きゃーみさんの映画レビュー・感想・評価

きゃーみ

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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年製作の映画)

3.7

今あらためて鑑賞すると、結構いいんじゃない?という思いを抱く。
室井さんが素敵だからかな。

踊るシリーズは連ドラ時代からずーっと繰り返し観てきた。この映画公開当時は重箱の隅をつついて勝手に失望してた
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.8

丁寧に描かれていて、西川美和監督らしく示唆に富んでいる。さらにカメラアングルがとてもオシャレ。沈黙する場面は音楽に背中を押されるような世界観で秀逸だ。

夫婦だったのに、いつの間にか兄妹のような仲に。
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.9

失礼ながらも、物理学者スティーブン博士の人生というより、難病ALSにとても興味を持っていたので鑑賞。

妻のジェーンとの馴れ初め、発病、結婚、破局、その間の学問への追究といった流れの中で、私が見たかっ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.2

フォロアーさんのレビューを読んで「観たい!」となった。予想した通りいい作品だった〜。心和みほっこりした。

主人公の日常が人と触れ合うことでちょっと(この作品はかなり)変化するという、良い映画の典型。
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.7

期待しないで見たけど、意外によかった。
ファイザー製薬MR、
パーキンソン病をうまく表現しながら、ささやかな恋愛を優しく。

「チャラ男」という設定は物語が暗くなりすぎないため、
セクシュアルなシーン
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

3.6

実話をもとにしているとはびっくり。いかにもアメリカ的な話で動物好きの身にとっては羨ましい限り。

思春期の息子と父(マット・デイモン)の修羅場は両者とも迫真の演技で感極まった。
娘役の女の子もとてもキ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

ファーン(主役の女性)は、車で旅をしているのではなく、人生の歩を進めているのだと思った。

前へ前へと進まずにはいられない焦りもあるだろう。悲しみと向き合いたくないという気持ちが少なからずあるのではな
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.3

かなり好き。レベルの高い名作。

怒りっぽい、イライラしやすい人の心の底には悲しみが渦巻いてる。
それを素直に吐露できていたら、こんなに嫌われなくて済んだのに。

私たちの幸せな時間(2006年製作の映画)

3.8

死刑に触れた韓国映画はいくつか観たけど、やっぱりキツい。

極刑は何も生まない。生産的じゃないし、成熟した国家がするべきではない。そもそも国に国民を死なす権利があるのだろうか?
米国も約半分の州が廃止
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.5

ドラマは未鑑賞ながら、与那国島の景色に浸りたくて。
与那国ブルーの美しさは、日本という枠を超えた色彩に満ちている。

コトー先生のような人情味のある医師は今の時代いるわけないよね、という諦観があるから
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.9

日本らしさを丁寧に描いた作品。かなり好き。樹木希林も味があって安心感を覚えた。

ストーリーはゆっくりとした展開だけど、カメラワークと構成が洒脱で見る者を飽きさせない。エンディングのピアノ音楽も素敵だ
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めがね(2007年製作の映画)

3.7

与論島、もたいまさこ、柴犬、加瀬亮が素晴らしい。いい味出している。沈黙が多い映画はハイレベルという典型。

重箱の隅をつつくようで気が引けるけれど、ひとつ。
左利きのもたいまさこが、魚の頭を左向きにし
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

タイトル「カモンカモン」が「先へ、先へ」とはなかなか粋だ。

子どもはいつも大人の世界を全身で感じ取っている。良くも悪くも全てを吸収して成長し、思春期以降にその再構築を行う。
そんなことをあらためて感
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.4

鑑賞中、映画「君の名は」を思い出し、ふと気づいた。瀧くんの声が神木隆之介くんだったことを。相変わらずいい声してますね。
有村架純も安定の演技力と美しさ。
内容はいかにも百田尚樹という感じで、可もなく不
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シークレット・チルドレン 禁じられた力(2015年製作の映画)

3.7

若いティモシーが見たくて鑑賞したけど、思いのほか良作で得した気分。評価低くて不憫なくらい。

絵画を見ているような芸術的カメラワークにまず魅せられる。
内容は確かに内容は暗くはあるけれど、支配的な親と
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの映画鑑賞!\(^o^)/
話題作が早速配信されると知り、小躍りで鑑賞した。

心理学の視点から…。
あんと母親との関係に依存的敵意があるか?
こんなに親切な刑事はいるのか?
愛をほとんど知ら
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

主役のオスカー少年が素晴らしい。彼の行動力(「何もしないより失望した方がいい」)に感服の一言である。
大きな欠落感を何とか埋めようと歩を前に進めていく。とにかくもがく。トラウマを抱えながら、それを凌駕
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.4

何から書いたらいいのか分からないくらい余韻が半端ない。

アニメーションだけど、実写で撮ったらまた別の味わいが出て素晴らしい作品になるのではないか。

絶望してる若者のみならず、若いころ絶望していた大
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永遠の片想い(2003年製作の映画)

