きゃしぃさんの映画レビュー・感想・評価

きゃしぃ

きゃしぃ

映画(56)
ドラマ(0)
アニメ(0)

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.5

あまりにも完璧過ぎる実写シティーハンター!!

面白い作品だけれどカンフー映画としての趣の強すぎるジャッキー版、

監督兼主演の作品愛によって完璧というしかないフィリップ・ラショーのフランス版と存在し
>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

4.3

オシャレなフランス映画の皮を被った、往年のディズニーライクなぶっ飛びコメディ作品。

「チキンが食べたい」というささやかな願が、街中を巻き込む大騒動に発展する予測不可能かつ、ジェットコースターのような
>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.3

歴代コナン映画の中でもトップクラスのぶっ飛び作品。

(以下、ストーリーのネタバレには触れないようにしましたが注意してください)


服部平次Vs怪盗キッドという、絶対にハズレがないドリームカードを切
>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.5

プロレス史に残る伝説の一家が、一族の呪いに向き合う嘘のような本当の物語。

歪ながらも仲睦まじく、親子二人三脚でチャンピオンになる夢を追う兄弟を襲うあまりにも残酷な不幸の連続は一切の誇張抜きの真実。
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

時代と世論と運命と、そして己の才能に振り回され続け、
己の偉業も功績も仲間も疑わなくてはいけなくなる、オッペンハイマーという1人の物理学者の波乱万丈の半生を、ノーラン監督の全力を持って描いた3時間。
>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.5

過去作のファンも、新規のファンも120%楽しめる最高のエンタメ映画!!

褪せてしまった色が、オリジナルメンバーの復活と新世代の登場でまた戻ってくるかのようなノスタルジー溢れる同窓会的な前作から、
>>続きを読む

俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

4.3

“存在しない友人“を本当に“作り出す“、ダークホース的な超傑作コメディ!

少年時代に作った架空の友人を、大人になっても悪用し続けて楽しんでいた幼なじみ三人組が、とある一件を切欠に誤魔化しが聞かなくな
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

色々なアニメのエグみ要素をクッタクタに混ぜ込んで、口当たり良く流された様な怪作にして傑作にして超名作。

なんてことない日常に混ざる確かな異物感、
ほんの僅かな衝撃で崩れる平和、
変人・狂人の境界が曖
>>続きを読む

劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版(1984年製作の映画)

4.2

唯一無二、絶対至高の伝説的アニメのリマスターを復活上映。

40年前とはとても思えない超作画、
完璧とも言えるまでに洗練された明快かつ王道なストーリー、
大塚周夫さん、永井一郎さんら往年の名声優達の好
>>続きを読む

ビッグフットVSメガロドン(2021年製作の映画)

1.9

ナチスに改造されたメガロドン率いるドロイド軍、ビッグフットを擁するクローン人類軍、そこに邪教信奉のエイリアンの三竦みで織りなすスペースオペラ。

既に何を言っているか分からないかと思いますが、この作品
>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.1

昨今の創作物全体における“ポリコレ“問題を、最大限の“風刺“と“皮肉“で真正面から滅多切る傑作コメディ。

妹の死、母親の認知症が原因で己のポリシーを崩してまで書いた本来であれば評価されるべきでは無い
>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.1

配信当時から好きな作品を念願の劇場で鑑賞。

天下のディズニーピクサーの安定感と安心感はそのままに、
日本のアニメ的なスピード感と緩急、
主人公達のティーンエイジャーならではのハツラツぷりはこの映画に
>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.3

新日本プロレスのグレート-O-カーン様目当てで観に行きましたが、トンでもない超良作!

完全犯罪・強請り・殺人教唆・証拠隠滅という本来なら全く別のベクトルの要素で一夏の青春ムービーに昇華させているのは
>>続きを読む

FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

4.2

ミニオン・ボスベイビー・マリオに続く、イルミネーションの新たな超傑作!

イルミネーションが今まで培った際立ったキャラクター像と、
飛行シーンを初めとした迫力満点のカメラワーク、
それでシンプルに纏め
>>続きを読む

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

4.0

ここ数年のニュージェネウルトラ映画でトップクラスの完成度!

特撮作品の劇場版でありがちな、「最強の敵」や「先輩や後輩達のゲスト参戦」、「映画限定フォーム」等のお約束とも言える要素をほとんど排除し、
>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

最後まで展開を読ませない最上級のエンタメ・スパイ映画!

スパイ物の小説家が本物のスパイに狙われてしまい…というあらすじながら、中盤から真実が明かされる度に二転三転する予測できない展開、
最初から少し
>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.2


絶対にお涙頂戴な作品にするもんか!というタイカ・ワイティティの強い信念を感じる傑作コメディ!

