシー原作と言えないのでは。
ホームレスに化けたりしながら麻薬組織のチンピラど
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

エヴァの物語としての完結編では無く、庵野秀明の個人的な回復物語。彼は自身の中の理想の女性像と決着をつけ、現実で良き伴侶を得て救われたのだ。マリがエヴァの世界から浮いているのは庵野秀明の内面にはないもの>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

2.9

評価が高いので期待して観たけど、既視感だらけでがっかりだった。
アクションも変に格好つけて滑ってるというか…新しさが無いというか…
マトリックスから20年も経ってるのに、そこから全く進歩もひねりもない
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ホース・ガール(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

事前知識何も無しで気軽に観始めたのでびっくりした。
ストレートに統合失調症患者の世界観を描いていて、所々現実かもと思わせる演出は、妄想に現実感を持っている患者本人の感覚を追体験させる狙いじゃないのかな
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追想(1975年製作の映画)

4.5

これは面白い。
小太りのおっさんが、勝手知ったる古城のギミックと古いショットガンを武器に、地の利を生かしてドイツ兵相手に大立ち回りの復讐劇。
だが、失われてしまった美しい日々は、復讐を果たしても二度と
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オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)

3.3

タランティーノ大絶賛のイスラエル映画。
ちょっと韓国映画を思わせるような残虐描写。
全体を包むなんか妙なユーモアがちょっと面白い。
まともな人間が出てきたかな?と思ったら、お前が一番ノリノリなのかよ!
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68キル(2017年製作の映画)

3.8

どうしよう、かなり面白かった…。
主人公のダメ男(セックスだけは良い)の情けなさも良いし、出てくる人間みんな頭がおかしい。ヒロインと兄のキャラも最高。
フラストレーションの溜まる終盤の展開からの、いけ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どこまでが現実でどこからが狂人の妄想なのか…そしてそのお話全体が嘘である可能性大、という二重に虚実入り混じった映画。

バットマンの存在がヴィラン(悪役)を生んでいるのではないか…というのはよく語られ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.9

まずこの作品は観客がシャロンテート殺害事件について知っている、という前提に成り立っているので、鑑賞前に予習は必須。劇場でもよくわからなかったという観客がちらほら見られた。
フィクションの存在である主役
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フェイズ IV/戦慄!昆虫パニック(1973年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

全くもって戦慄!昆虫パニックではない。
知性を持ったアリと科学者の戦い。
どうやって撮ったんだこれ!?といったシーンの目白押し。労力と根気か…?
殺虫剤への耐性を獲得するため、文字通り命を削りながら巣
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聖なる酔っぱらいの伝説(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ルトガー・ハウアー追悼企画で、新文芸坐で鑑賞。
ルトガー・ハウアー、こんな可愛い俳優だったっけ…。
言ってしまえばあちこちうろついて酒を飲むだけなのだが、とにかくルトガー・ハウアーとパリの街並み、スト
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

凄惨なシリアルキラーものかと思って臨んだら、ゴア描写とかは割とぬるめでまさかのコメディだった。
後半はそれまでの展開から一転、ディロンとガンツの地獄旅行に…。
監督自身の芸術観の投影でもあり、それっぽ
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

4.1

ジャックロウデンの陰気なイケメンっぷりがヤバイ。可愛すぎる…。
中二病だったりモラトリアムだったり発達障害気味だったり、社会とうまくやっていけなかった御仁には刺さるところがあるかもしれない。
逆に、一
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エリザベス∞エクスペリメント(2018年製作の映画)

2.9

アビー・リー可愛い。
映画はつまらん。内容だけの評価ならもっと下がる。
やりたいことはわかるけど実力が伴ってない感じ。監督の過去作を見て納得。

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.5

これ観てきらきらしてるとか甘酸っぱいって言える人間は凄いな…。
ずっとハラハラして、僕にとっては完全にホラーだった。アメリカの学生生活、絶対無理。恐ろしい…。
なんでこいつらこんな行動力あって積極的な
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グレート・ウォリアーズ/欲望の剣(1985年製作の映画)

3.9

子供の頃にテレビで観てトラウマになった映画。放送当時のタイトルは「炎のグレートコマンド〜地獄城の大冒険〜」で、わくわくするタイトルから冒険活劇を期待していた少年の心に深い傷をえぐった。
いつのまにかD
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.9

すげー厨二な世界観。良いぞ…。
内容はちょっとマニア向けっぽくなったかな?
復讐の動機は1より薄いし、何がしたいだお前…って感じもある。けど、登場人物みんながわかってても引っ込みがつかないんだろうなあ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

