あぶかんやさんの映画レビュー・感想・評価

あぶかんや

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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.8

冒頭は新喜劇でも見ているような気分だった。
いびつな愛や組織や社会という構図の中、母娘がちゃんと一筋の真っ直ぐな光であり、安堵した。
まったく存じ上げなかったが母娘役とも微妙なニュアンスがとても上手。
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悪女(2023年製作の映画)

3.5

感性がある以上ルッキズムを全否定するのは難しいなと

雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

4.2

さて某監督の娘は例外なく私を不快にしてくれたが、男の子たちのわちゃわちゃ感が微笑ましい。
小さな社会で、持ち得るキャパで環境やカーストを飲み込み消化する。これが成長の一端なのだと妙に納得。
皆揃って幸
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.2

カタルシスというには移入しすぎだろうか。
正統派で面白かった。

ドイ・ボーイ:路地裏の僕ら(2023年製作の映画)

2.7

島国育ちのタイ好きには目を背けたくなる現実だった。
尻なんぞ見たくもなかったし。

昨今の我が国の住みにくさを鑑みれば
どうぞ自国の心配を、と微笑まれてしまう気がして
非常に後味の悪さが残った。

漁村の幽霊 パクさん、出張す(2012年製作の映画)

2.2

ドタバタがすぎる。
心をかき乱されることのない顔面偏差とストーリー展開は
コメディとして面白い。
ただ根底にどうしても受け付けない不快感が残る。

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.0

因果応報
一度きちんと入院でもしたほうがよろしいのでは。
忌み嫌う愛すべきクズの父親のようにもなれず
大澤誉志幸に謝ってほしい
途方に暮れていいのはお前じゃない。

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.3

情熱、仲間、愛
料理、景色そして光。
先人へのリスペクトも。
すべてがバランスよく素敵だった。

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

4.0

ウド・キア、B-52’s、リヴァー・フェニックス
私の中で点が繋がった作品。

ネクロマンサー 魔界大戦(2019年製作の映画)

3.5

いろいろあるのでしょうが
まあ目を瞑り😊です。

複雑なストーリーでないので暇つぶしにはぴったり。

ザ・マーダラー 〜殺人犯は誰だ!?〜(2023年製作の映画)

3.8

白人コンプ、うっかり殺人
もはやコメディでしかない
だからBL以外のタイ作品はやめられない。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.3

土屋太鳳の押しつけがましさを
ベテラン勢が薄めてくれて
大規模な時効警察でした。
ゆるい寒さ嫌いじゃないので次作も期待します。

ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)

2.8

まったくもって1つも君のせいじゃない。
駿河太郎よその子無実。もっとちゃんと調べておくれ。
オダギリジョー吐血しなくていいよ、子どもたちのためのワンクッション置かなくても大丈夫。
仲野太賀自然体に見せ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

2.8

理不尽が理不尽を纏い、世に放たれている。現実も大差ないのだろうが。
期待した稲中要素はムロツヨシがほどよく演じてくれていた。
森田のような人間と関わらずにいたいと思うが、できるならゲームをしていたあの
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

仲良しグループでドタバタ楽しい映画を撮ってみました、という感じ。日本へ抱くイメージとのギャップは、時代を経てもなかなか埋まらないものですね。今までの真田広之の葛藤はきっと計り知れないと危惧しつつ、充分>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.2

かつて心が折れそうなとき会いに来た娘がいたのだろうか。
考えるまでもない答えは否だ。現実は厳しい。
そんな束の間の夢を見せてもらったような気がした。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

トラボルタの魅力を初めて理解できた映画。不良中年の日常をコミカルに切り取っているだけなのだが、おしゃれ感が秀逸。

スワンソング(2021年製作の映画)

4.8

久しぶりに出会えて嬉しい映画。随所で目頭が熱くなる。自分好みではあるが是非おすすめしたい1本

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.8

ブラッドピットの無駄使いと サンドラブロックのコメディエンヌっぷりが心地よかった。ロマンス要素がかえって邪魔。ハリー色を払拭するにはまだまだ足りないかな

タコゲーム(2022年製作の映画)

2.3

1話完結の胸糞ドラマのようだった。イカゲームを観ていないが、不思議とここにお国柄を足せばおのずと延長線上に見えてくる。何も残らない加減は期待通り。

ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

1.8

世界観はなんとか表現できている、が腹立たしさと悲しさをも感じた。
原作好きには苦痛でしかなかった。辛うじて神木君の四月一日役に1.8。
ドラマの方も見たいと思ったが、キャスティングを見て他の意味で悲し
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.3

自分は真摯に向き合えるかと問い続けながら鑑賞した。
完全な自由意志でなく
そう選択せざるを得ない社会の不条理に気が沈んだ。
考えさせられるテーマだ、と言えばそれまでだが
そんな薄っぺらい感想を述べるこ
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