実際にあった米領サモアサッカーのドキュメンタリーを下にしたストーリーは、弱小チームが新任の監督のお陰で
>>続きを読む

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

4.0

間違いなくムロツヨシのキャリアハイとして代表作になる一本。

忠臣蔵というどうしても内容がヘビーになってしまう題材をもってして、
陽気かつ俗物な主人公な考証と、
陰湿かつ作中のヘイトを一手に担う吉良上
>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.8

この映画をこれから観ようとする人は、この映画がアクション映画“ではない“ことに留意して鑑賞するようにしてください!!


マダム・ウェブがスパイダーマン達を導くブレーンになる迄のオリジンを描きつつ、ソ
>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.9

絶望的陰鬱を、圧倒的な陽で跳ね返すエネルギッシュ溢れる超名作!

普通なら心が折れてしまうような状況から、生涯の親友とも言えるべき人達どの出会いがお互いの心の支えになり、
長い時間をかけ、少しづつ、そ
>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.5

相葉雅紀に事実上のサメ映画の主演をさせたといって過言ではない作品。
演出も、構成も、展開も、解決策も、ラストも、
その全てが俗に言う「サメ映画のテンプレ」て構成されており、モンスター映画を愛好する人か
>>続きを読む

ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

4.0

好きな人にはとことん刺さる、知る人ぞ知る監督の代名詞、アンドレイ・タルコフスキー監督の代表作の4Kレストア。

当然の様に配信等は絶望的、ソフトレンタルもほぼ行われないため、視聴難度がやたらタルコフス
>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.5

私達ガンダムSEEDを観ていた世代に対して最大で最高級の贈り物。

前提としてストーリーは、TVシリーズ(デスティニー最終回)から地続きの為、初見には優しくないものの、
代わりにガンダムが好きな人間の
>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.2

今まで人生で観てきた漫画実写化作品の中で一番の作品かもしれない。

当然のようにキャラクターの再現度は完璧、
現地の壮大で雄大な自然を使った特大スケール、
RE:BORNの下村勇二によるアクション、
>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.9

タイトルと先入観に惑わされてはいけない、めちゃくちゃ手堅い一本。

サメやらワニやらカブトガニやらのB級系モンスターパニック映画かと思っていたら、
「家族」をテーマに、コカインをキメた熊の周りで起こる
>>続きを読む

パペットシャーク(2022年製作の映画)

1.4

可愛げのある見た目に反して中身は相当にストロングスタイルなZ級サメ映画。

サメに関するエピソードをオムニバス的に少年達が語る…という作り方なのだが、その内容全てがパペットだとか、サメとか関係なしに虚
>>続きを読む

ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.0

長い事探していたソフト版を購入できたので再視聴(以前に視聴済)。

小さなプロレス団体を経営してる家族の末っ子がプロレス業界、そして世界で最大のエンタメ産業であるWWEで成り上がる、という実際にあった
>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.3

なんていうか…色々とモヤモヤしてしまう映画。


何と言っても、時間が足らなすぎる!!
魅力的なヴィラン、
100年分のオマージュ・小ネタの数々、
引き込まれる楽曲、
願いを管理するという舞台背景や設
>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.6

テレビアニメシリーズの劇場アニメってこうあるべきなんじゃないのかなと。

予め断ると、自分は原作をアニメ含めて未履修で、付き添いの形で鑑賞したのですが、
この映画は、そんなミリしらの人間にでも楽しめる
>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

続編作品として完璧過ぎる、ジェームズ・ワンお得意のアクションと原作へのリスペクトで固められたスーパーエンタメ作品。

往年の古き良きヒーロー映画のような明活さと、
地球狭しと飛び回る、アドベンチャー映
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

ヤクザを題材にした作品でここまでポップに描けるのは非常に稀。

ねっとりとした底の知れなさ、恐ろしさと同時に憎みきれない優しさを出し切った綾野剛の演技はまさに怪演という言葉がふさわしく、
ヤクザを恐ろ
>>続きを読む

インクレディブル・バルク(2012年製作の映画)

3.0

すべての要素が底辺すぎて逆に面白くなってしまった、存在自体がバグみたいな作品。

低予算を言い訳に、制作陣がまともな映像を作ろうとしていない為、
全編フルハメ込背景にも関わらず、イマドキの学生であれば
>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.5

思考を放棄出来るアクション映画としてあるべき姿。

小難しいストーリーなぞ無いに等しく、何も考えずただただ凄いアクションで、むかつく悪党共と一緒にストレスも吹き飛ばしてくれる一本。

ステイサムは勿論
>>続きを読む

香港国際警察/NEW POLICE STORY(2004年製作の映画)

4.3

個人的ジャッキーのベスト映画。

ジャッキーはその作品数と多様さから「どの時代のジャッキーが好きか」で論争になるのはよくある話ですが、円熟し始めた演技力と、未だ衰えぬアクションのバランスが絶妙な00年
>>続きを読む

>|