のだろうかさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

2.6

オリジナルを観ないことには評価し辛いがクールにも感情的にも振り切れない、全編うす味の印象だけが残る (スコットランド系は視える)タロットと読心 🕊喰いバンドマン 高慢もトラブルも多ければ凡庸。親子関係>>続きを読む

メイド・イン・USA(1967年製作の映画)

2.2

闘う前に諦めてしまうのが怖い。ラストだけ覚えておけば知ったかぶりできる?コクトー、エリザベート。赤と青はそのままアメリカの政党。ややこしいのと白々しいコメディとでやはりゴダールは私にはまだ早い。えっな>>続きを読む

サブウェイ(1984年製作の映画)

3.8

(あとで電話するよ)
ださいといえばださいしつまらんといえばつまらんのだがこの ぼくのかんがえたさいこうのえいが とでもいうべき風情が中二病ノートを過去に持つ我々に嫌いとは言い切らせない 金庫爆破魔の
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ロメロとカーペンターはセックス&バイオレンスを自制すべし⇨露骨なセックスで〆 全力でふざけてて良い サングラスを掛けた時の命令文に溢れたスタイリッシュ世界 世の中確かにこれらの文言だけで完結出来るが、>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

3.7

彼/彼女のその行動に至るまでの過程が語られないのが良い。遊びでもふとした疑問でも理由など付ける必要ないから。本当ならば性別に名前も要らないから。(可愛げのある十代の過ち)とも(苦しむ理由)とも、(ひと>>続きを読む

リトル・ガール(2020年製作の映画)

3.8

幼女のひとり遊びを覗き見ているという罪悪感。バービー、マイリトルポニーと昏い瞳 (いくら闘っても意味がない)だなんて云わせるなよ…

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

撮影はDUNEのグレイグフレイザー、暗さのバランスは取れてる。忘れられないショットが幾つもある!90sスリラーのインダストリアルなNYことゴッサムシティとイングランドのゴシックな建築の、ダークさだけを>>続きを読む

神様なんかくそくらえ(2014年製作の映画)

3.9

兎角カメラが近い。彼らの作品に共通するこの特徴は自分のことでいっぱいいっぱいな様とその危うさをこちらにまでぶん投げてくる。原作者が主演、アリエルピンクのエンディング。パティンソンもだが実際自分が彼女に>>続きを読む

オーシャンと十一人の仲間(1960年製作の映画)

2.6

まずもって顔や役どころが覚えられず脱落。サミーデイヴィスの美声とソールバスの軽妙なグラフィック、戦後の連帯感と出鱈目に真っ白な男と女たちだけが残された。エターナルズもそうだが仲間集めに半分使うのは娯楽>>続きを読む

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.7

テーブルの角に額めり込ませ。撮るものというよりは撮り方と繋げ方が極端に規格外、リンチ以外には滅多にお目にかかれない。OPでフィンチャーぽいなと思ってしまったのでこちらが先だとしてもNIN=前者が染み付>>続きを読む

危険がいっぱい(1964年製作の映画)

3.8

脚本の勝利。ただしきりに殺されそうになっているだけなのに!人生のヤマカン外したら

若者のすべて(1960年製作の映画)

3.9

聖ロッコの見返りを求めない献身と、際限の無い家族による搾取。ひとたび兄から女を奪えども即座に心折れ差し出してしまうこの一筋の涙には一体どれだけの重みがあることか。私もまた街の灯に誘われてきた者の1人だ>>続きを読む

ジギー・スターダスト 2002年サウンドリミックス・デジタルレストア版(1973年製作の映画)

3.7

OPのフォントから全編の色調、良い。惜しむらくは劇場の音響が然程良くなかったことか

クラッシュ(2004年製作の映画)

3.8

stereophonicsが懐かしい過ぎてすべてが吹っ飛んだ…積んできた尊い善も一つの悪行で帳消しになるのか?脚本家への厳重注意からのアレは苦しい。毎朝起きると訳も分からず苛立っていて、なんだか当たり>>続きを読む