犬が殺されるのは辛い…。でもあんなことされたら全員ぶっ殺せキアヌ!皆殺しだ!って気持ちになっちゃうよね。
至近距離からヘッドショットで確実にとどめを刺して行くのがとてもよい。が、ガンフーって名称はどう
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.1

タランティーノの趣味が大爆発。
彼の監督作品だとこれが一番面白い気がする…。(現在、ワンハリが更新)
ゾーイ可愛いしカートラッセルも楽しそう。
プラネットテラーの登場人物もチョイ役で出てるので、合わせ
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オペレーション:レッド・シー(2018年製作の映画)

3.6

結構頑張っているミリタリーもの。そこそこリアリティ重視っぽいが、いちいち動きやカメラワークがカッコつけていて、飛び散る火花もギラギラしている。演出過剰は中国のお国柄か…。ゴア描写も凄いよ。
最近映画界
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ハンテッド(2003年製作の映画)

3.9

殺人術、サバイバル術の元教官の老人vs道を踏み外し殺人鬼となった優秀な教え子の師弟対決。わりと静かな映画なのに熱すぎる。
実際に使われている追跡術やナイフ術が使われているのが見もの。

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ハインライン原作で、スピリエッグ兄弟が映画化。期待度MAXで観たがやはり自分の大好物であった。
原作短編はハインラインを読みあさっていた時期は絶版だったので未読だが、展開やセリフに至るまで原作に忠実ら
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

妻も子も余命も失った無敵の人がネットde真実に目覚め、使命感にかられ行動しようとするも結局女程度で転ぶという。
情報に翻弄され、自身の立ち位置や思想に揺らぐ…まさに現代社会を描いた映画である。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

翔んで埼玉のような映画だった。
ステレオタイプな人種像がたくさん出てきて、スラングや言葉遣い、音楽など自分がもしアメリカ人ならもっと理解して楽しく観れただろうになあと悔しく思う。
ところでネイティブア
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.9

伝えたいメッセージのために歴史考証を捻じ曲げるのはうーん…ってとこだが、内容が面白いかでいうととても面白い。
植物の棘と葉っぱとヤドクガエルで即席毒吹き矢を作って反撃するシーンは震える。

ダーク・スター(1974年製作の映画)

4.6

デカルトは方法序説において、確かなものは人間の意識であり、人間以外の存在は意識を持たない機械であると説いた。だがこの作品では機械である爆弾の人工知能に疑うことを教え、自我の存在を認識させ、「我思うゆえ>>続きを読む

エイリアン・ネイション(1988年製作の映画)

3.1

人間と異星人のバディもの。B級SFの枠を出ないが、移民や人種問題を扱った志の高い映画である…のか?
子供の頃は異星人の見た目がキモすぎて拒否反応を示してしまっていた。すまん。
異星人と人間社会を描いた
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キャビン(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まずこの映画が楽しめるかどうかは、今までのB級ホラーやスラッシャー映画をどれだけ観ているかによる…。
ラスト付近の怪物大乱闘はめちゃくちゃ楽しい。
個人的には狂って殺人マシーンと化した工業用ロボみたい
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インビジブル(2000年製作の映画)

4.0

透明人間に揉まれて歪むおっぱいの表現だけでも映像史に残ると思うな。
あまりに不道徳で下衆過ぎるので観て怒りを覚える人も多いかと思うが、真面目っぽく擁護してみると法やモラルに縛られなくなった時、人間がど
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ハードウェア(1990年製作の映画)

3.7

世界観とビジュアルに全振りしてる映画。でもストーリーが本当に本当にショボい…。
冒頭から数十分の、これはとんでもなくカッコよくてヤバイ作品なんじゃないかって期待感は凄まじいものがある。が、尻すぼみ…。
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透明人間(1992年製作の映画)

2.9

すっごく健全な透明人間映画。ヌルい…!
やはりカーペンターには音楽や脚本もやって欲しい。今作でぽさがあるのは主人公のヘボさくらいかな…。
いやいや、おいらが透明人間になったらあんなことやこんなことしち
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イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.6

最初に言っておくとストーリーは嫌い…。田舎娘が都会に出てきて甘やかされて見た目はレディになって、無知で我儘なまま窓辺で読書なんかしちゃう若者と恋仲に…なんて展開許せるわけがないだろう!おねだりばかりし>>続きを読む

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