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愛とは、という映画。
カトリーナが狂気じみていて怖かったけれど、カトリーナのお母さんが『あの子は優しすぎるのよ』と言ったシーンから彼女を見る目が変わった気がする。人を理解するためには表面的なことではな>>続きを読む
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A24の映画がことごとく刺さらず、寧ろ苦手意識を持っていたのにこの映画は好きだった。
こんなにも「運命ではなかった」ことをじわじわと、そして最後には鮮烈に表現している映画を観たのは初めてかもしれない。>>続きを読む
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映画としては素晴らしい。
けれど、実験が成功してみんなが喜び合っているシーンからすごく苦しくなった。推定死亡人数が算出され、原爆を落とすことが倫理に反しないよう無理やり理由づけがなされ、京都が原爆投下>>続きを読む
元祖『ララランド』という印象が強かったけれど、それは私が先にララランドを観ていたからにすぎず、とにかく俳優さんたちのダンスと歌のレベルが半端なく高い。この人たちと同じ表現ができる人たちが現代にいるのか>>続きを読む
予告で魅了されて心底楽しみに観に行ったけれど私には刺さらなかった。ただただエマ・ストーンの演技力がとてつもなく高いのと、魚眼レンズで覗かれているような演出がすごい。
題材が題材だからいつ発作が起きるか、感情が爆発するかソワソワしながら観ていたけれど、自分の感情を正しいところに着地させてくれる穏やかな気持ちになる映画だった。
たいやきとか大福を食べたくなる。
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いやいやその選択絶対幸せになれんって!!!というラストで面白かった。最後の最後まで、まあまあかな〜とおもってたのに、エンドロールに割り込んで展開が大きく変わる構成からが素晴らしい。あそこからが本番。>>続きを読む
とんでもなくすれ違いすぎているけれど、それが人生という感じ。道を歩きながら景色が変わって2人の時間も進んでいる描写が素敵だった。
A Rainy Day in New Yorkが全く刺さらなくて祈りながら行ったらMidnight in Paris寄りで安心した。モートがそれはそれはよく喋る。
『勝手に震えてろ』を観た時に全てが謎すぎてびっくりしたんだけれど、それに勝るくらい理解し難い行動が連発される映画だった。
でも愛ちゃんがとことん自分を持っているのはよい。
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どえらいお話だった。元家政婦の夫を見つけたシーンが格差社会のメッセージ性が強かったと感じて、計画によってキム家族が豪勢な生活ができるようになったのは単なる幻想で、自分の家族も元家政婦と同等で、同じ”そ>>続きを読む
”Love Sarah”という原題にかなり意味があるから、邦題が少し残念。
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終わってから何も言葉が出てこなくて、とにかく後半はやるせなくて、苦しくてしょうがなくて涙が止まらなかった。「特攻隊を見送る側」にフォーカスした映画は初めて観たかもしれない。
彰は自分の気持ちを全く話>>続きを読む
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小学生の時に『チャーリーとチョコレート工場』を観て心底ワクワクした気持ちを新たなストーリーで味わえるなんてなんて幸せなんだろうと思った。
ウォンカの印象が違うからチャリチョコとは別物と思って観たほうが>>続きを読む
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一番最後のみずきちゃんのシーという仕草で、映画の前半で彼女が堅さんに「おかえり」と言っていたのは、妻の生まれ変わりだったからだと気づいて、伏線の張り方に感動した。「おかえりじゃなくてこんにちはでしょ」>>続きを読む
ウェイドが素晴らしい。
エンバーが鉱石の上をジャンプして彼に綺麗な色を見せた時、ウェイドも自分で虹を作って見せたその行動の裏にある「彼女に綺麗なものを見せたい」と思った心が美しいと思った。
愉快愉快。フランス映画はこうでなくっちゃという感じ。エンドロールがユーモアありでとてもよい。
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松岡茉優主演だからか分からないけれど、途中まで『勝手に震えてろ』みがあってこれは何だ?って感じだった。1/3時点で、全てがしんどくて初めて途中退席しようかと思った。でも、最後の最後に本質を理解した(気>>続きを読む
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“You feel it. It’s a pain in your tummy, like a full of butterflies.”という印象的な言葉を教えてもらった後に蝶を追ったら辿り着いたの>>続きを読む
かなり面白かった。
テンポが速くてサクサク進む感じがよかった。
ラストカットに痺れる。でも登場人物が多すぎて、台詞だけで名前が出ると誰だっけ?となる。
山崎育三郎さん演じる平尾刑事のメイクが濃すぎて、>>続きを読む
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ところどころで出てくるJ-POPカバーが素敵。
主要人物みんながどこか救われない感じのビターエンドで、ずっしり重い気持ちの後味だけれどそれが嫌というわけではない。
なっちゃんとルカが再開した時、目の前>>続きを読む
如何に今自分が持っているものの尊さに気づけるか。人生の最期に観るのに適した映画な気がする。