鴨川のカモさんの映画レビュー・感想・評価

鴨川のカモ

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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

久しぶりに見直した。
首から下が麻痺して動かない金持ちフィリップと、貧しくて粗暴な(ように見える)ドリスの友情のお話。

フィリップは、彼のことを全く憐れむことなく接してくれるドリスのことを気に入る。
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.0

お酒に強い乙女が京都の長い夜を過ごす物語。
森見登美彦らしい、大真面目でも阿呆なことをやっている学生の姿が眩しい。
こんな京都の夜を過ごしてみたい。

偽電気ブランって、どんな味なんだろう。原作の小説
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

30年以上刑務所に入れられた受刑者の刑務所生活と、それを通じた人間性のお話。

有名な作品で、なんとなくのあらすじは知っていた。
刑務所での生活も、うまく立ち回って慣れれば悪くはないという描かれ方がし
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.0

自由気ままに都会に生きる女の子のお話。
村上春樹訳の小説を読んで掴みどころのない話だと感じて、
映像を見れば変わるかなと思い視聴。

映画ではホリ―の可愛らしさと奔放さがよく伝わって楽しめた。さすがオ
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スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

3.0

学校にお弁当を持ってこれない、ムンバイの小学生のお話。

はじめはなんて筋が悪くて理不尽な映画だろうと思った。
スタンリーはお弁当を持ってこられず、その理由を明かそうとしない。このことが原因でクラスで
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

ビートルズがないことにされた世界で、売れないアーティストがビートルズを歌って有名になるお話。
現代に、売れないアーティストがビートルズを歌う。時代も歌い手も関係なく、ビートルズは人の心に響く。ジャック
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

競争社会インドでの、名門大学の大学生の青春物語。コメディ。
インドの、というか現代社会での競争社会で、学長も親も同級生もみんな成功するためにいい成績を取っていい会社に就職しなければならないと思っている
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ローマ法王の休日(2011年製作の映画)

2.0

ローマ法王に選ばれたが、その重責に苛まれ町に逃げ出すというお話。
ローマの休日のパロディかなと思って観たが、そうではなく、全体としてずっしり重い。おじいちゃんがお忍びで町に出るものの、髪を切ることもア
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

4.0

公務員が大好きで、人員削減の中どんな僻地に飛ばされても公務員を辞めようとしないイタリア人のお話。典型的なイタリア人のことがよくわかるコメディ。
主人公のケッコは、一歩引いて見れば、マザコンで、何があっ
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タイピスト!(2012年製作の映画)

3.0

50年代フランスの、タイプの早打ちの大会に挑戦する少女のお話。
50年代の雰囲気がしっかりと作られている印象。男性社会であるところや、近代的で知的な女性として、タイピストが憧れの的であるところも含めて
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

キリスト教を弾圧する江戸時代の長崎に来たポルトガル人宣教師の物語。遠藤周作原作。
宗教は苦難の時代にどれほどの心の拠り所になったことか感じさせられた。同時に、宗教は苦難に遭う弱き者がいるからこそ存在で
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

夢を追う2人の、夢と恋の物語。
春、夏、秋、冬と分かりやすい展開で、ミュージカルになっているのも映画のテンポをよくしていたので、いい世界観が作られていた。
最後の「あり得たかもしれない理想の世界」は確
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

戦いも恋も何もかも最強なインド人が活躍する活劇。
ダークヒーローだとか、必ずしも主人公が正しいとは限らないだとか、そういうものは一切なく、主人公が圧倒的正義で、何も考えずに活躍を楽しめる。戦い以外にも
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.0

タイムマシーンものの青春ドタバタコメディ。大学生のサークルのノリで、それぞれが思うように行動するドタバタ感がおもしろい。男臭いSF研に対し写真部は上野樹里と真木よう子という美女2人で初めは変な感じだっ>>続きを読む

ロシアン・ドールズ(2005年製作の映画)

4.0

スパニッシュアパートメントの続編。もうすぐ30歳のXavierが様々な女性の間を揺れ動く。前作のような新天地に行くわくわく感はないけど、多文化の中で生きていること楽しさ、魅力は健在。

ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)

4.5

スパニッシュアパートメント含む3部作の最後。Xavierはどうしようもない奴で、なぜ人生はこんなにも複雑になってしまったのかと言うのだけれど、楽しさも苦しさも全部合わせて人生を楽しんでいるように見える>>続きを読む

スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

5.0

むちゃくちゃ留学したくなる映画。なんのしがらみもなく身一つで知らない土地に行って、色んな感情の中を揺れ動く。そこには心地の良い混沌があって、心から楽しいだろうなと、そう思う。