きくちさんの映画レビュー・感想・評価

きくち

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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.6

「愛」「時間」「死」
 この三つの抽象概念をただの擬人化ではなく、舞台俳優に演じさせるというアイデアは面白かった。
 さらに、主人公のハワードを救おうとする周りの三人にもそれぞれ上のひとつが悩みとして
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.9

動物たちの生ライブを見たような感じ。
それぞれのキャラクターに葛藤があり、それへの気持ちや想いが最後のライブに込められていた。
その気持ちのこもった歌が、ライブならでは熱と生な感じを作り出していて、臨
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

本編終了後、前にいた男子高生が「マジか」と、前のめりで思わずもらしてしまうラスト。
上石さんのコメントにあった「儚く」の意味が分かった。
花火のように一瞬煌めくけれど、すぐ消えてしまうような儚さ。
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愚行録(2017年製作の映画)

3.8

満島さん見たさに行きました。流石、感情表現など演技が素晴らしかった。

他の方のコメントにもあったように、人が持つ醜さ、苦味のようなものを痛感する。
その苦味がリアルに描かれていたから、登場人物の言動
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.0

ラブロマンスかと思いきや、結構サスペンス要素も入っているんですね。
ゴーストの主人公サムは、普通にはモリーに介入できないところがいい。
くーっ、もどかしい。
サムと観客にしか知らない状況を作りだすこと
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.7

『第三の男』同様、2000年代前の映画は勉強不足で、みんなが評価しているほどすごいとはならなかったけど、こちらの方が面白さは分かった。
今でも通じる濃厚な恋愛映画で、先が気になる展開。
あと、最後が超
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第三の男(1949年製作の映画)

3.7

2000年代の映画の方が圧倒的に観ているので、みんなが評価しているほどすごいとはならなかった。
ただ、後で解説などを読んで、いかに自分が無知なのかを知りました 笑。

他の方が仰っているように、思い返
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.8

どっち、どっち、どっち!
スパイなのか、そうでないのか。
この愛は本物か、偽りか。
そもそも、あなたは……

ラブロマンスよりサスペンスの方が強めだった。
最後の最後までマリアンヌの真意が読めない。
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.2

それほど奇妙ではないかも。
やたら絵面がグロかっただけ。
原作の『ハヤブサが守る家』の方がしっくりくる。

個人的には、頭の後ろに口がある女の子と目がシアターの子はいなくてもいいような 笑。
ただし、
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ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

3.5

二人とも頑固 笑。
でも、それを音楽が変えたように思えた。
ディズニーのような夢溢れるファンタジーを嫌い、ミュージカルなんてありえないと断言。
しかし、一緒に制作していくなかで、作曲中の曲を聴いている
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激突!(1971年製作の映画)

3.8

怖い。トラック怖い。もうトラック追い越せない。
そのトラックの恐怖を演出しているのが音。
走行音とクラクションを迫りくる恐怖の音として印象付けることで、その音がするだけで恐怖を煽ったり、緊張感を出して
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.8

戦闘シーンがめっさかっこいい!
建造物の形を変えたり、重力を変えたりと、建物を使った魔法バトルの迫力がすごい。
魔法発動のポーズなどもまた男の心をくすぐる。

エフェクターさんもいつもより多く、画面の
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.8

一体なにを信じるのか。
神か。司祭か。目の前の事実か。
自分の信じていたものはなんなのか。

特にどこかの宗教に入ってる訳でもないのであまり言及しないけれど、
信仰によって救われるのも事実ならば、それ
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.6

『エクス・マキナ』鑑賞後でこれを観たけれど、衰えない。
この時代からロボットに関する考え方は変わっていないのかな。
というより、この時代でここまで考えられたのがすごいのか。

ただ、SWもそうだけれど
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

エクス・マキナ=機械仕掛けの神。そしてエヴァ。
なるほど。
これは設定から世界観まで非常に緻密に作られた映画。

人間が新しい人間を作り出した。

神話を知っていればもっと別の見方ができたかもしれない
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

2016/12中旬
スネークのような伝説の男がいたなんて。
不謹慎かもしれないけど、かっこいい。
それはこの映画もそうれだれど、彼の生き様は漢だった。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.9