3.2

3人の友情と淡い恋心が楽しく描かれていて、ほのぼのするのが前半。
次第に明らかになる悲しい運命と伏線回収の後半。しかし、詰めが甘く、時代も交錯して不明瞭。見ていて混乱してしまった。
全体的な雰囲気は悪
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

ずっと見たいと思っててやっと…!ということで期待しすぎたかも。
2人の心の触れ合いは素敵だったけど。
今作の次に相応しいのは「グリーンブック」だな。さぁ、いかに。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.6

作品としての描き方には物足りなさがあるけれど、山本幡男や犬のクロが実在したことを考慮したら、頭が垂れるばかりである。

病に伏してからの二宮和也の声、松坂桃李の母親が涙をぐっとこらえる様子、夫の訃報を
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.3

いつか見たいと思っていた。夏だし今のうちにって。
ストーリーは、はちゃめちゃな感じで、アメリカのザラついた雰囲気を味わうならまあいいかなという感じ。
音楽と若く美しいティモシー・シャラメ(28歳となっ
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おくりびと(2008年製作の映画)

4.3

随所で胸にぐっときて、いい映画だなあとしみじみ思った。さらに久石譲の音楽と、もっくんのチェロが映画の完成度を高めている。

納棺師に対する敬意だけでなく、「死とは生の終わりではないのだ」という希望を感
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永遠の0(2013年製作の映画)

4.0

「戦争についての報道が減ったなあ」と残念に感じる昨今、あえて意識的に戦争ものに触れていく。
映画公開当時に鑑賞していたら、偏狭な私は非難轟々していただろう。けれど今は年の功もあり、広い視点で味わえた。
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

4.1

YouTubeで期間限定公開されていたので、何十年かぶりに鑑賞。

当時は権威、暴力という圧倒的で見た目に把握しやすい「敵」があった。弱者はそれに抗うために団結した。一人では無力だけど、集えば強い。
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.5

全く期待してなかったけれど、ラスト、予想外の展開に不意打ちをくらい、涙ほろり。

水上恒司くんは、ドラマ「中学聖日記」の頃から応援してるけど、当時と変わらず爽やかなイケメンでよかった。ただ演技力はもう
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.3

カメラワーク(時折手ブレと思しき揺れを感じるのも魅力的)と脚本が秀逸で、登場人物に多くを直接語らせないところも素晴らしい。

施設の子どもたちとそこで働く大人が触れ合う中で、互いに希望を見出していく物
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.8

かなりビビりなので、息を呑んでの鑑賞だった。スリル満点。血だらけなのもほんと苦手。

ストーリーはカズオ・イシグロ「私を離さないで」と韓国映画「ソボク」に似た感じ。キムダミとチェウシクのコンビに胸が躍
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

タバコ、アルコール、ドラッグ、セックス ----弱冠13歳の少年に?と胸が締め付けられながらの鑑賞だった。
さらに物語の先が読めてしまい、評価高めなのが今ひとつ腑に落ちない。

ただ、少年だけでなく、
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.2

女の子2人がなかなか厄介な10代を乗り越えていく物語。

「チェンソーマン」の作者でもある藤本タツキが、自身の故郷への思いや若かりし頃をあらためて「ルックバック」したかったのだろう。

パラレルワール
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俺の過ち(2023年製作の映画)

3.4

ラスト15分の盛り上がりは爽快だった。モータースポーツの躍動感半端ない。運転が上手な女の子はそれだけで十分魅力的。

なんとなーく見始めて、一風変わった作品だな〜と思ったら、制作はスペインだそうで。
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あなたが寝てる間に…(1995年製作の映画)

3.7

10代の頃、こういうシンプルで分かりやすいラブコメをよく見たなあとしみじみしながら鑑賞した。
安心して見ていられる。

ほっと一息つきたい時、疲れた時に見たくなる。甘いドーナツとブラックコーヒーみた
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四月の雪(2005年製作の映画)

4.2

「八月のクリスマス」のホ・ジノ監督らしい世界観で、ぐいぐいと引き込まれた。見終わった後の余韻、余韻、余韻。

ヨン様が演技する姿を初めて見た。優しい笑顔と佇まいが雰囲気に満ちていて、かつて人気を博した
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

まず多くの示唆に富んでいる時点でかなり芸術している。
さらに構図やヴィヴィッドな色彩も秀逸だった。

父親カルムの凄絶な人生が曖昧に、それでもまざまざと確実に浮かび上がってくる。愛情飢餓感に満ちた不遇
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

4.3

示唆に富んでいて含蓄があり、余韻とその後の思索に浸らせてくれる作品だった。
今年は集中的に映画鑑賞してるけど、この作品はすぐに思い出せる。感慨深いものがある。

中枢にある教訓は以下ではないだろうか。
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.6

強迫神経症の男性が、他者や犬との触れ合いを通じて、人間嫌いを克服していく物語。
小ぢんまりとした話で、大きな展開はなかった。
要はツンデレなせいで、周囲から敬遠されがちな男性が、素直さを取り戻すのだけ
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