横に長い食卓。模範的にみえる家族だって問題を抱えている。うっすら不気味な家庭教師が解決する話と思いきや、そこまで介入してこない。終始、退屈だけど最後の食事は印象的で面白かった。
重いけど受け止めるべきテーマが描かれていると感じた。糞便と海の匂いの場面がコミカルでよかった。糞は胸糞でもあるという浅考察。
ゴダールの「新世界」
変わらない日常なのに周りの人間が変にみえる。その頃、遥か上空で核爆発があったと報じられ、主人公はそれにより人間が変容したと推察する。しかし、メディアは人体に影響はないと主張。絶妙>>続きを読む
東野圭吾の変身みたいな。でも登場人物たちの心境がわかるからより辛い作品..
貧困からの水商売。それから生み出される婚外子の問題。存在が危うい市子は月子というペルソナを得るが、それらに縛られ「市子」として自由に生きられるようになった時に、それは呪縛のように纏わりついていく..
前半のつまらなさがフックになって後半一気に逆転する。その鮮やかさとテンポの良さが素晴らしい。主人公の素朴な演技が刺さりまくる。
ヘルマンヘッセの車輪の下でが思い浮かんで綺麗には終わらないんだろうと思ったけど案の定