2017/01/11

画面の迫力が半端ない!!
本当の物を撮ったような。
画面と演出ありきの面白さだと思う。
これはスクリーンで観ないといけない映画。

 思ったより主人公たちの戦闘シーン(見せ場)
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.7

2016/11

魔法動物が個性的で愛着がわき、かわいい。女性のリピーターがいるというのも納得。
ハリポタにはなかった、大人の魔法使いの視点がまた新たな魔法世界を垣間見ることができておもしろかった。
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.9

2016年 12/16
やっぱり、人が一番怖い!笑。
少し相手に同情したこの気持ちを返してほしい。

嫌な印象が残るホラーでした。
全てが現実的で怪奇現象などのホラーはないけれど、家の中で振り返るのが
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.4

2016年 12/8日
『君の名は。』とはまた違うおもしろさのアニメでした。
この作品もまた、アニメ(絵)だからこそ際立つ演出ではないかと。


戦争の悲惨さを伝えるのも副題であるけれど、主題はその過
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.7

11/7鑑賞

これが現実なのでしょうか。

多少『虐殺器官』のような主人公が翻ることを期待していたけれど、そういうのはなく思ったよりダークな感じではなく、派手さもなかった。

しかし、過剰演出でない
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ルーム(2015年製作の映画)

4.3

11/7鑑賞

心の動きが緻密に描かれていたと思います。

外を知ってるけれども隠し、出ることを望む母と、外を知らずここが世界だと思っている息子。

真実を知った息子は戸惑いながらも外を受け入れ、新し
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.6

11/7日鑑賞
(映画を数本一気に見たため、所々曖昧かも)
普通の人が目覚めて徐々に狂気になっていくのかなと思っていたけれど、最初から少しネジが外れていた人が、さらに外れていくという感じだった。
『s
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.7

奇麗な物語、映像だなー。

小説を読んでいるような気分になるのはキャラクターの心情を表情や行動でなく、モノローグを使って表しているからだろうか。
これを普通のアニメでやったら飽きると思うけれど、繊細な
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何者(2016年製作の映画)

3.8

確かに、観る人によっては辛い映画かもしれへん(笑)
(原作は未読)

様々な心情を持つ「就活生」という人間が絡み合うことによってドラマが展開していく作品。上手くいかない就活により次第に心が廃れたり、心
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

すごいなー。大きな盛り上がりもないのに、最後まで見入ってしまった。
ノンフィクションは事実があり、それを伝えなければならないから、変に時系列を変えたり、劇的な演出をしたりということが容易ではないはず。
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.4

なるほど、視聴者自身がミスディレクションされてた訳ですね。
こういう展開好き。作品全部を通して、エンターテイメントみたいな感じ。

ただ、『スティング』のような大どんでん返しを食らったような感じはない
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.1

「sky」と付いているだけあって、車が飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ。
高級車が次々空を舞うし、ぶっ壊れる。贅沢やなー。
今回も男性が喜ぶ、ど派手なカーアクションでした。

物語はラストを除けば、前作、前々作より深
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.7

肩の力を抜いて観れるエンターテイメント作品。

冒頭から素晴らしい展開で、釘付けになりました(笑)
悪人っぽいけれど、歴としたプロカメラマンでもあり、一瞬を撮るために良くも悪くも全力を尽くす。
普段人
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.6

初めての鑑賞。

最後のロッキーとアポロとの対戦になるまでは、正直だれました。特に大きな動きがあるわけでもなく。
しかし、その長い時間を使いロッキーの再起のとエイドリアンとの恋愛を描いたドラマがあった
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.5

中盤辺りに実戦訓練みたいな感じで一度戦闘がほしかった。
各キャラクターがどれほど強く、狂っているのか。
それがなかったら、デットプールのようなクレイジーでぶっ飛んでて、テンション上がるような爽快感もな
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ペット(2016年製作の映画)

3.3

友達は笑っていたけれど、自分はクスクス程度。
面白かったけれど、それ以上も以下もない。
各ペットの設定は良かったとかなと。

怒り(2016年製作の映画)

4.3

中々人には共感してもらえないものを持つ人たち。
そんな自分を受け入れてくれるような人。
信じ合いたいけど、自分の持つものが特殊なために、全部は心が開けず底から相手を信じきれない。
その疑心がズレを生む
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

入れ替え+タイムループ?(+パラレルワールド?)の組み合わせがが新しく、新鮮な恋愛ものでした。
それに加え、アイテムや場所の使い方が本当に上手くて、上の要素と組み合わさることで、繋がりやすれ違いの演出
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